浮気調査はプロの探偵に浮気の事実を確かめてもらう手段ですが、浮気が事実だったときには言い逃れのできない証拠をしっかりと確保してもらえますので浮気された側が唯一、浮気した側に対して対抗できる手段です。

ですが、このように浮気された側の頼みの綱である浮気調査を悪用したがる人たちがいます。それが悪徳探偵です。ここでは悪徳探偵がどのような手口でだまそうとしてくるのか、
トラブルの実態と合わせてご紹介していきます。

悪徳探偵の手口とトラブルの実態

悪徳探偵の手口や特徴さらにトラブルの実態は大まかに以下のように分けられます。

・イメージ戦略の実態
・事務所の実態
・契約の手口の実態
・料金トラブルの実態
・調査業務の実態

悪徳探偵の特徴や手口:イメージ戦略の実態

悪徳探偵がよく使うイメージ戦略の実態は以下の通りです。

・100%を謳う誇大広告を行っている
・他社の探偵事務所を悪く言う・他社の批判する

悪徳探偵の特徴や手口:100%を謳う誇大広告を行っている

依頼人のことを騙して高額の報酬を要求するような悪徳探偵は、調査が100%成功することを謳う誇大広告を行なっているケースが多いです。

たとえば、浮気調査で『過去の依頼は100%成功』とか『100%の自信があるから完全成功報酬制』というような誇大広告を行なっている悪徳探偵は、調査対象者が浮気をしていないにもかかわらず、いかにも浮気しているかのように依頼人に報告をしたことを成功として結果におさめています。

ですので、100%を謳う誇大広告を行なっている探偵社は、虚偽の報告をしてきたり適当な調査をして報告書には成功という結果をしっかりと書類として作ったりしている可能性が非常に高いです。

悪徳探偵の特徴や手口:他社の探偵事務所を悪く言う・他社の批判する

他社の探偵事務所のことを悪くいう行為は、依頼人に自分の探偵社に依頼させるための手口であるケースが多いです。

特に、どこの探偵社のことも悪く言う探偵社は、無理やり自分の探偵社に依頼をさせようとしています。

また、特定の探偵社について批判をするような探偵社は、その探偵社に対してライバル意識を持っている可能性が高いです。

ですので、他の探偵社に対して批判しかしないような探偵社は、あまり信用してはいけません。

ただし、『あっちは刑事事件専門の探偵社だから浮気調査をしたいあなたにはオススメできない』というような言い方をしてくれる探偵社でしたら、オススメしない理由が明確ですので、安心できる探偵社と言えるでしょう。

悪徳探偵の特徴や手口:事務所の実態

悪徳探偵にありがちな事務所の実態は以下の通りです。

・探偵業の届け出をしていない
・所在地が書かれていない・所在地がはっきりしない・架空の住所を記載している
・喫茶店やファミレスで見積もりを行う・事務所で面談できない ・出張面談を勧める
・入金後に連絡がとれなくなる
・過去に行政処分を受けている

悪徳探偵の特徴や手口:探偵業の届け出をしていない

探偵業の届け出をしていない個人の探偵は、悪徳探偵の代表的な特徴です。

と言いますのも、探偵業の届け出をしていないということは、簡単に言いますと、探偵業はその探偵の趣味のようなものだと言えます。

ですので、探偵としての専門的な知識や追跡などの技術があるかどうかは、かなり怪しいところです。

また、そもそも探偵業の届け出をしていない人が調査依頼を受けて、対象者を尾行するなどして証拠を手に入れようとすることは、ストーカーや盗撮などの犯罪的な行為につながってしまうことも大いに考えられます。

ですので、極端に従業員が少なかったり事務所を構えていなかったりする探偵は探偵業の届け出をしていない可能性が高いですのでオススメできません。

悪徳探偵の特徴や手口:所在地が書かれていない・所在地がはっきりしない・架空の住所を記載している

探偵にもらった名刺に所在地が書かれていなかったり、架空の住所が記載されていたりする場合は、かなりの確率でその探偵は悪徳探偵であると考えられます。

と言いますのも、探偵業の届け出をして営業許可を取るためには、現存する住所に事務所を構えている必要があります。

ですので、架空の住所を勝手に使用していたり所在地を書いていない名刺を配ったりしているような探偵は、探偵業の許可を得ていない探偵である可能性が高いです。

また、住所はしっかりと記載をされているけれども一度もその事務所で話をしたことがなく、ほとんどの場合が喫茶店などでの待ち合わせだったりしますと、事務所は営業許可を得るためだけに住所を登録した可能性もあります。

