せっかく夫婦になったのなら、良好な夫婦関係を築きたいですよね。
子どももいるのなら、なおさら将来のためにも夫婦関係の改善は大切なステップです。
ですが、どうしても、夫婦仲がうまくいかずに嘆いているご家庭もあるはず。
なかには、修復が不可能で別れることも視野に入れているご家庭もあるかもしれません。
そういったご家庭が、今後どのように対処していったらいいのか?
この点に焦点をおいて、夫婦関係がうまくいくための対処法をご紹介していきます。
まず、夫婦関係がうまくいかないときには以下のような対処法が効果的といわれています。
・コミュニケーションをとる
・愛情表現
・感謝の気持ちを伝える
・適度な自分磨き
・夫婦のルールを作る
・夫婦の時間を作る
・妥協する・お互いを尊重する・共感する
・浮気調査で浮気を防ぐ
・カウンセリング
・夫婦関係を修復するために調停を利用する・夫婦関係円満調停
夫婦関係がうまくいかないときの対処法:コミュニケーションをとる
夫婦関係がうまくいかないと感じ始めたら、お互いにコミュニケーションをとるように心がけると、関係は改善に向かいます。
と言いますのも、夫婦仲が悪くなってしまう大きな理由として、2人の時間の減少や会話の減少が挙げられます。
このように、夫婦のコミュニケーションが減ってしまいますと、相手が何を考えているか、何を求めているのかが分からなってしまいます。
すると、些細なことで喧嘩になったり逆に相手に全く無関心になってしまったりしてしまいます。
ですので、このような問題が起きる前に最近夫婦のコミュニケーションが減っていると感じましたら、休日を合わせてデートをしてみたりすると良いでしょう。
もし、お互い時間が取れないようでしたら、夜に子どもが寝た後に2人で乾杯しながら今日あった出来事を話し合うだけでも、夫婦のコミュニケーションは充分に取ることができます。
夫婦関係がうまくいかないときの対処法:愛情表現
夫婦関係があまりうまくいかないと感じ始めたときには、パートナーへの愛情表現が足りていない可能性もあります。
特に夫は、妻に対して今更言わなくても分かるだろうと、愛情を言葉にしなかったりスキンシップを取らなかったりする傾向があります。
しかし、女性は態度や言葉ではっきりと表してもらうことを望んでいますし、このような愛情表現が少なくなると、自然と夫婦の距離も広がってしまいます。
ですので、夫婦は日頃からお互いに愛情や感謝の気持ちを、しっかりと言葉で伝えるようにしていきましょう。
すると、相手の素直な愛情表現を受けて自分も新鮮な気持ちでパートナーに接することが出来るようになります。
もし、お互いの愛情表現が少なくなっていると感じた際には、自分から行動を起こすようにしますと、夫婦関係もより良好になっていくでしょう。
夫婦関係がうまくいかないときの対処法:感謝の気持ちを伝える
夫婦喧嘩をしてしまったり、すれ違い生活で顔を合わせる機会が減ったりしますと、夫婦関係がうまくいかなくなるケースも多いです。
そのような時は、お互いに感謝の気持ちを伝えるという手段が夫婦仲を良くする効果的な方法です。
もし、感謝の気持ちを言葉で伝えることが恥ずかしいという人は、手紙やメールなどでも充分に気持ちは伝わります。
この方法は、日頃は恥ずかしくて『ありがとう』などの言葉を言えない人ほど、いざという時に言ってみると相手の心に響きやすいです。
また、日頃から何かをしてもらったら『ありがとう』などの言葉をかけてあげている人でも、「このようなことをしてもらった時にとても嬉しかった」などのように改めて感謝の気持ちを伝えると、相手も非常に嬉しい気持ちになるでしょう。
このように、自分が素直な気持ちになれると、自ずと相手も心を開いて、これまでのような円満な夫婦関係に戻っていくことができるでしょう。
夫婦関係がうまくいかないときの対処法:適度な自分磨き
夫婦関係がうまくいかなくなってきた際には一度、自分の時間を作るようにして自分磨きをしてみるのも1つの手段です。
このような手段は、毎日のように顔を合わせているパートナーにマンネリ感を覚えたり、結婚した頃から太り始めたり、おしゃれに手を抜くようになった際に効果的です。
ですので、自分を磨いて印象が少し変わるだけでも、相手にとっては新鮮な気持ちになれるでしょう。
ここで気をつけていただきたいことは、過度に自分磨きをしますと、逆に夫婦の時間がより一層、減ってしまったり会話をする時間が減ってしまいますので、適度に生活に支障が出ない程度で自分磨きを頑張ることが大切です。
また、自分磨きに成功しますと相手の気持ちが変わるだけではなく、自分自身にも自信が持てるようになります。
すると、気持ちも明るくなり楽しい生活が送れるようになり、家庭内も明るい雰囲気になるでしょう。
夫婦関係がうまくいかないときの対処法:夫婦のルールを作る
結婚をしますと、夫婦はそれぞれ違う家庭で育ったもの同士が同じ屋根の下で生活をすることになります。
そうしますと、やはり生活する中で生じる習慣やクセが、相手にとっては不愉快に感じる部分も少なからず出てきます。
そこで、結婚したらお互いが不愉快な思いをしないためにも夫婦生活でのルールを作ることも大切です。
