『言われたことしかできないのか』と言われて怒られたことはありませんか?

言われなくてもこれくらいのことはやってほしいと周囲の人が思っている場合、期待外れになってしまいます。

そうはいっても言われたこと以外に何をすればいいのか困ってしまいますよね。

自分は言われたことしかやってないなぁと心当たりのある人でも落ち込むことはありません。ただ、周りの状況がつかめていないだけで、毎日、周囲の行動を観察しているだけで何をすればいいのかがわかってきます。

ここでは、言われたことしかできない人の特徴と性格、そして改善方法をご紹介しますのでぜひ学んでみてください。

言われたことしかできない人の特徴・性格

言われたことしかできない人と言われている人に多い特徴や性格は以下の通りです。

・自分からは率先して行動していない
・自分の頭で考えることが苦手
・叱られるのが嫌
・決断できない癖がついてしまっている
・意見を持っていない
・理解力が身についていない
・モチベーションが上がらない・欠落している
・機転がきかない・要領が悪い
・成果を上げるための工夫や努力ができていない
・自分からは喋らない
・失敗やミスは他人のせいにしてしまう
・空回りしている

言われたことしかできない人の特徴・性格:自分からは率先して行動できていない

人から言われたことしかできないといわれる人の多くは、自分から率先して行動することができていない傾向があります。

というのも、自分で物事を考えて行動をする習慣が身についていないからです。

普段から判断も決断も他人任せという場合は、その習慣を改めて、自分で何かをしてみることから始めてみるとよいでしょう。

そもそも、自分から率先して行動できていない人の多くは、自分が行動を起こして失敗したり怒られたりすることを恐れている傾向があります。

怒られても気にしないで、まずは動いてみることでやる気が相手に伝わりますが、あまり無理をしてしまうと、気がめいってしまいますので、無理をしないで、できることから徐々に行動してみるようにしましょう。

言われたことしかできない人の特徴・性格:自分の頭で考えることが苦手になってしまっている

他人に言われたことしかできないといわれる人は、自分の頭で考えることが苦手な人もいます。

そもそも、なぜ苦手なのかと言いますと、自分の頭で考えて間違った決断をしてしまうのはやっぱり怖いですし、何かをするくらいなら頭がキレる決断力のある人のいいなりになっていた方が楽だと考えている傾向があります。

そのため、言われたことしかできないと言われてる人は信頼する相手に言われたことなら、正しいか間違っているかを自分の頭で考える前にとにかくやらねばと行動に移してしまうことも多いでしょう。

ただ、自分の頭で考えることが苦手なために相手に言われた通りに行動をしてしまうと、いつのまにか相手に騙され利用されてしまうことも少なくありませんので注意が必要です。

言われたことしかできない人の特徴・性格:叱られるのが嫌だ

前述にもありましたが、人に言われたことしかできないと言われている人は、自分で考えて行動をした結果、失敗して叱られてしまうことを恐れている可能性があります。

そのため、自分で責任を負うことを避けようとして、目上の人や決断力がある人の後ろに隠れて言いなりになってしまうことがよくあります。

また、中には指示をしている人が権力者である場合、もし指示に背いたり意見したりすると目をつけられたり仕事を辞めなくてはならなくなったりしてしまうこともあるので、言うことを聞かざるを得ないという場合もあります。

こういう場合の判断はものすごく難しいですが、ご自分でよく考えて、納得できる行動をしましょう。

言われたことしかできない人の特徴・性格:決断できなくなってしまっている

人に言われたことしかできないと言われている人は、自分で思い切って決断することができない傾向があります。

なぜなら、自分で決断することができないと言われている人は、いくら考えても『もしもの事態』を想定し過ぎてしまい、どの道を決断するのが正しいのかということが分からなくなってしまっているのです。

そのため、物事をすぐに選択することができる決断力のある人が言うことに従うことで、悩むことなく行動をしようとしてしまいます。

このように、自分で物事をはっきりと決断することができないと言われている人、周囲から見ると優柔不断のように見えてしまい、普段から些細なことも決断するのに時間がかかってしまっているように見られがちです。

この状況を脱するためには、まず、決断力のある人がどういう行動をしているのかをよく観察して、マネできることから始めるというのも一つの方法かもしれません。

言われたことしかできない人の特徴・性格:意見を持たない人

他人に言われたことしかできないと言われている人は、そもそも自分自身の意見を持ちあわせていないこともあります。

そして、どのような時でも他人の意見の中で最も正しいと思う意見や、権力がある人の意見に賛同することでその場をしのいでしまう傾向があります。

たとえば、自分の意見を持たない人の場合は上司や社長のように、その場で一番権力がありそうな人に言われたことが一番正しいのだと判断して、その人からの指示を言われた通りにこなそうとします。

