淡泊な人は感情がわからないので、何を考えているのかまったくわからず、どのように付き合っていけばいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

じつは、淡泊な人には「やっぱりな」と納得してしまう特徴がある一方でびっくりするような隠された意外な一面もあります。

そこで、今回は淡泊な人の特徴と付き合い方についてご紹介していきたいと思います。

淡泊な人の意味とは

淡泊な人とは、何事に対しても固執することなく、あまりしつこくこだわらない、さっぱりとした性格をしている人のことを指します。

また、物事に執着したり他人に対して依存したりすることもありませんので人間関係も比較的良好で、上司や先輩のように目上の人からはもちろん、後輩や部下などのような立場が下の人たちからも付き合いやすい人だと思われやすい傾向があります。

そのため、淡泊な人は交友関係が広くて友だちや仲のいい仕事仲間もたくさんできやすい性格をしています。

しかし、その反面、物事にこだわりがなさすぎるため、相手に対する関心が薄い傾向もあり、淡泊な人の態度に『冷たい人だ』というような印象を持ってしまう人も少なくないです。

このように、淡泊な人の何事に対してもこだわりがない性格は、相手によって好印象を持つこともあれば、あまり良くない印象を持たれてしまうこともあり得ます。

淡泊な人の特徴

淡泊な人の特徴は以下の通りです。

・つまらない
・冷たい
・感情を表に出さない
・相談される事が多い
・実は愛されキャラ
・論理的で頭の回転が速い
・必要以上に喋らない
・人に依存しない
・他人に関心が薄い
・ストレスを感じにくい
・シンプルな考え方
・出世欲がない
・執着心がない
・テンションが低い
・自分大好き

淡泊な人の特徴:つまらない

淡泊な性格をしている人は、周りの人から見ますと、つまらないと思われてしまうこともあります。

その理由は、淡泊な人は物事に対して固執することがありませんので、何かに対して深く興味を示したり趣味に没頭したりすることがほとんどないからです。

そのため、好きな芸能人の話題で盛り上がったり同じ趣味を楽しんだりすることがあまりできなくて、一緒にいても話す話題がないため、つまらないと思われてしまいやすいです。

このように、一緒にいても楽しいと思われにくい淡泊な人は、交友関係が広い反面、人との付き合いは浅いことも少なくない傾向が強いです。

淡泊な人の特徴:冷たい

淡泊な性格をしている人は、相手に対する態度がクールである傾向があります。

なぜならば、淡泊な人は何事に対しても感情的にならないで冷静に対応をすることができるからです。

そのため、緊急時にも焦った気持ちを表に出さないで冷静に物事を判断することができますので、周りの人からは頼りにされることが非常に多いです。

しかし、淡泊な人の冷静な態度は、もしもの時に頼りになる反面、普段は冷たくて思いやりがない性格だと思われてしまうことも少なくありません。

このように、物事に対して感情的にならないで落ち着いた態度を取ることができる淡泊な人は時と場合によって、その特徴がメリットになったりデメリットになってしまったりすることがあるでしょう。