悪徳探偵の特徴や手口:喫茶店やファミレスで見積もりを行う・事務所で面談できない ・出張面談を勧める

喫茶店やファミレスで見積もりをおこなったり、事務所に訪れることをなかなかさせてくれなかったりする探偵社は、悪徳探偵である可能性が高いです。

また、たとえ探偵事務所の住所が家から近いところだったとしましても、出張面談を勧めてくるような探偵社も悪徳探偵であることを疑う必要があります。

なぜならば、このように探偵事務所を訪れることを避ける探偵社は、そもそも事務所がなかったり、あったとしても探偵事務所と謳うには程遠いようなデスクしかないような部屋だったりするために、依頼人を呼べないと考えられるからです。

つまり、事務所に依頼人を呼ばない探偵社は、事務所に依頼人が訪れると困ることがあると考えるのが自然でしょう。

悪徳探偵の特徴や手口:入金後に連絡がとれなくなる

調査費用を銀行振り込みと指定しておいて、その費用を入金後に探偵社と連絡が取れなくなった際には確実にその探偵社は悪徳探偵だと言えます。

また、このような手段で依頼人から調査費用の支払いをさせる悪徳探偵は、多くの場合が料金を前払いとしているケースが多いです。

そして、依頼人が振り込みをしたことを確認しますと急に連絡を断つことはもちろん、事務所がある場所として教えていた住所も架空のものにしておいて、その住所を訪ねてきたとしましても、もぬけの殻という状況を作っておきます。

ですので、必ずしも悪徳探偵とは言えませんが、調査費用が全額前払いで支払い方法が銀行振り込みという形をとっている探偵社には注意が必要です。

悪徳探偵の特徴や手口:過去に行政処分を受けている

過去に行政処分を受けている経験がある探偵社は、悪徳探偵であることが多いです。

と言いますのも、過去の行政処分に関しても悪徳行為が原因である可能性は高いです。

また、行政処分を受けた経験がある探偵社に対しては、その事実を知っている依頼人からしますと依頼をすることはまずないでしょう。

ですので、過去に行政処分を受けた経験がある探偵社に対しては極力、依頼をしないことが賢明ですが普段、探偵について携わることができない一般人からしますと、なかなか見ただけでそのようなことを見抜くことは難しいです。

そこで、調査を依頼する際には数社に見積もりをとった上で、その見積もりを取った探偵社について他の探偵社にさりげなく話を聞いてみるなど様子を探ってみると良いでしょう。

悪徳探偵の特徴や手口:契約の手口の実態

悪徳探偵の契約の手口の実態は以下の通りです。

・契約を強引にせまる・契約のために借金をすすめてくる
・契約書を交わそうとしない・領収書を発行しない

悪徳探偵の特徴や手口:契約を強引にせまる・契約のために借金をすすめてくる

探偵に調査依頼をすることは、どのような調査だったとしましても数十万円クラスの結構な金額になることが予想されます。

ですので、軽い気持ちで浮気調査の見積もりをとってはみたけれども、費用が高すぎて依頼をやめたという人も少なくありません。

しかし、悪徳探偵の中には依頼人の不安を極度にあおって強引に契約をさせようとしてくる探偵社もあります。

さらに、費用の件で契約を断ろうとしますと、良い金融屋があると言って契約をするために借金をすることをすすめてくるような探偵社もあります。

このような探偵社は悪徳探偵といって、まず間違いないですし紹介される金融屋も闇金や暴力団関係であることが多いですので、決してかかわってはいけません。

悪徳探偵の特徴や手口:契約書を交わそうとしない・領収書を発行しない

探偵社によって契約内容は異なりますので、その探偵社によって個々に契約書というものは作っているはずです。

しかし、この契約書の内容を依頼人に確認することもせずに、契約書を交わそうともしない探偵社は、悪徳探偵である可能性が高いです。

また、調査費用を支払った際に領収書を発行してくれない場合もまた、悪徳探偵である特徴の1つです。

と言いますのも、もともと依頼人を騙そうと思って契約を進める探偵社は、知られては困るような契約をしようとしている際には、そもそも契約書を作らないことで相手に虚偽の契約がバレないようにしています。