そのため、自分の意見を持っていないと、その場その場の意見に流されてしまい、結局周りの人からは何を考えているのかということが分からないと思われてしまうこともありますので注意が必要です。

こういう場合は、自分の心に信念をもって、自分は何をやりたいのかを信念を持って行動したいところですが、あまり自分の意思を押し通してしまうと逆に孤立してしまうので、注意が必要です。まずは周りの様子を見ながら、自分の信念に沿って行動できるときに無理せずに行動してみるとよいでしょう。

言われたことしかできない人の特徴・性格:理解力が身についていない

人から言われたことしかできないと言われている人は、相手の言葉に対する理解力が身についていない傾向があります。

理解力が身についていない人にありがちな傾向として社交辞令や言い回しを理解することができていなかったりするので、言われたままの意味で捉えてしまうからです。

たとえば、理解力が身についていないと母親から『この鍋に火をかけているから見ていてちょうだい』と言われると、本当に見ているだけで吹きこぼれても焦げても何の対処もしない人もいるくらいなのです。

こういう場合に理解力が身についていないと自覚がある人に対しては『鍋に火をかけているから焦げそうになったら止めてちょうだい』というように、1から10まで全ての可能性を言っておかなくてはいけないのですが、そこまで言われなくても自分で察するようにならないといけません。

最初から理解できなくても、失敗しても構わないので、とにかく相手が何を言いたいのか意思をくみ取るトレーニングからやってみたほうがいいです。

そうすることで物事に対して気を利かせる行動することができてくるので、一目置かれたりするようになってきます。

言われたことしかできない人の特徴・性格:モチベーションが上がらない・欠落している

人から言われたことしかできないと言われている人は、モチベーションがなかなか上がらない性格をしているか、またはモチベーションが上がらないきっかけがあってやる気をなくしているかのどちらかの傾向も見受けられます。

もともとやる気がすごいあったとしても、一度物事を達成してしまえば、もういいやと思ってやる気がなくなってしまうといったタイプもいます。

とにかく、このような場合、なかなかやる気がないのが相手に伝わり、とりあえず言われたことだけをやっていれば、後は時間が過ぎるのを待つだけといった印象を周囲に与えてしまいがちです。

たとえば、妻から『買い物の間、少し子供の面倒を見ていてちょうだい』とお願いをされると、モチベーションが欠落していると決まった時間にミルクをあげたりオムツを替えたりというような最低限の作業をこなすことだけで済ましてしまうことがよくあります。

そうすると、妻から見て、子供に対する愛情がない人と思われてしまうので注意が必要です。

本当は、このような場合、子供と遊んであげたほうがいいのです。

このように、モチベーションが欠落していると、相手に対する感情表現が薄くなってしまいがちなので、何を考えているか分からないと思われてしまったりするので注意したほうがいいでしょう。

言われたことしかできない人の特徴・性格:機転がきかない・要領が悪い

人から言われたことしかできないと言われている人は、機転がきかない人という風に周囲に見られがちです。

本当は、こうしてほしいのにといった希望を周囲が思っているときに、言われたことしかできないとマニュアルどおりにしか物事を進めることができない性格をしているとみられてしまうのです。

こういうときには、自分が周囲の人だったら、何をしてほしいと考えるのだろうと一歩立ち止まって考えてみる必要があります。

そうすることで、指示待ち人間からの脱却をすることができるようになるでしょう。

言われたことしかできない人の特徴・性格:成果を上げるための工夫や努力をしていない

人から言われたことしかできないと思われている人は、成果を上げるための工夫や努力をしていない傾向があります。

たとえば、本来なら人は少しでも楽をして効率よく成果を得るためにはどうしたら良いかということを常に自分で考えて行動を起こします。

そして、その行動によって失敗したり成功したりということを繰り返していくうちに、要領をつかんで成果を上げるための方法を考えたり学んだりしていくものです。

しかし、人から言われた通りにしか動けないようになっていると、自分で物事を考える努力すらできていない状態に陥っているので、自分ではきがつかないうちに成果を上げる方法や手段まで誰かに教えてもらわなければならないようになってしまっていることはよくあるケースです。

ですので、もちろんわからないことがあった場合は、先輩たちに聞くというのもありですが、慣れてきたら、自分でできそうなところはまず自分でやってみて、こうしたらもっと楽ができて成果が増えそうだなといったことを意識していくとよいでしょう。

言われたことしかできない人の特徴・性格:自分からは喋らない

人から言われたことしかできないと思われている人は、自分から喋らない傾向があります。

もちろん、人間は口が軽い人が多いので、自分からしゃべるのに勇気がいる場合も多いです。

つまり、自分からしゃべらないということは、警戒心があって利口ということの裏返しでもあります。

ただ、それでは周囲からは陰キャとか暗いといったイメージがついてしまうことがあります。

このようなイメージがついてしまうとなかなか友人を作ることも難しいですし、普段から喋らないため周りの人も話しかけづらくて関わりにくいと思われてしまうことが多いため、周りの人からは積極的に話しかけてきてくれることも少なくなり負の連鎖になりがちです。

