待ち合わせをしても平気で遅刻してくる人はよく時間にルーズな人と言われています。
もし、あなたが責任感のある方でしたら、
きっと時間にルーズな人のことを「無責任」と思ってしまうかもしれません。
このように思ってしまうと、時間にルーズな人とは人間関係を築きにくくなると思います。
ですが、きっと、あなたの近くにも時間にルーズな人は一人や二人はいることでしょう。
自分の思った通りに動かないのが人間ですし、人間関係って難しいものですよね。
そこで、悩めるあなたに今回は時間にルーズな人の特徴や心理と対処法を解説していきます。
時間にルーズな人の特徴・心理
時間にルーズな人には以下のような特徴や心理が挙げられます。
・面倒くさがり
・自分本位な人
・自己管理ができない・自己管理能力が低い
・自分に甘い
・無責任な人・責任感がない・謝らない
・マイペース
・時間配分が苦手・時間の使い方が下手
時間にルーズな人の特徴・心理:面倒くさがり
時間にルーズな人には、面倒くさがりという特徴があります。
例えば、約束をしていた日に友人にドタキャンをされて、後から理由を聞いたら「忘れていた」とか「寝坊をしたために面倒くさくなってしまった」とか言われた経験がある人もいるでしょう。
このように、時間にルーズな人は自分が面倒くさくなったという理由だけで、相手との約束をキャンセルしたり、平気で遅刻をしたりする傾向があります。
また、このようなケースの場合、ドタキャンをしたり遅刻をしたりしたことに対して、罪悪感がないことが多いですので謝ることもほとんどなく、遅刻された側を非常に嫌な気分にさせてしまいます。
そして、罪悪感がないことから、遅刻やドタキャンを何度も繰り返してしまう傾向があります。
さらに、ひどい場合はこのような行為を当たり前のように考えてしまい、約束から1時間以上遅れてきたり、10分前にドタキャンをすることが当たり前になってしまっている人もいます。
時間にルーズな人の特徴・心理:自分本位な人
自分本位な性格の人は、時間にもルーズになりやすい傾向があります。
このような自分本位な性格の人は、自分が遅れることで相手に迷惑をかけてしまうということよりも、自分が急ぎたくないという気持ちの方が優ってしまいます。
ですので、いくら寝坊をして遅刻しそうになっても、メイクはいつも通りしっかりしますし、間に合いそうになくても走ったりもしないでしょう。
このように、普通でしたら時間を守るためにメイクも軽くする程度にして走って待ち合わせ場所に急ぐものですが、自分本位な性格の人ですと相手を待たせていることよりも、自分の容姿を整えることの方が大切だと考えてしまいます。
さらに、いつもは自分が遅刻をしていた所ですが、たまたま相手の方が遅く来た日には、自分のことは棚に上げて相手のことを責める傾向もあります。
すると、相手の気分も害してしまい、本当は遅刻したことを謝ろうとしていた相手も謝る気持ちがなくなってしまいます。
時間にルーズな人の特徴・心理:自己管理ができない・自己管理能力が低い
時間にルーズになる大きな原因として、自分自身のスケジュールを管理しきれていないということが挙げられます。
例えば、友人が多くて遊ぶ約束がたくさんできたのは良いですが、それをスケジュール帳などにメモすることもなく、自分の記憶だけを頼りに予定を管理してしまう人は、約束に遅刻しがちになります。
なぜならば、友人との約束の時間や日付を間違えて覚えていたり、約束自体を忘れてしまっているからです。
そうしますと当然、約束をした友人は約束の時間になっても来ないことを不思議に思って連絡を入れるでしょう。
そして、その時に初めて自分が記憶していた約束の日時が間違えていたことに気づきます。
すると、結果的にドタキャンしたり遅刻をしたりと時間にルーズになりがちになります。
さらに、このようなミスを繰り返すことで最初はスケジュール帳を利用しようとしますが、その習慣が身につかずに何ヶ月も続かずにやめてしまうケースが多いです。
時間にルーズな人の特徴・心理:自分に甘い
自分に甘い性格の人は、時間にもルーズになりやすい傾向があります。
例えば、朝早い待ち合わせをしているにもかかわらず、早く寝ることなくゲームやテレビを楽しんで夜更かしをしてしまう人は多いかと思います。
この時点で、次の日の待ち合わせの時間を考えていないと思われますので、自分に甘いと言えるでしょう。
さらに、自分が夜更かしをしたせいで寝坊をしてしまった際にも、「日頃の疲れが溜まっていたのだ」とか、「こんなに早い待ち合わせにする方が悪い」というような、自分を擁護する考えを持ってしまう甘さがあります。
また、遅刻したことを責められた際に、口では謝ったとしても心の中では「連絡したのだからそこまで怒らなくても良いだろう」と、自分が夜更かしをして寝坊してしまったという原因を、反省する気持ちはほとんどありません。
ですので、原因についての反省をしない自分に甘いタイプの人は、その後も同じ失敗を繰り返しがちになります。
時間にルーズな人の特徴・心理:無責任な人・責任感がない・謝らない
時間を守るということは、私たちが小さい頃から教えられてきた大切な約束の守り方とも言えます。