淡泊な人の特徴:感情を表に出さない

淡泊な性格をしている人は、あまり感情を表に出さない冷静な一面があります。

そのため、感情的になることも稀で、急に怒ったり泣いたりすることもほとんどありません。

たとえば、仕事で部下が同じミスを繰り返しますと、誰でもイライラしますし感情的になって怒ってしまいたくなる気持ちも分かります。

しかし、淡泊な人は部下のミスに対して必要以上にしつこく言及することもありませんし、いつまでもネチネチと起こり続けることもありません。

そして、淡々とミスに対する指摘やアドバイスをして改善を求めることで注意をすることで終わりとするような、さっぱりとした一面があります。

このように、淡泊な人は滅多なことでは強く怒りませんし、たとえ怒りの気持ちがあったとしても、ある程度の感情は自分の中で解決することができる自制が効く人が多いです。

淡泊な人の特徴:相談される事が多い

淡泊な性格をしている人は、相手から相談事を持ちかけられる事が非常に多いです。

なぜならば、淡泊な人は相手の話に対して感情的にならないで、客観的な目線で物事を判断する事ができるからです。

また、人に対して執着することも依存することもありませんので、特定の人の味方になったり派閥に属したりすることもありません。

そのため、悩み事を抱えている人も誰に対しても平等に接することができる淡泊な人に対しては、安心して相談することができるのでしょう。

さらに、淡泊な人は相談を持ちかけられた際には何に対しても感情移入しないで冷静に話を聞くことができますので、客観的な目線でアドバイスをすることができます。

このように、淡泊な人は何事に対しても客観的に物事を見て判断することができますので、より的確でわかりやすいアドバイスが期待できるでしょう。

淡泊な人の特徴:実は愛されキャラ

淡泊な性格の人は、冷静に物事をみすぎることで冷酷だと思われてしまいやすいですが、実は愛されキャラであることも少なくありません。

その理由は、淡泊な人は相手の存在や価値観を否定しないで受け入れることができるからです。

そして、相手を尊重して物事を考えることができますので、一見しますとクールでとっつきにくい印象を持たれがちな淡泊な人ですが、深く付き合ってみますと意外と優しくて思いやりがある性格をしていることも多いです。

そのため、深い交流を持っている人からは親しみやすいと思われることも多く、淡泊な人の相手に対する態度は、愛されやすい雰囲気を醸し出しています。

このように、淡泊な人の他人に対する優しくて思いやりがある性格は、深く関わるほど親しみやすさを感じてきますので、周りからは愛されキャラとして可愛がられることも少なくありません。

淡泊な人の特徴:論理的で頭の回転が速い

淡泊な性格の人は、周りの人に比べて頭の回転が速い傾向があります。

なぜならば、淡泊な人はいつでも冷静に物事を対処することができるからです。

たとえば、急に仕事が立て込んでしまって仕事の締め切りが間に合わなそうなときでも、頭の回転が速い人は優先順位を瞬時に判断することができます。

そして、1つ1つの仕事の中でも無駄な工程や時間を作らないように、理論的に優先順位をつけることで、無駄のない仕事ぶりを発揮していきます。

そのため、淡泊な人は他の人よりも多くの仕事を抱えていたとしても、しっかりと期日内に仕事をこなすことができますので周りの人からの信頼も厚く、お願い事をされたり相談事をされたりすることも非常に多いです。

淡泊な人の特徴:必要以上に喋らない

淡泊な性格の人は、必要以上に物事を喋らない傾向が強いです。

たとえば、友人の内緒話を入手したからと言って、すぐに他の友人に対してペラペラと話すようなことは絶対にしません。

そのため、口が堅くて秘密をしっかりと守ってくれますので、悩み事や相談事を持ちかけられることが非常に多いです。

また、自分自身についてもあまり多くを語らない傾向があり、聞かれたことに対しては返事をしますが、自分から必要以上に相手に話をすることはほとんどありません。

ですので、周りの人からはよく相談などを持ち込まれる反面、淡泊な人自身のことは周りの人も知らないことが多く、何を考えているか分からないミステリアスな人だと思われる一面もあるでしょう。

淡泊な人の特徴:人に依存しない

淡泊な人は、他人には決して依存しない性格をしています。

なぜならば、淡泊な人は人付き合いも物事に対する執着もなく、基本的に考え方がさらっとしているからです。

そのため、他人に依存したり執着したりすることがありませんので、いざという時には誰の力も借りないで一人で物事を解決させようとする一匹狼的でも頼もしい一面もあります。

ただし、人付き合いを嫌っているわけではなく、淡泊な人はお互いに依存し合うことがない、さっぱりとした関係性を望んでいると考えられます。

ですので、淡泊な人は自分が他人に依存することはほとんどありませんし、逆に相手から依存されるようになりますと、その相手を避けるようになってしまうことも少なくありません。

