学校や職場、親戚などに協調性がない人がいたりします。

ほんとはみんな仲良くできれば円満なのでいいのですが、
協調性がない人がいるだけで、チームの輪がみだれたり、
場の空気がおかしくなったりしますので、人間社会の悩みどころといえます。

そこで、今回は協調性がない人のありがちな特徴や原因と付き合い方について
解説していきます。

協調性がない人の特徴・原因

協調性がない人は以下のような特徴や原因が挙げられます。

・空気が読めない
・頑固・意見を曲げない
・気遣いが出来ない・周囲に気が使えない
・人の話を聞かない・自分の話ばかり
・人の気持ちが考えられない・自己中心的・自分本位
・マイペース・周りを気にしない
・コミュニケーション能力が低い

協調性がない人の特徴・原因:空気が読めない

何人かで話をしているときに、周囲の空気が読めない言動や行動をする人は、協調性がないと思われがちです。

例えば、取引先の偉い人と食事会の席でしたら、ある程度、相手方に飲み物を合わせて乾杯したりお酌をしたりすることをキッカケに交流を深めることが大切です。

しかし、このような場でみんなが乾杯のビールを頼んでいるにもかかわらず、1人だけ好きだからと言う理由だけでカクテルを頼んだりしますと、空気が読めないと周囲から思われてしまいます。

とは言いましても、お酒自体が飲めない場合には無理をして頼むことはありません。

そのような場合には、事情を話してソフトドリンクを飲むようにしますと、周囲からも理解を得られるでしょう。

このように、必ずしも周囲に意見を合わせなければないと言うことはありませんが、協調性が必要とされる場では、自分の好みよりも周りに合わせると言うことも社会を生きていく中では必要になる場合もあります。

協調性がない人の特徴・原因:頑固・意見を曲げない

頑固で自分の意見を絶対に曲げない性格の人も、協調性がないと言われることが多いです。

このように、自分の意思をしっかりと持っていることは大切なことですが、時には周囲に合わせて自分の意見を妥協することが必要なタイミングもあります。

そして、絶対に自分の意見を曲げることができずに、周囲が前に進めないような事態が起こりますと、周りのみんなから空気が読めないと思われてしまいます。

例えば、自分の進路や就職先などを決断する際には、自分が決めた道は誰に何を言われても曲げてはいけないケースもあります。

しかし、みんなで行く旅行の行き先の希望場所が1人だけ異なる場合などは、「次はこっちに行きたいな」という約束をした上で、その時はみんなの意見に賛同することが、空気が読める行為と言えます。

このように、絶対に自分の意見を曲げてはいけない場合と、周囲に合わせるべき場合の見極めをしっかりとできることが協調性につながります。

協調性がない人の特徴・原因:気遣いが出来ない・周囲に気が使えない

周囲に対する気遣いができずに、いつでも自分本位な考え方をする人は協調性がないと言われがちです。

さらに、逆に周囲に気を遣わせるような態度や行動をする人もまた、協調性がなく周囲から孤立してしまう可能性があります。

このように、相手に対して気遣いができない人が孤立してしまう理由に、相手が気遣いができない人と関わることに疲れてしまうということが挙げられます。

なぜならば、自分本位な考え方をしている人と一緒にいますと、自分の意見を優先してもらえませんので、何をしていても自分がしたいことができないことが多いです。

すると、みんなが一緒にいても楽しくないと感じてしまい、その人の周囲からはドンドンと友人が離れていきます。

そのことが、結果として気遣いができない協調性がない人が、孤立してしまう原因となります。

ですので、人と関わる際には自分の意見も大切にしながらも相手の意見も聞いてあげることが大切です。

協調性がない人の特徴・原因:人の話を聞かない・自分の話ばかり

会話をしていても、自分の話ばかりして人の話を聞かないことも、協調性がない人の特徴です。

このような人は、一見しますと話し上手な人という印象を持たれがちですが、話し上手な人というのはしっかりと人の話を聞いた上で、話が盛り上がるように会話を広げていきます。

しかし、協調性がない人の場合は、他の人の話は全く聞かず自分の話ばかりをすることが多いです。

また、他の人が話を始めると非常に興味がなさそうな態度をして、しばらくすると無理やり話に入ってきて自分のペースに会話を進めようとする傾向があります。

ですので、話し上手な人の場合は会話が盛り上がる反面、自分の話ばかりをする人の場合は会話が盛り上がらずしらけてしまうことが多いです。

このように、人の話を聞かずに自分の話ばかりをする人は、自分中心な考え方をする傾向が強いですので、協調性に欠けると思われてグループから孤立してしまう傾向があります。

協調性がない人の特徴・原因:人の気持ちが考えられない・自己中心的・自分本位

協調性がない人には、考え方が自己中心的で人の気持ちを考えないという特徴があります。

また、自分本位な考え方をしがちなこのタイプの人には、周囲も悩み相談をしたり愚痴をこぼしても話を聞いてもらえないと思っていますので、なかなか上手な人付き合いができないという人も少なくありません。

