家庭内別居をしたいという夫婦は年々増加傾向にあると言われています。

ですが、すでに子供がいる場合には、子供への影響を考える必要がでてきます。

子供が悲しむ姿は見たくないですよね。

そこで、今回は家庭内別居が子供に与える影響としてありがちなのを
ピックアップしてみました。

家庭内別居が子供に与える影響

家庭内別居が子供に与える影響には以下のような点が挙げられます。

・コミュニケーション能力が育たない
・いじめにつながりやすい
・他人の家庭がうらやましくなる
・自分を責めるようになる
・人の顔色を窺うようになる・本音がいえない
・引きこもりになる
・体調不良になる

家庭内別居が子供に与える影響:コミュニケーション能力が育たない

子どもは親の真似をして、色々なことを覚えて成長していきます。

なので、言葉や会話も、親と会話することや両親の会話を聞くことで習得します。

一方で、両親が家庭内別居をしている家庭で育った子どもは、会話を聞く機会自体が少なくなります。

すると、どのように自分の気持ちを伝えればいいのか分からなかったり、相手の言うことが理解できなかったりしてしまう可能性が出て来ます。

また、両親が荒い言葉ばかり使って喧嘩しているのを聞くことが多い子どもは、自然と言葉遣いが荒くなってしまいます。

その結果、相手を無意識のうちに傷つけてしまうことなどに繋がっていきます。

ほかにも、家庭内別居中の家庭では楽しい会話を聞く機会が少ないので、冗談が通じなかったりしてしまうケースもみられます。

このように、両親が家庭内別居中の子どもは、相手とコミュニケーションをとる中で、最も大切なことの1つである会話ができなくなってしまう可能性が高くなります。

さらに、両親が家庭内別居をしている家庭では、家で楽しく笑ったりふざけあったりすることが、少ないというケースもあります。

すると、そういった家庭で育った子どもは、楽しい気持ちや嬉しい気持ちを表情に出すことができないということもあります。

なので、表情でも相手に気持ちが上手く伝わらず、コミュニケーションがとれないという事態に陥ってしまう危険性が出てきます。

家庭内別居が子供に与える影響:いじめにつながりやすい

両親が家庭内別居中の子どもは、学校などでいじめに関わることになってしまう可能性が高いです。

いじめに関わるとは、被害者になるというだけでなく、加害者になる可能性もないとはいいきれません。

まず、両親の家庭内別居を理由に、いじめの被害者になってしまうケースが見られます。

子どものいじめというものは、『みんなと違った部分がある』というだけで、すぐに発生してしまいます。

そこで、『両親が家庭内別居をしている』ということは、『家族なのに仲が良くない』と捉えられ、いじめの対象になりやすいといえるでしょう。

また、両親が家庭内別居をしているせいで、子どもの性格や発達に影響が出てしまい、他人と上手く付き合えなくなることで、周囲から浮いていじめられるというケースもあります。