淡泊な人の特徴:他人に関心が薄い

淡泊な性格の人は、他人に対する関心が非常に薄いです。

なぜならば、淡泊な人は自分が干渉されることや依存されることを、あまり好まなくて、さっぱりとした人付き合いを好む傾向があるからです。

そのため、自分自身も相手に対して必要以上に関心を持つことがなくて、『自分は自分、他人は他人』というような割り切った考え方をしていると考えられます。

ですが、相手に対しては尊敬することを忘れない一面もありますので、関心が薄いからと言って相手の存在をないがしろにするようなことはしません。

このように、淡泊な人は相手に対する関心は薄いですが、その気持ちを表に出すことはなく相手に対して思いやりを持った付き合い方をしていくことができます。

淡泊な人の特徴:ストレスを感じにくい

淡泊な性格の人は、ストレスを感じにくい人が多いです。

なぜならば、淡泊な人は基本的に何事に対しても、さらっとした考えを持っていて、あっさりした性格であるからです。

そのため、ストレスを抱えるほど深く悩んだり思いつめたりすることがなく、気持ちを切り替えるのが非常に上手な傾向があります。

たとえば、仕事が立て込んでいて毎日のように残業をしていますと、誰でも疲労もストレスも溜まってしまい、イライラすることが増えるでしょう。

しかし、淡泊な人は要領が良いですので、そもそも仕事が溜まることも少ないです。

また、たとえ残業が重なったとしても、『イライラしたところで仕事は進まない』というように合理的に考えます。

そして、仕事が溜まってしまったなら仕方がないと割り切って、しっかりと残業をこなしていきますので、必要以上に疲れを感じたりストレスを溜め込んだりすることもありません。

淡泊な人の特徴:シンプルな考え方

淡泊な人の考え方は、非常にシンプルで分かりやすい傾向があります。

たとえば、人付き合いをする際に普通の人でしたら『仕事を円滑に進める上では、あの上司に媚びたほうがいい』とか『あの人のことは好きだけれど、一緒にいると周りの人から睨まれてしまう』というように、何か理由があって相手と付き合ったり、逆に付き合いを避けたりすることが多いです。

ですが、淡泊な人は人と付き合う際に、このように深く物事を考えることはなく、『自分が一緒にいたい人とだけ一緒にいる』というように、非常に分かりやすくシンプルに考えることが多いです。

このように、淡泊な人は損得勘定や周りの雰囲気に左右されることがなく、自分の思うがままに行動をすることを好みます。

ですので、周りの空気に合わせた行動ができないことも多いですが、素直で分かりやすい性格をしているので周りの人から愛される要因にもなるでしょう。

淡泊な人の特徴:出世欲がない

淡泊な性格の人は、出世しにくい場合が多いです。

その理由は、淡泊な人はそもそも出世欲が薄くて、自分から出世するための行動を起こすことがほとんどないからです。

また、物事に執着することがあまりありませんので、仕事に対する向上心や意欲も薄い人が多いです。

そのため、仕事はしっかり淡々とこなすものの、あまり仕事に意欲的ではなく進んでなにかをしようとする気持ちもあまり見られないので、目上の人からは認められにくい性格だと言えます。

ただし、任せられた仕事や頼まれたことはしっかりとこなしますので、まったく仕事への意欲が薄いわけでもなく、上司からは使い勝手のいい部下だと思われることが多いでしょう。

このように、淡泊な性格をしている人は出世欲がないため、出世できない現状に不満を持つことなく仕事をしていると考えられます。

淡泊な人の特徴:執着心がない

淡泊な性格をしている人は、基本的に物事に対する執着心が全くありません。

なぜならば、淡白な人は人に対しても物に対しても、あっさりとした考え方を持っているからです。

そのため、恋人やパートナーに対して依存することもありませんし、よほどの理由がない限りは仕事に強い誇りを持って働いていることもあまりないでしょう。

ですので、自分の都合が悪くなりますと、すぐに恋人と別れたり仕事を転職したりすることも多く、何事に対しても長続きしない傾向が非常に強いです。

このように、淡泊な人は何に対しても執着心がありませんので、恋人がコロコロ変わったり転職を繰り返したりしてしまいがちです。

淡泊な人の特徴:テンションが低い

淡泊な性格の人は、周りの人からはテンションが低いと思われてしまいがちです。

その理由は、淡泊な人は基本的に反応があっさりとしていて、あまり相手に対して興味を示しているように見えないからです。

たとえば、友人から『恋人ができた』という報告を受けますと、淡泊な人は『ふーん、よかったね』というように、非常にあっさりとした返事で終わってしまいます。

すると、『おめでとう!』とか『相手は誰?いつから付き合っているの?』というように、興味を示してもらうことを期待していた相手からしますと、淡泊な人の反応はテンションが低くて期待はずれに感じてしまうでしょう。