ですので、このような性格は協調性がないと周囲から思われるだけではなく、仲の良い友人ができない原因にもなりかねません。

そして、自己中心的な考えが強い人は、他人からその性格を指摘されたとしても反発して聞き入れないケースが多いです。

すると、せっかく指摘してもらっているのに自分の悪い部分を直すタイミングも失ってしまいます。

ですので、もし友人から自分の性格について指摘をされた場合には、自分ではそんなことないと思っていても周囲の意見としては直して欲しいと思われているのだと受け止めて、しっかりと自分を見つめなおして直す努力をする事が大切です。

協調性がない人の特徴・原因:マイペース・周りを気にしない

自分のペースを大切にして有意義な生活を送ることは悪いことではありませんが、周囲のことを気にしないマイペースが過ぎる場合には、協調性がないと思われてしまいます。

特に、周囲に迷惑をかけるほどのマイペースな行動は、友人が離れていってしまう原因にもなります。

例えば、他の友人が帰らなくてはならない時間になっても、自分が遊びたいという理由から、友人を無理に引き止めるような行為をしてしまいますと、その友人には非常に迷惑がかかることになります。

また、約束の待ち合わせに平気で遅刻して来るような行為は、周囲に迷惑をかけるだけではなく、その日の予定に間に合うかヒヤヒヤさせてしまうことにもなります。

また、日頃からマイペースな人は、自分のそのスタイルに慣れてしまって自分がマイペースだという感覚すらなくなっている場合も少なくありません。

ですので、他人から指摘をされた際には真摯に受け止めることが必要です。

協調性がない人の特徴・原因:コミュニケーション能力が低い

人見知りな性格の人は少なくないですが、過度にコミュニケーション能力が低い人は、協調性がないケースが多いです。

例えば、「おはよう」とか「お疲れ様」のような挨拶程度の会話ですら、目を合わせてできない人は友人もできにくいですし、社会人になりましたら困ることがたくさん出てきます。

また、他人とのコミュニケーションがうまく取れない人は、数少ない話せる友人に依存してしまう傾向があります。

ですので、なによりもその依存している友人を優先させてしまって、他の友人の誘いを断ったり、他の友人と一緒にいても楽しくなさそうにしてしまうようになります。

そうしますと、自分とは仲良くする気がないのだと思われてしまい、気づかないうちに友だちが減っていってしまいます。

そして、誰かに依存していますと周囲との交流をすることも少なくなりますので、飲み会などの誘いも断ることが多くなり、周囲との協調性することができない人だと思われてしまいます。

協調性がない人との付き合い方

協調性が無い人に対しての付き合い方として効果的な方法は以下の通りです。

・距離感を保つ・ 必要最低限で付き合う
・受け流す・スルーする
・腹を立てない・広い心を持つ

協調性がない人の付き合い方:距離感を保つ・ 必要最低限で付き合う

協調性がない人と付き合っていくことは、非常に疲れるしストレスを感じることもあるでしょう。

そこで、協調性がない人と上手に付き合っていくためには、ある程度の距離感を保って必要最低限の付き合いをしていくことをおすすめします。

このようなタイプの人は、できれば付き合いたくないと感じる人も多いかと思いますが職場や親族などですと、どうしても付き合っていかなくてはならない場合も少なくありません。

また、そのような場面で全く交流を持たないと、逆にこちら側が協調性がないと周囲から判断されてしまいます。

ですので、協調性がない人とは近づきすぎない関係性を保つことで、関わったとしてもストレスを溜めることなく付き合うことができます。

そしてもし、付き合っていくにつれて気があうかもしれないと感じ始めた際には、徐々に距離を縮めていき、協調性がない部分を直していくように対処してあげるのも、その人のためになるでしょう。

協調性がない人の付き合い方:受け流す・スルーする

協調性がなく自分の話ばかりするような人の場合は、ある程度、こちらが受け流したりスルーしてしまうような対処法も必要になってきます。

このように、自分の話ばかりして人の話を聞かないタイプの人は、親身に話を聞いてあげても、いざこちらの話を聞いて欲しい時には親身になって相談に乗ってくれることはあまり期待できません。

そして、こちらから相談をした際にも、どうにかして自分の話のペースにするように誘導して、こちらの相談話から自分の話に変えてしまいがちです。

ですので、このようなケースでストレスを抱えたくない場合には、相手の話も受け流して自慢話なども間に受けないようにすると良いです。

すると、自分の話ばかりする協調性がない相手は、話したことで満足をしますし、聞き流しているこちらとしてもストレスを溜めることもないですので、双方が満足できる結果をもたらすことができます。

協調性がない人の付き合い方:腹を立てない・広い心を持つ

協調性がない人とつきあっていますと、時にはイライラしたり話を聞くだけで疲れてしまったりすることも少なくありません。

ですが、協調性がない相手の一挙一動にイライラしていては、こちらの気持ちが落ち着かずに、より疲れが増してしまいます。

そこで、協調性がない人と話す場合には腹を立てずに広い心を持つように、こちらの気持ちを切り替えることも大切です。

例えば、「自分勝手な考え方だな」と思うのではなく「このような考え方をする人もいるのだな」という広い心で聞いてあげると良いでしょう。

とは言いましても、まともに話を聞いていますと、自分の自慢話や自己中心的な話ばかりで、腑に落ちないと感じてしまうケースも少なくはないでしょう。

ですので、協調性がない人と世間話などをする際には、他のことを考えながら軽く相槌を打つ程度で聞き流すことが一番楽な方法と言えるでしょう。