しかし、もともとの性格的に責任感がない場合には、約束を守るという気持ち自体がない可能性もあります。
ですので、無責任なタイプの時間にルーズな人は、そもそも時間を守る気持ちがなく、約束した時間はあくまでも目安として考えて、あとは自分のタイミングに合わせて動こうとしていると考えられます。
そうしますと、約束の時間に相手が現れることはまずありませんし、遅れるときに連絡すらない可能性も大いにあります。
さらに、このタイプの人の大きな特徴は、遅れるときに連絡をしなかったことに対して謝らないというところです。
通常、遅刻をしたり相手を待たせた場合には、その場で謝罪をします。
しかし、もともと約束自体に責任感を感じていないこのタイプの人は、約束を守ろうという気持ちが薄いですので、遅れたことに対して悪いと思う気持ちも薄いわけです。
時間にルーズな人の特徴・心理:マイペース
マイペースな性格の人は、時間にルーズになりやすいです。
このようなタイプの人は、相手の都合よりも自分の都合を優先させます。
例えば、待ち合わせ場所に向かっている際に自分が見たいお店があったとしますと、たとえ約束の時間に遅れることが分かっていたとしても、そのお店に入ってしまったりします。
そして、つい買い物に夢中になってしまって大幅に待ち合わせに遅刻をしてしまうケースは少なくないです。
さらに、待ち合わせ場所で待たされている相手から連絡が入った時に、「このお店にいるからおいでよ」というように、相手の都合は考えずに自分のペースに 巻き込ませようとする傾向があります。
こうなってしまいますと、時間にルーズで待ち合わせに遅刻しただけではなく、その日の予定が狂ったり相手の事を振り回したりしてしまう事もあります。
ですので日頃、周囲から「マイペースだね」と言われる人は、約束事はしっかりと守るように気をつける必要があります。
時間にルーズな人の特徴・心理:時間配分が苦手・時間の使い方が下手
時間にルーズな人の中には、故意に遅刻をしているわけではなく、時間配分が苦手で自分自身の時間の使い方が下手な人もいます。
また、このようなタイプの人に限って、分刻みのスケジュールを組んでしまう傾向があり、ひとつの予定が崩れると、その日のすべてのスケジュールがうまくいかなくなってしまう場合が多いです。
このように、時間の使い方が下手な人は性格的にはとてもマメで全てに関してキチッとしたいと考える人が多いです。
そして、それ故にスケジュールをぎっしりと詰め込んで、無駄な時間がないような時間配分をしてしまいがちです。
しかしそうしますと、どこかの予定でトラブルが起こった際に、帳尻を合わせる時間が全くないことになってしまいます。
すると、以後すべてのスケジュールが押してしまう形になり、すべての予定に遅刻する形になってしまいます。
ですので、時間配分はある程度の余裕を持って組み立てることが大切です。
時間にルーズな人への対処法
時間にルーズな人への対処法として以下の方法が挙げられます。
・距離をおく・かかわらない
・寛大な心を持つ・広い心を持つ
時間にルーズな人への対処:距離をおく・かかわらない
時間にルーズな人と付き合いますと、約束の時間通りに現れないことがただの遅刻なのか、それとも何かあったのかがわからずに心配になってしまいます。
また、待ち合わせ場所が近くでも連絡のない遅刻で、なおかつ遅刻をしたことに対する謝罪がないですと、こちらのストレスも溜まってしまいます。
ですので、このように自分がイライラしないためには、思い切って時間にルーズな人との付き合いを控えることもひとつの手です。
もしも、完璧に付き合いをなくすことが難しいような職場関係の人だったとしましても極力仕事以外での約束事をしないようにするなど距離を置くほうが無難です。
そうしますと、こちらのストレスも減りますし、無駄に待つ時間を減らすことにもつながります。
また、もし大切な友人が時間にルーズな傾向がある場合には、このような理由だけで友人関係が崩れてしまうのも寂しいですので、しっかりと指摘してあげることも時には大切だと考えられます。
時間にルーズな人への対処:寛大な心を持つ・広い心を持つ
時間にルーズな人は、すでに時間に遅れることがクセになってしまっていて、謝罪する気持ちや改善する気持ちが薄れている可能性もあります。
ですので、相手が時間にルーズな人だとわかっている場合には、こちらが寛大な心を持って対応してあげるという手段も考えられます。
例えば、約束の時間から1時間は遅れることが当たり前な人には、約束の時間を早めに指定しておくことで、こちらも少し遅れて到着するようにゆっくりと行くことも良いでしょう。
このように、相手が遅刻するのでしたら、こちらも待たないような工夫をすることで、イライラせず広い心で『そういう性格の人なのだ』と、待ってあげることができるでしょう。
また、待たされることを当たり前と思って、本や雑誌などを持って待ち合わせに行きますと、待ち時間も有意義に過ごすことができます。
ですので、このような暇つぶしネタを用意すると、気持ちにも余裕を持って待ってあげることができます。