ですが、淡泊な人は基本的に感情の起伏があまりなくて、どのような話に対しても落ち着いた反応をすることが多いです。

ですので、淡泊な人はテンションが低いというよりは、相手に対して感情移入することがない冷静な反応をする人だと言えるでしょう。

淡泊な人の特徴:自分大好き

淡泊な人は、自己愛が強い自分大好き人間である場合が多いです。

たとえば、淡泊な人は相手の都合や気持ちよりも、自分の都合が優先させてしまう傾向が強いです。

なぜならば、淡泊な人は相手に合わせることで感情移入したり依存したりしてしまっていて、いざという時に相手から裏切られて傷つくことを恐れているからです。

そのため、自分を第一に考えて行動をする事で、相手との一定の距離感を保ちながら生活をすることで自分の心を守ろうとしようとしているのだと考えられます。

このように、淡泊な人の自己愛が強い一面は自分勝手なように見えて、実は自分のことを守ろうとする気持ちの表れである可能性があります。

淡泊な人との付き合い方

淡泊な人との付き合い方は以下の通りです。

・尊重する
・受け入れてみる
・求める事をやめる

淡泊な人との付き合い方:尊重する

淡泊な人に対しては、相手のことを尊重するように付き合ってみると、うまく関わることができる可能性があります。

なぜならば、淡泊な人は自分中心に物事を考える傾向が強くて、自分の意見や主張を最優先に通したいという願望があるからです。

また、淡泊な人は自分より時間を大切にしている傾向が非常に強いですので、他人から自分のペースを乱されたり急な予定を入れられたりすることをあまり好まない性格をしています。

そのため、淡泊な人と上手に接するためには相手の意見や気持ちはもちろんのこと、淡泊な人の仕事や恋愛のペースも尊重してあげると良いでしょう。

そうしますと、淡泊な人も自分のペースを保ちながら周りの人と関わっていくタイミングをつかむことができますので、お互いに良い距離感を保ちながら交流を深めていくことができるようになります。

淡泊な人との付き合い方:受け入れてみる

淡泊な人は、他の人に比べて考え方があっさりとしていて、物事に執着する気持ちが薄いですので、仕事や恋愛が長続きしない傾向があります。

このような特徴は、周りの人からは理解することができなくて、恋人や仕事がコロコロ変わることに関しては意見したくなってしまう人も少なくないでしょう。

しかし、淡泊な人の気持ちも理解しないで頭から否定をしてしまいますと、淡泊な人も機嫌を損ねてしまいますし、心を閉ざしてしまう原因にもなりかねません。

そこで、淡泊な人と上手に接して行きたいと思いましたら、まずは相手の性格を否定しないで受け入れる努力をしましょう。

すると、淡泊な人の気持ちが理解できるようになってきますし、自分のことを尊重してくれる相手に対しては、淡泊な人も心を開いてアドバイスや意見を聞き入れてくれるようになるかもしれません。

淡泊な人との付き合い方:求める事をやめる

淡泊な人は、自分のことを優先させる自己愛が強い一面があります。

ですので、淡泊な人に対して何かを期待したり求めたりしますと、期待に応えてもらえなかった時に裏切られた気持ちになってしまいます。

そこで、淡泊な人と接する際には相手に期待することをやめてみると良いでしょう。

そうしますと、こちらが無駄に落ち込むことやイライラすることもなくなります。

また、淡泊な人と上手な距離感を持ちながら付き合っていくことで、相手もこちらの要望を受けて行動を起こしてくれるようになってくる可能性もあるでしょう。