また、領収書を発行せずに虚偽の収支報告をして、脱税をしようとしている探偵社もあります。

悪徳探偵の特徴や手口:料金トラブルの実態

悪徳探偵の料金トラブルの手口や実態は以下の通りです。

・成功報酬制
・法外な料金設定を請求してくる
・調査を中止することができない
・調査期間を延長してくる

悪徳探偵の特徴や手口:成功報酬制

成功報酬制とは、依頼人が持ち込んだ調査案件に対して、調査が成功した時のみ依頼人に調査費用を請求して、もし失敗した際には支払いはなしという形をとる、非常に合理的に見えるシステムです。

しかし、そもそも探偵の調査は何をもって成功かという線引きが難しいです。

ですので、探偵社が成功と言っていても、依頼人は満足をしていないケースもありますので、成功報酬制はトラブルが起きやすいシステムとも言えます。

そして、この線引きが難しいグレーゾーンを利用して、大した調査もしていないにもかかわらず、適当な調査報告書をまとめていかにも調査が成功したかのように装い、多額の調査費用を成功報酬として請求額するのが、悪徳探偵の手口ですので注意が必要です。

悪徳探偵の特徴や手口:法外な料金設定を請求してくる

探偵に調査依頼を依頼しますと、結構な金額の費用がかかってしまうケースが多いです。

と言いますのも、探偵には専門的な知識や技術が必要ですし、調査対象者から片時も目を離すことができないという緊張感や、夜間の張り込みなどがあることからも、費用がかさんでしまうことは仕方がありません。

しかし、依頼人が探偵のことについてあまり詳しくないことを利用して法外な料金設定を請求してくる悪徳探偵もいますので、探偵に調査を依頼する際には注意が必要です。

ですので、探偵に調査を依頼する際には1つの探偵社だけではなく、大手事務所や信頼できそうな個人事務所など、何社かに同じ内容で相談をして見積もりをとって比較しますと、あからさまに高額な悪徳探偵にいち早く気づくことができるでしょう。

通常の浮気調査料金では、よほど調査が難しい案件でない限り15万円~60万円の範囲でおさまることが多いので、他社と比較して1社だけが100万円を超えてしまう場合には、その会社が悪徳探偵である可能性がでてきますので、注意が必要です。

悪徳探偵の特徴や手口:調査を中止することができない

探偵社に調査を依頼してみたものの、時には途中で調査の中止をしたいと思う場合もあります。

たとえば、浮気調査の際に最初は意気込んで調査依頼をしたけれど、いざ本格的な調査が始まると真実を知ることが怖くなってしまって、調査をやめたいと思う方もいらっしゃいます。

そして、このような調査の中断は、依頼人の意思を尊重すべき部分ですので、探偵社は基本的には依頼人が調査の中止を申し出ましたら、ある程度の説得はするかもしれませんが、最終決断は依頼人に託します。

ですが、悪徳探偵のケースでは『一度、調査を始めてしまうと中止をすることはできない』というような言い方をして、依頼人が望まない調査を続けて請求額だけを吊り上げていく傾向がありますので注意が必要です。

悪徳探偵の特徴や手口:調査期間を延長してくる

依頼人が持ち込んだ依頼内容によっては、調査期間を延長する必要があると判断して、探偵社から依頼人にその意向を伝えるために相談してくるケースは少なくありません。

しかし、悪徳探偵は延長をする必要もないような簡単な調査で終わる事案も、依頼人が調査について無知なことをいいことに上手に言いくるめて、調査期間を延長させようとしてきます。