ここが難しいところではあるのですが、自分からしゃべってもいい内容のときには少しでも話しかけることで周囲と打ち解けて、そうすることこそが自分から行動的になれる雰囲気も自然と作り上げられるので、失敗しても許してもらいやすくなります。

言われたことしかできない人の特徴・性格:失敗やミスは他人のせいにする

人から言われたことしかできないと思われている人にありがちな人には、いざ自分が失敗をしたりミスをしたりすると、自分に指示をした人のせいにしてしまうタイプがいます。

そうなるのも自然なことで、実は人から言われたことしかできない状態でいると、本当に他人に言われた通りにしか物事を進めていないので言われた通りにしっかりとやったことで失敗をすると、自分は悪くない、そのように指示してくる奴が悪いのだと考えてしまうのです。

このように、自分は悪くないと思っていると、自分がやったことで周りの人に迷惑をかける結果になったとしても、素直に謝ることができずに指示をした上司や言い返してこなさそうな同僚のせいにしようとしてしまいます。

ですが、本来は、上司から言われなくても自分で仕事をこなさないといけないので、指示待ち人間の状態のうえに責任転嫁してしまうと、周囲からみてなんだかマイナスなイメージがつきまとってしまいますよね。

そうなると、自分のミスを他人のせいにする傾向がある人は、本当に自分が悪くないことで失敗してしまった時に誰も庇ってくれなくなってしまいます。

なので、たとえ失敗したとしても、責任転嫁をしたりせずに、まずは謝ることから始めるようにしましょう。

言われたことしかできない人の特徴・性格:空回りしている人

人から言われたことしかできないと思われがちな人は、空回りをしてしまうことが多いです。

普通くらいの作業量ならなんとかこなせるような状況でも、職場は人手が足りないときに無理な量をこなさないときが訪れます。

そんなときに、たくさん要求をされたりいろいろな人からお願いことをされたりすると、自分で優先順位や方法を考えて行動をすることができないと、全てのことがうまくいかいなくなって空回りしてしまいます。

そうなると、自分はダメな人間だとか、こんなに仕事を押し付けてきてとマイナスな思考がでてしまいます。

このようなときには、自分でできることで、いま一番求められていることをしっかりと把握して、そこから仕事をこなしていくと自然と作業がスムーズにはかどるようになります。

言われたことしかできない人の改善方法

言われたことしかできないと思われがちな人の改善方法は以下の通りです。

・思考力・考える力をつける
・事前に下準備をしっかりこなして置く
・責任感を持つ

言われたことしかできない人の改善方法:思考力・考える力をつける

言われたことしかできない傾向がある人は、まずは、自分で考える癖をつける努力をすると良いです。

なぜかというと、人から言われたことしかできないと言われている人の多くはそもそも自分で考えようとする気持ちがないということもあるからです。

ですので、言われたことだけではなく自分の意思で行動できるようになりたいと思った時には今、自分が何をしなくてはならないかということを考えながら行動をするように心がけてみると良いです。

そうすることで、自然と私生活の中で思考力が付いてきて、人から支持された通りやマニュアル通りばかりではなく、自分の意思や主張を持って物事に取り組むことができるようになります。

言われたことしかできない人の改善方法:事前に下準備をしっかりこなして置く

人から言われたことしかできないといわれてしまう人は、物事に取りかかる前に事前に下準備をしっかりこなして置くと良いでしょう。

いざという時やトラブルが起こった時に、想定外の出来事にどうしたら良いかといったこともイメージできるところはイメージしておくと咄嗟の判断ができるようになってきます。

このように、ある程度のことを想定した上で用意周到に準備をしておくことで、物事に対して臨機応変に対応できる人になることができるでしょう。

言われたことしかできない人の改善方法:責任感を持つ

人から言われたことしかできないといわれてしまう人は、自分の行動に対してしっかりと責任感を持つように心がけると良いです。

そうすることで自分が臨機応変に動けなかったことで失敗したり問題が起きたりした時でも自分の行動に責任が持てるようになってくるからです。

そして、指示通りに動いた自分は少しも悪くないというような態度を取らないようにしましょう。
そうすることで仕事ができない人だと思われにくくなります。

まずは人から指示をされた仕事に対して自分でしっかりと仕事をこなすプロセスを考えてから、何をどのようにしたらもっと効率的に作業がはかどるのか考えて行動をするようにしてみましょう。

そうすることで、自然と業績があがり、周囲から仕事ができるようになったと思われるようになります。