一方で、両親が家庭内別居をしている子どもが、いじめの加害者になってしまう可能性もあります。

その原因としてまず考えられるのは、家庭でのストレスを学校など他の場所で発散しているということです。

さらに、他人を傷つけたり蔑んだりすることで、「自分は不幸じゃない。自分は強いんだ。」と自己顕示欲を満たそうとする子どももいます。

どちらも、家庭でのストレスを他人にぶつけることで、自分のストレスを解決させようと、子どもがもがいている結果だと考えられます。

家庭内別居が子供に与える影響:他人の家庭がうらやましくなる

両親が家庭内別居をしている家庭は、子どもが帰りたくない家庭になってしまっていることがほとんどです。

なぜなら、家に帰っても両親は口をきかず、楽しい雰囲気ではないことは、年齢が低い子どもでも分かっているからです。

すると、子どもは友達の家に遊びに行くことが多くなっていきます。

そして、友達の家に遊びに行った子どもは、両親が仲良く一緒に過ごしていて、幸せそうな友達の家庭を目の当たりにします。

両親が家庭内別居をしている子どもにとっては、とても辛く残酷な現実を突きつけられてしまいます。

その結果、自然と「どうして私の家は楽しくないんだろう」「◯◯君の家の子に生まれたかった」と思ってしまう可能性が高くなります。

さらに、幸せそうな友達が羨ましいという感情から、嫉妬心へ変わってしまうケースもみられます。

嫉妬心を抱いてしまうと、幸せそうな友達が憎く見えてしまったり、友達が不幸になるように願ったりしてしまうようになる危険性があります。

このように、家庭内別居は子どもの性格や感情へも、大きな影響を与える可能性はないとは言い切れなくなります。

家庭内別居が子供に与える影響:自分を責めるようになる

純粋で両親のことが大好きな子どもは、両親が仲良く笑っていることを望んでいます。

なので、両親が笑顔になるように、「わたしがなんとかしなくちゃ」と考えるようになります。

たとえば、「わたしが良い子なら」「ぼくが勉強がんばったら」など、自分が頑張ることで、両親を笑顔にしようとします。

しかし、家庭内別居の原因は夫婦間の関係の悪化によるものが多いため、子どもの努力では、なかなか両親の関係は良くなりません。

すると、子どもは自分の無力さを感じてしまい、「わたしが何もできないから両親は仲が悪い」と考えてしまう可能性が出てきます。

さらに、両親が子どものことで喧嘩をしているのを見てしまった子どもは、より自分を責めてしまう危険性が高くなります。

特に、子どもが失敗したことや、子どもができないことなどについて喧嘩していると、子どもは自分に責任があると思い込んでしまいます。

その結果、子どもは自分を責めてしまい、最悪の場合、「自分がいなければ両親は仲が良くなるのでは」という悲しい考え方をしてしまう可能性も出てきてしまいます。

このように、両親の都合で家庭内別居をしていたとしても、子どもにこのような辛い責任感を感じさせてしまう恐れがあります。

家庭内別居が子供に与える影響:人の顔色を窺うようになる・本音がいえない

家庭内別居中の家庭は常にピリピリとした雰囲気であることが多いです。

すると、子どもも両親の雰囲気に敏感になります。

できる限り両親には笑顔でいてほしいと願っている子どもは、両親を怒らせないように、常に気を遣ってしまいます。

また、両親が機嫌が悪いと察知したときは、なんとか機嫌を良くしようと、子どもなりに考えて両親に接するようになります。

このように、子どもが両親の顔色を伺っているということは、本来、気の休まる場所である自分の家が、常に気を張りながら生活しなくてはいけない場所になってしまいます。

そして、家で常に気を張り、両親の顔色を気にしている子どもは、おのずと家以外の場所でも同じように、他人の顔色を気にしすぎる性格になってしまう可能性が高くなります。

また、両親の機嫌を常に気にして生活している子どもは、自分の考えや、やりたいことなどを主張することが苦手になることがあります。

その原因として、家で両親に自分の事を話すタイミングがなかったり、話しても聞いてもらえなかったりといったように、子どもにとっては酷な状況が続いていることが考えられます。

その結果、自分の話ができなかったり、本音で話す事を恐れてしまう子どもになってしまいます。

家庭内別居中の夫婦の中には、「子どもに対しては普通に接している」という人もいるでしょう。

しかし、子どもは両親の様子を注意深く見ています。

なので、両親の様子が普段と違うということはすぐに気づいてしまいます。

このように、子どもが両親の顔色を伺いながら生活をしている可能性があるということを、家庭内別居中の夫婦は忘れてはいけません。

家庭内別居が子供に与える影響:引きこもりになる。

他人と上手くコミュニケーションがとれなかったり、いじめられたり、両親のことが嫌になってしまったりした子どもは、自分の殻に閉じこもってしまう可能性が高くなります。

自分の殻に閉じこもる背景には、自分を認めてもらえないもどかしさや寂しさ、他人への不信感などがあげられます。

その結果、自分の部屋から出ないで、ひきこもりという状態になってしまいます。

今の時代、インターネットなどを通じて、さまざまなことをすることができてしまいますよね。

その中には、匿名の掲示板などで自分をさらけ出せる場や、自分と同じ状況の人と意見交換できる場などがあります。

そこで、自分の家族や周囲の人に聞いてもらえなかった話や、認めてもらえなかった自分の意見を聞いてもらえる場を見つけると、なかなかひきこもりの状態を抜け出せなくなります。

自分が一番気が休まる場を、インターネット世界に見つけることは、適度であれば良いことですが、行きすぎると、一生インターネットの世界にのめり込んでしまう恐れもあります。

そのような状況を避けるためには、子どもの変化にいち早く両親が気付く必要があります。

子どもは急にひきこもるのではなく、何かしらのSOSサインを出していることが多く見られます。

そのサインを見逃さないためには、両親がいがみ合うのではなく、子どもをしっかりと見つめることが必要になります。

家庭内別居が子供に与える影響:体調不良になる。

両親が家庭内別居をしていることで、子どもに過度なストレスが溜まり、体調への影響が出てしまうことがあります。

子どもはとても敏感で繊細です。

なので、両親が常に機嫌が悪いなど、ストレスとなることが溜まってしまうと、徐々に身体からSOSサインが出てくるようになります。

たとえば、腹痛や頭痛、食欲低下や吐き気などが挙げられます。

このような症状は、自律神経の乱れによって起こると言われています。

大人だったら、自分の体調が悪い原因を考え、病院に行ったり療養したりするなどして対策ができます。

ですが、子どもは自分の体調が悪い原因が分からなかったり、上手く症状を伝えられなかったりして、症状の原因にたどり着くことがなかなか難しいです。

さらに、家庭の状況が悪い状態の子どもは、一番頼りたい存在である両親に頼ることが難しい場合があります。

すると、自分の体調不良を伝えられず我慢を続けてしまい、急に倒れてしまうなど重度な体調不良になってしまう恐れが出てきます。

このように、子どもへのストレスは、子どもの体調へも影響してくる可能性があるということを知っておく必要があります。

そして、子どもが「お腹がいたい」などと訴えてきたときは、真っ向から否定せず、真剣に話を聞く姿勢を意識することが大切です。

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