そして、探偵社から延長の話を持ちかけられますと、依頼人は真実を知りたいという気持ちから、多少の費用の増額はあっても調査期間を延ばす依頼人も少なくありません。

このように、調査の進度を詳しく知らない依頼人のことを騙して、調査の延長費用を請求することは、悪徳探偵がよく使う手口の1つです。

悪徳探偵の特徴や手口:調査業務の実態

悪徳探偵によくある調査業務の実態は以下の通りです。

・調査がずさん・調査業務を怠る
・人件費削減のため調査員を1人で行う
・報告が全くない
・違法調査をする

悪徳探偵の特徴や手口:調査がずさん・調査業務を怠る

悪徳探偵は、調査がずさんであることがほとんどです。

と言いますのも、悪徳探偵は適当な調査をしながら証拠にもならないような写真を撮ったり、そもそも調査業務を怠っていて適当に並べた架空の話を調査報告書にまとめたりして依頼人に提出することがほとんどです。

ですので、悪徳探偵から報告された調査結果は虚偽の報告であることも多く、事実の報告であった場合でも内容も薄くて依頼人自身でも調べることができるようなことしか調査してくれません。

そして、悪徳探偵はこのような調査過程を知らない依頼人には『しっかりと調査をした結果だ』と言い張って、適当だったり虚偽だったりする報告書を堂々と提出をして調査費用の請求を行います。

悪徳探偵の特徴や手口:人件費削減のため調査員を1人で行う

たとえ調査対象者が1人の浮気調査の依頼だったとしても、基本的には調査員は2人体制で調査を行うことが探偵の基本です。

また、状況が変わったり調査対象者が複数いたりする場合には、その都度、調査員の人数も増やしていかなくては満足な調査をすることは難しいです。

しかし、人件費を削減するためでしたら調査の出来栄えが下がることもいとわない悪徳探偵の場合は、どのような案件に対しても調査員をたった1人で調査を行わせようとします。

このような悪徳探偵は、たとえ調査員の人数が足りないことが原因で調査が失敗したとしましても報酬だけは受け取ることを考えているので、時間報酬制や先払いのパック料金制などの支払い方法を採用しているケースが非常に多いです。

悪徳探偵の特徴や手口:報告が全くない

調査中に調査報告の連絡が、依頼人に全くない場合は、悪徳探偵である可能性が非常に高いです。

と言いますのも、通常の浮気調査では、調査をしている最中に1日ごと、または数時間毎に依頼人に報告するべき出来事が起こることが多いです。

また、たとえ、その日は特に変わったことが起こらなかったとしましても、探偵社はそのことを依頼人に報告する義務があります。

しかし、悪徳探偵は依頼人には全く調査内容を明かさずに、勝手に調査員の増員や調査時間の延長を行い、請求金額を吊り上げてくることもあります。

ですので、調査内容は少なくとも1日に1回は確認が取れる状態を作っておくことが大切です。

悪徳探偵の特徴や手口:違法調査をする

悪徳探偵によくある違法調査の実態は以下の通りです。

・別れさせ屋をおこなっている
・復縁工作をおこなっている
・盗聴器による調査をおこなっている
・個人情報の不正入手

悪徳探偵の特徴や手口:別れさせ屋をおこなっている

悪徳探偵は、浮気調査などを依頼された際に、依頼人をうまく言いくるめて無理やり別れさせようとする傾向があります。

なぜならば、浮気が理由で離婚までもっていったほうが、それなりに確実な不貞な証拠が必要になったり調査対象者の動向をさらに詳しく調べる必要がでてきたりするからです。

すると、自然と調査期間が延びますし調査員を増員することへのもっともらしい口実もできるという狙いがあります。

そして、この調査で依頼人に離婚を考えさせるためには、時には嘘の情報や証拠を依頼人に提示して、パートナーに対して疑心暗鬼になるように仕向けることもあります。

ですので、このような悪徳探偵に引っかかってしまいますと、離婚しなくてもよい夫婦が離婚する結果になってしまうこともあり得るので注意が必要です。

悪徳探偵の特徴や手口:復縁工作をおこなっている

別れさせ屋をすることは悪徳探偵の常套手口ですが、逆に復縁工作をしようとする悪徳探偵もいます。

と言いますのも、浮気が深刻になっていて復縁することは到底不可能だと思うような夫婦に対して復縁工作を行いますと、近い将来にまた同じような状況になって、再び探偵社に依頼をしてくる可能性が非常に高いからです。

