職場や学校には必ずといっていいほど、人をバカにする人がいます。
直接バカにしてくる人もいますし、陰口でバカにしてくる人もいます。
つまり人をバカにする人と関わりを持たなくていいケースはありませんので、
どのように付き合っていけばいいのか扱い方に困る方もいらっしゃると思います。
そこで今回は人をバカにする人の特徴と心理と付き合い方についてご紹介していきます。
人をバカにする人の特徴と心理
人をバカにする人の特徴と心理は以下の通りです。
・優越感に浸りたい
・自分ができると思っている
・ストレスが溜まっている
・コンプレックスがある
・打たれ弱い
・かまってちゃん
・人のせいにする
・ライバル視している
・目立ちたがり屋
・馬鹿にされた経験がある
・その人のためになると思っている
人をバカにする人の特徴と心理:優越感に浸りたい
他人のことをバカにする人は、相手のことをからかったり、いじったりすることで面白がっている場合が多いです。
また、相手のことを見下すような態度をとって相手よりも優位に立ち、優越感に浸りたいという心理から、このような行為をしている場合も考えられます。
このように、他人をバカにして面白がっている人は、人のことをいじったりからかったりしていることで、自分は周囲からいじられないようにしている可能性もあります。
ですので、人をバカにする人の中には自分が周囲からバカにされることを防ぐための防御策として、先に他人に対してからかったり、いじったりする行為をしているプライドが高い性格の人も多いです。
人をバカにする人の特徴と心理:自分ができると思っている
何事もやる前から自分はできると思っていることも、人をバカにする人の特徴のひとつです。
といいますのも、プライドが高い人は見栄っ張りで、自分はなんでも出来ると日頃から周囲に主張をしています。
ですので、自分が出来ると主張していることをできない人がいますと、自分がやったとこがないにもかかわらず、できない人ことをバカにしてしまう傾向があります。
そして、自分はなんでも出来ると思っているプライドが高い人は、時には過剰とも思えるほど相手のことをバカにしてしまうこともあり、相手のことを傷つけてしまうことはよくある話です。
このように、見栄っ張りで自尊心が高い人は、人のことをバカにすることで、自分の存在価値を見出そうとします。
人をバカにする人の特徴と心理:ストレスが溜まっている
自分のストレスが溜まってしまい他人のことをバカにして、そのストレスを発散させようとする人もいます。
このような人は、多くの場合が自分よりも目下で弱い立場の後輩や部下に対して、ストレスを発散させることを目的として相手をバカにするような言動を繰り返すことが多いです。
また、人をバカにする人の中には、相手に対して八つ当たりをしている可能性もあります。
たとえば、仕事で自分は悪くないにもかかわらず、上司から怒られたり注意されたりしますと、イライラすることも多いでしょう。
そうしますと、後半や部下に対して、そのイライラを発散させるために八つ当たりをして、人のことをバカにするような言動をしてしまうケースもあります。
人をバカにする人の特徴と心理:コンプレックスがある
自分に対して何か大きなコンプレックスがある人は、他人のことをバカにすることで優越感に浸り、コンプレックスを隠そうとする傾向があります。
また、特定の人に対して劣等感を抱いている人は、その特定の人に対してバカにする言動や態度を繰り返すことも少なくありません。
このようにして、劣等感を抱く相手をバカにすることで、自分の方が優秀で強い人間なのだということをアピールしようとします。
さらに、周囲に対しても特定の人をバカにする態度を見せることで、相手に対してだけでなく周囲に対しても自分の方がステータスが上であるということを印象付けようとします。
このようにして、人をバカにする人は自分の存在を周囲に印象付けようとします。
人をバカにする人の特徴と心理:打たれ弱い
人をバカにする人は、自分を強く見せるためにそのような行為をしているだけで、実は打たれ弱い性格をしている人も少なくありません。
といいますのも、打たれ弱い人は誰かから、いじられたりからかわれたりすることを非常に恐れている傾向があります。
なぜならば、打たれ弱い人は自分がからかわれたりいじられたりしますと、たとえそれが冗談だとしましても精神的にひどく傷ついてしまうからです。
ですので、自分がバカにされる前に誰か他の人のことをバカにすることで、自分は傷つかないようにあらかじめ対処をしています。
そして、その行為がたとえ他人を傷つけることになってしまったとしましても、自分が傷つかないことを優先する心が弱い部分があります。
人をバカにする人の特徴と心理:かまってちゃん
人にかまってほしいけれども、上手に会話の輪に入ったり自分をアピールしたりすることが苦手なかまってちゃんは、人をバカにすることで周囲から注目を浴びようとする傾向があります。
しかし、人をバカにすることで注目を集めるということは、当たり前ですが良い注目の集め方ではありません。
それでも、人のことをバカにするという方法で周囲から注目を集めたいかまってちゃんは、どのような理由にしても自分がみんなの中心にいることを求める子供っぽい性格をしています。
そして、周囲の人の中には自分もバカにされたくないという気持ちから、かまってちゃんの意見に賛同して一緒に特定の人をバカにしてしまう人もいます。
人をバカにする人の特徴と心理:人のせいにする
人をバカにする人は、基本的に『バカにされる人の方が悪い』というような考え方を持っています。
また、人のことをいじってバカにするようなことをして先生に怒られたり注意されたりしますと、人をバカにする人は『◯◯さんが言ってたから自分も言った』というように、人のせいにしたり人のことを巻き込んだりする傾向が非常に強いです。