そして、このルールは夫婦の片方が押し付けるような内容ではなく、2人が歩み寄って納得できるような内容であることは必要不可欠です。
もし、片方が勝手に決めたルールを定めてしまいますと、ルールを押し付ける形になってしまいますし、押し付けられた側は納得できないことも多いです。
ですので、夫婦のルールを決める場合には2人で話し合った上で、お互いが納得できた内容を定めることがよいでしょう。
夫婦関係がうまくいかないときの対処法:夫婦の時間を作る
仕事の都合などで夫婦がすれ違いの生活をおくるようになりますと、夫婦の距離も遠くなってしまいがちになります。
そこで、『最近パートナーとまともに会話をしていない』とか『パートナーの顔もまともに見れていない』と感じたら、少しでも夫婦2人の時間を作ると距離は縮まります。
例えば、仕事の都合がつくようでしたら同じ日に休みを取ってデートをしたり、買い物をしたりなどしますと、気分転換になって新鮮な気持ちでパートナーと接することができます。
また、もし休みが合わずになかなか時間が作れない場合には、顔を合わせた少しの時間でも良いのでしっかりと会話を交わすことを心がけましょう。
さらに、『夕食だけはできる限り一緒に取るようにする』というような、無理のない程度の夫婦のルールの中で時間を作るという工夫も、夫婦の距離を縮める効果的な方法です。
夫婦関係がうまくいかないときの対処法:妥協する・お互いを尊重する・共感する
夫婦は、元は違う家庭環境で育った2人ですので意見が食い違ったり理解し合えない場面も少なくありません。
このようなことが原因で夫婦喧嘩になり、夫婦関係が悪くなってしまうケースも多いです。
そこで、夫婦として生活をしていく上で大切なことは、時には妥協をして相手の意見を尊重し、その意見に共感することです。
また、中には意見を理解する姿勢を示したくても、どうしてもお互いが譲れないという物事も時にはあるでしょう。
そのような際には、共感まではしなくても良いので相手を理解してあげるところから始めると良いです。
例えば、「自分はそうは思えないが、そのような意見を持つ人もいるのだな」と理解を示してあげるだけでも夫婦の距離は縮まります。
ただし、喧嘩をしたくないという理由で自分の意見を押し殺してしまいますと、不満が溜まってしまいますので、話し合いをする際には自分の意見もしっかりと主張することが大切です。
夫婦関係がうまくいかないときの対処法:浮気調査で浮気を防ぐ
夫婦関係がうまくいかなくなる大きな原因として、浮気が挙げられます。
また、浮気が発覚しますと夫婦喧嘩のみならず離婚問題にまで発展してしまうケースも少なくないです。
そこで、大きな問題に発展してしまう前に浮気自体を阻止するということで、パートナーの浮気調査を行うという方法があります。
このような方法は、自分で調査する場合もありますが、探偵などのようにプロの第三者に調査を依頼する場合も考えられます。
ここで大切なポイントは、もしも浮気が発覚したとしても怒りに任せてパートナーに詰め寄ってはいけないということです。
このようなケースは、夫婦関係が浮気によって悪くなることを未然に防ぐために、調査をしているということが前提です。
しかし、浮気が発覚したときに怒り任せに詰め寄ってしまいますと、関係は悪化してしまうことが考えられます。
ですので、浮気の有無を本人に確認する際には冷静に気持ちを抑えて話をすることが大切です。
夫婦関係がうまくいかないときの対処法:カウンセリング
当事者だけでは夫婦関係を改善できない場合、カウンセリングを利用するケースもあります。
このようなケースは、パートナーからのDVやモラハラに悩む人が、精神的に参ってしまった場合に心の治療を目的としてりようすることが多いです。
もし、DVやモラハラが原因で離婚を考えますと、しっかりと自分の意思が話せる状態であります。
さらに、もしも離婚裁判が行われることになりましたら、カウンセリングや精神科などへの通院履歴は、被害を受けていた証拠になります。
また、離婚までしなくても夫婦関係を少しでも改善したいと感じた際には、カウンセリングでアドバイスをもらうこともよい対処法になります。
まだ、パートナーのDVやモラハラが軽度の時には、夫婦でカウンセリングを受けるとより夫婦関係を改善させるためには効果的になるでしょう。
夫婦関係がうまくいかないときの対処法:夫婦関係を修復するために調停を利用する・夫婦関係円満調停
夫婦の関係が悪くなってしまった際に、関係を修復したいと思ったら、夫婦関係円満調停を利用してみるのも1つの手です。
夫婦関係円満調停とは、夫婦関係が悪くなった際に2人で話をしてもラチがあかないと判断した際に、裁判所に話し合いの仲介をお願いする手続きのことを言います。
もし、夫婦喧嘩が当事者だけでは解決ができないと感じた際に、一番最初に仲介をお願いするのは共通の友人などになるかと思います。
しかし、友人や知人ですと意見が偏ってしまう可能性も十分にあり、より夫婦関係が悪くなってしまうことも考えられます。
そこで、第三者機関である裁判所に仲介をお願いしますと、どちらに意見が偏ることもまずありません。
また、多くの夫婦関係に関する問題を解決してきた裁判所でしたら、今後より良い夫婦関係を築いていくための適切なアドバイスがもらえることも期待ができるでしょう。