また、復縁をするまでの説得している期間ですらも料金が発生しますので、復縁工作をしている期間の料金を請求することを目的としている悪徳探偵もいます。

ですので、このような悪徳探偵は、復縁をするまで、しつこく依頼人を呼び出して話し合いをすることで、依頼人が根負けするまで待っているケースも少なくありません。

悪徳探偵の特徴や手口:盗聴器による調査をおこなっている

盗聴器を使っての調査をする悪徳探偵社も少なくはありませんが、盗聴器の使用は原則違法です。さらに盗聴器だけに頼って調査対象者を見張る調査員が1人もいないような探偵社は、さらに悪徳探偵と言えるでしょう。

たとえば、浮気調査などで調査対象者を確認する面取りだけを行い、あとは調査対象者に盗聴器をつけることを依頼人に理解をもとめて、調査員は事務所でイヤホンに耳を傾けているだけという方法は、別に探偵社ではなくても誰でもできることでしょう。

また、調査対象者を盗聴器で調査する方法でしたら人材はほとんど必要なく、人件費削減のために盗聴器による調査を採用している悪徳探偵も少なくありません。

このように、盗聴器のみに頼った調査はそもそも違法なので調査内容も証拠もかなり信ぴょう性が乏しいものになるでしょう。

悪徳探偵の特徴や手口:個人情報の不正入手

たとえ依頼人に調査を依頼された探偵だからと言って、他人の個人情報は不正に入手して良いわけではありません。

たとえば、調査対象者のパソコンを勝手にハッキングしたり、調査対象者のスマホを盗んで見たりするような行為は、当たり前ですが違法です。

ですので、そのようにして入手した証拠は、たとえ裁判などになった場合にも証拠として採用される可能性はかなり低くなります。

また、調査対象者についての情報を不正に入手できるということは、依頼人の情報も不正に入手している可能性もあります。

さらに、このようにして入手した情報を悪用する可能性もありますので、個人情報を不正に入手するような調査の仕方をする探偵社は悪徳探偵と言えるでしょう。

万が一、悪徳探偵に被害にあったときの対処法

悪徳探偵の被害にあってしまったときによく使われる対処法は以下の通りです。

・警察に相談する
・弁護士に相談する
・国民生活センターや消費生活センターに相談する
・信頼できる探偵事務所に相談する

悪徳探偵の被害の対処法:警察に相談する

自分が依頼した探偵社が悪徳探偵だと感じた際には、まずは警察に相談をすると良いでしょう。

と言いますのも、“探偵業に関する法律は奥が深く、さらに調査料金も明確に定まっているわけではないので、どのようなことをされると違法なのかとか、どれほど請求をされると高すぎるのかということがほとんど分からないでしょう。

ですので、悪徳探偵はそういった抜け穴につけ込んで違法な調査をしたり相場よりもかなり高い調査料金を請求してきたりします。

ですので、まず自分自身がわからないことがでてきましたら、その道のプロに聞くことが一番良いです。

また、警察の場合は被害届を出す前にまず相談をすることができますので警察官に話を聞いてもらい、その探偵社が悪徳探偵かどうかを判断してもらってから次の行動にうつすことができますのでおすすめです。