ですので、たとえ周囲から注意されて人のことをバカにする行為は止めるように言われたとしましても、自分は悪くないという考えが変わらないうちは、その場は止めることを了承して切り抜けたとしても、実際には人をバカにする行為を続けてしまいます。
そして、注意を受けるたびに、また人のせいにして切り抜けようとします。
人をバカにする人の特徴と心理:ライバル視している
特定の人のことを強くライバル視している場合にも、その人のことをバカにして執拗に周囲からの評価を下げようとします。
また、自分が何かの理由で嫉妬している人に対しても、同じ理由でバカにする傾向があります。
このように、ライバル視している人や嫉妬している人に対してバカにするような態度を取る理由は、正々堂々と立ち向かっても敵わないと分かっているからです。
といいますのも、通常ですとライバルには正面からぶつかって倒すことで、自分の偉大さをライバルにも周囲にも見せつけようとします。
しかし、そのようなことをしないのは自分がまともに戦っても勝てないということを分かっているからこそ、バカにするという手段を用いようとするのだと考えられます。
人をバカにする人の特徴と心理:目立ちたがり屋
周囲のみんなから注目を浴びて目立ちたいけれども、自分の力ではその手段が見出せないという人は、誰か特定の人のことを陥れることで自分が注目を集めようとします。
そして、一度このように人のことをバカにすることで目立った経験がある人は、その方法でしか注目を集めることができなくなってしまいます。
ですので、自分がバカにした相手が傷ついたりいじめられたりしていることに気づいたとしても、 改善することが非常に難しいです。
つまり、目立ちたいという理由で特定の人のことをバカにしている人は、周囲から注目されたいけれども、他の方法では目立つことができない人間関係があまりうまくいっていない人だと言えるでしょう。
人をバカにする人の特徴と心理:馬鹿にされた経験がある
人をバカにする人は、過去に自分自身がバカにされた経験がある人が多いです。
しかし、自分がされて嫌だった『人をバカにする』という行為は、他の人にはしないようにしようと考えるのが普通の考え方でしょう。
では、なぜ過去に自分自身がバカにされた経験がある人が、同じことを繰り返してしまうのでしょうか。
それはなぜかといいますと、バカにされることが日常的だった人は、人のことをバカにする人とされる人という人間関係の中でしか生活をしてきていない可能性が高いです。
ですので、バカにされる以外に周りに溶け込む方法も分からないですし、会話も何を話したら良いのかが分からないのでしょう。
その結果、自分がされてきたことを自分も繰り返してしまいます。
人をバカにする人の特徴と心理:その人のためになると思っている
人をバカにする人の中には、悪気はなくアドバイスのつもりで言っているような人もいます。
このような人は、口が悪くて言い方がバカにするような話し口調になってしまうことが、相手のことをバカにしているように思われてしまいます。
ですので、本当は相手のためを思って言っている言葉だったりバカにしているつもりはなかったりすることもあります。
たとえば、少し変わったファッションの人に『何その服?』というような言い方をしてしまう人は、一見しますとバカにしているように見えますが、『あなたには違う色の服が似合うよ』というアドバイスのつもりで言っている可能性もあります。
このようなおせっかいなことが、周囲からはバカにしていると思われてしまうこともあります。
人をバカにする人の扱い方・付き合い方
人をバカにする人の扱い方や付き合い方で効果的な方法は以下の通りです。
・聞き流す
・距離を置く
・無視する
人をバカにする人の扱い方・付き合い方:聞き流す
もし、自分がバカにされる対象となった場合には、軽くあしらうことがよい対処法です。
と言いますのも、人のことをバカにする人のことはムキになって相手にするほど、相手の思惑通りになってしまう可能性が高いです。
たとえば、太っていることをバカにされた際に、『太っていない』と否定をしたり『太ったのには理由がある』というように言い訳をしたりしますと、より一層、相手がこちらをバカにする材料を増やすだけになってしまいます。
ですので、たとえ面と向かってバカにされたとしましても、その場は我慢をして聞き流してしまうことが一番よいです。
そして、しばらくそのままにしていますと相手も諦めてバカにすることを止めるでしょう。
人をバカにする人の扱い方・付き合い方:距離を置く
特定の人のことをバカにする人には、関わってよいことはありません。
なぜならば、近くにいますといずれバカにする対象がこちらに向く可能性もありますし、誰かのことをバカにしていることに賛同しなくてはならない場面も出てきてしまいます。
このように、人のことをバカにして相手を傷つけるような行為は、どのような理由があってもやってはいけませんし、注意せずに賛同している人も同じようなものです。
ですので、人のことをバカにして注目を集めるような友人とは、その行為をやめるまではあまりかかわらないで距離を置くことをおすすめします。
また、あまりにも目に余る行為を繰り返す場合、自分がバカにされる標的になる覚悟があるのでしたら注意をするのも一つの手段です。
人をバカにする人の扱い方・付き合い方:無視する
人のことをバカにするような行為で目立とうとするような人のことは、相手にしないことが一番です。
ですので、自分がバカにされる標的になった際にも、反論したり言い合いをしたりすることはせずに聞き流して無視をすると良いでしょう。
たとえ、その時は言いたい放題言われて悔しい思いをしたとしましても、悪いのはこちらではなく人をバカにする人だということは、周囲が一番分かっているでしょう。
ですので、周囲の人が味方をしてくれることもあるでしょうし、相談に乗ってくれる友人もいるはずです。
また、無視を続けていますと、いずれ相手もこちらの反応がないことにつまらなさを感じて、バカにすることをやめる時がきます。