悪徳探偵の被害の対処法:弁護士に相談する

自分が確実に悪徳探偵に引っかかってしまったと感じた際には、弁護士に相談をすると適切な対処法を一緒に考えてもらえるでしょう。

ただし、弁護士に相談をするとなりますとそれなりの費用がかかってきます。

ですので、まずは相談を無料で行える消費生活センターや国民生活センターなどに相談をして、確実に悪徳探偵だという確証を得てから弁護士の元を訪れると良いでしょう。

そうしますと、有料で弁護士に相談をしたにもかかわらず悪徳探偵ではなかったという事態を未然に防ぐことができます。

このように、弁護士に相談をしますと、もしも悪徳探偵を訴えて支払ってしまった調査料金を取り戻したいと考えた際にも、きっと役に立ってくれることでしょう。

悪徳探偵の被害の対処法:国民生活センターや消費生活センターに相談する

国民生活センターや消費生活センターは、悪徳探偵などのような消費者を困らせる悪徳業者についての相談ごとを受ける専門の機関です。

ですので、依頼人が知らないような知識でも知っていることが多いですし、同じように悪徳業者の被害に遭った事例もいくつも知っている可能性が高いです。

そして、このような悪徳業者に対する対応の仕方や対処法などもしっかりとアドバイスをしてくれます。

ですので、もしも自分が依頼した探偵社が悪徳探偵の可能性があるけれども確証がなかったり、自分が請求された金額は調査内容として妥当なのかなどがわからなかったりした場合には、まずは国民生活センターや消費生活センターに相談をして、アドバイスをもらってみると良いです。

悪徳探偵の被害の対処法:信頼できる探偵事務所に相談する

悪徳探偵の被害に悩んだ際には、信頼できる探偵事務所に相談することも1つの対処法です。

と言いますのも、悪徳探偵についての情報は同業である探偵同士が詳しく知っている可能性が高いです。

ですので、その探偵社に事情を話した上で他にも悪徳な営業の噂がないかなどを聞いてみると良いでしょう。

しかし、信頼できる探偵事務所があるのでしたら最初からそこに依頼をしているけれども、そういった優良な探偵事務所がないから、たまたまインターネットで検索して見つけた探偵社が悪徳探偵だったというケースも少なくないでしょう。

ですので、もしも信頼できる探偵事務所に相談する場合には、家族や知人で探偵事務所を利用したことのある人が勧める探偵社や数々のメディアなどで紹介されている大手の浮気調査会社を頼ると良いでしょう。

信頼できる探偵の探し方

初めて探偵に調査を依頼する際にも使える信頼できる探偵の探し方には、以下の方法があります。

・知人の紹介
・探偵業の届け出をしている
・事務所での面談ができる

知人の紹介

信頼できる探偵を探すには、ご自分が本当に信頼できる知人がいる場合には、その知人が紹介してくれる探偵を頼ると良いかもしれません。

たとえば、今回自分が浮気調査を依頼したい場合に、以前に同じように浮気調査で探偵に依頼したご友人が居ましたら、そのご友人に話を聞いた上で紹介をしてもらいますと、信頼度は上がるでしょう。

ただし、本当に信頼できる知人がいない場合、または信頼できそうな知人がいても口が軽そうなタイプの場合、うっかりしゃべってしまうと、浮気をうたがっていることがパートナーの耳に入ってしまうリスクがあります。特に、パートナーのことを知っている知人に話すことは告げ口のリスクが非常に高いので用心する必要があります。

ですので、余程のケースでない限り、プロの探偵以外に、誰かに相談することは禁物です。

探偵の届け出をしている

探偵が営業を開始するためには、公安委員会に探偵業の届け出をしなくてはなりません。

また、公安委員会に許可を得て営業をしている探偵社は調査員の名簿などをしっかりと管理して、保管しておく義務があります。

そして、公安委員会が立ち入り調査をした際に、名簿の確認や報告をする必要もあります。

ですので、営業許可を得ている探偵社は、探偵として認められた人が調査員として登録されていたり、拠点となる事務所もしっかりと構えていることも条件となっていたりするので優良探偵社の第一条件を満たしているといえます。

事務所で面談ができる

依頼人との面談がいつもファミレスやカフェなどの探偵は、事務所に依頼人のことをよべない理由があると考えて、まず間違いないでしょう。

また、定期的な調査報告はファミレスなどですることもあるかもしれませんが、依頼時に大切な契約を交わす場面は特に、普通は事務所で行うものです。

ですので、このような場面ですら事務所に依頼人を入れようとしない探偵社のことは怪しむ必要があります。

と言いますのも、このような探偵社は探偵業の営業許可を取っていなかったり、事務所自体が存在しない状態で個人が勝手に探偵を名乗っていたりする可能性もあったりします。

そして、このような探偵社に依頼をしてしまいますと料金設定も適当で、他の探偵社に比べてかなり高額の依頼料を請求してくる可能性があります。

ですので、契約時からファミレスなどを面談場所として提示してくる探偵には注意が必要ですし、たとえ住所が記載された名刺を渡されたとしましても、一度は事務所に足を運んでみることが必要です。