世の中、自分にプライドを持っている方はほとんどだと思いますが、特にプライドが高い人は露骨に態度として示してきますので、付き合いづらい印象があります。
特に、職場などの環境では、役職などについた方や先輩方はそれなりにプライドが高い方が多いので、上手に世渡りしていくには、そういった方達のプライドを傷つけないように配慮しながら付き合っていかなくてはなりません。
では、どのように配慮していけばよいのでしょうか。
また、プライドの高い人にありがちな特徴や心理はどのような感じなのでしょうか。
そういった疑問を解決するため、今回はプライドが高い人の特徴と心理と扱い方について
徹底解説していきます。
プライドが高い人の特徴と心理
プライドが高い人の特徴と心理は以下の通りです。
・完璧主義・こだわりが強い・責任感が強い
・自尊心がある・バカにされるのが苦手・いじられるのが苦手・理想が高い
・自分が一番正しい・自分の非を認めない・謝らない・頭を下げない
・客観性がない・客観視できない
・自意識過剰・自慢話が多い・ナルシスト・自己陶酔
・人当たりが冷たい・態度が冷たい
・キレやすい・冗談が通じない
・ステータスにこだわる・学歴や職歴にこだわる・見栄っ張り
・ヒエラルキー症候群
・人に頼らない・人の話を聞かない・融通が利かない・頑固者
・友達が少ない・人嫌い
・マウンティングをする・見下す・虚勢を張る
・人のせいにする・責任転嫁する
・負けず嫌い・負けたくない
・本当は自信がない・意外と傷つきやすい
・本当は寂しがりや・話し相手がほしい
プライドが高い人の特徴と心理:完璧主義・こだわりが強い・責任感が強い
自分独自のこだわりが強くて完璧主義な一面がある人は、プライドが高い人が多いです。
また、プライドが高い人はしっかりと自分の責任を果たして何事も完璧にしなくてはならないというこだわりがあります。
たとえば、仕事の中でも任せられた仕事は100パーセントしっかりとぬかりなくこなさなくては気が済まなくて、自分に対して少しの妥協も許さないといったこだわりを持っています。
ですので、周囲からの信頼が厚い一方で他の人にもその完璧さを求めてしまうことがあり、時には周りの人から面倒な人だと思われてしまうことも少なくありません。
プライドが高い人の特徴と心理:自尊心がある・バカにされるのが苦手・いじられるのが苦手・理想が高い
プライドが高い人は、周囲からバカにされたりいじられたりすることが苦手で、このような行為をされた際相手に対して、どのように反応をすれば良いのかわからなくなってしまいます。
また、自尊心があり理想が高い傾向があるプライドが高い人は、周囲からバカにされてしまいますと、ひどく傷ついたり言われた言葉を過剰に気にしたりしてしまいがちです。
さらに、プライドが高い人は自分の考え方や行動が正しいと思っていますので、自分のことを下に見るようなことをする人に対しては、時には怒りをあらわにしてしまう場合も少なくありません。
プライドが高い人の特徴と心理:自分が一番正しい・自分の非を認めない・謝らない・頭を下げない
プライドが高い人は、周囲がどのような意見を述べていたとしても自分の考え方や意見がなによりも一番正しいと考えている傾向があります。
そして、自分が常識的な考えを持っていて、自分と違う意見を持っている人のことは非常識な人と考えてしまいがちです。
ですので、たとえ自分が間違いをおかした際にもプライドが高い人は自分の非を認めないだけではなく、頭を下げて謝るということをしません。
さらに、自分のプライドを守るために、自分が間違いやミスをしますと時には他人に責任を押し付けたり責任転嫁のような行為をしたりしてしまうことも少なくありません。
プライドが高い人の特徴と心理:客観性がない・客観視できない
プライドが高い人は、自分のことや周囲の出来事を客観視することができません。
と言いますのも、プライドが高い人は自分の意見が一番大切で、自分のプライドを守ることを最優先に物事を考えていますので、第三者の目線になって物事を考えるという客観性があまりありません。
ですので、仕事で何か問題が起こった時などは、問題を客観視して落ち着いて対処をすることができません。
そして、自分のプライドを守るために問題の解決よりも、問題の原因が自分ではないということをアピールすることを優先させてしまいます。
プライドが高い人の特徴と心理:自意識過剰・自慢話が多い・ナルシスト・自己陶酔
プライドが高い人は、何事も完璧にこなすことができる、理想通りの自分のことが大好きでナルシストな一面を持っていることが多いです。
また、自意識が過剰で自己陶酔している傾向が強いプライドが高い人は、他人と会話をする際にも話題は自分自身の自慢話であることがほとんどです。
このように、プライドが高い人は、プライドを守るためにいつも完璧に物事をこなしている自分のことが素晴らしい人だと考えています。
そして、その自分の素晴らしさを周囲に自慢して周りの人から認めてもらいたいという気持ちが非常に強いです。
プライドが高い人の特徴と心理:人当たりが冷たい・態度が冷たい
プライドが高い人は、周囲の人と接する際に人当たりが冷たい傾向が強いです。
と言いますのも、プライドが高い人は自分のプライドを守るために、バカにされたりいじられたりすることを非常に嫌います。
ですので、誰かにこのような行為をされますとプライドが高い人は、相手に対して非常に冷たい態度をとります。
また、プライドが高い人はもともと周囲の人よりも自分が優位な立場に立っていると考えていることが多いです。
ですので、他人のことを見下すような態度をとりがちで、そのツンケンした態度が冷たいと感じる人も少なくありません。
プライドが高い人の特徴と心理:キレやすい・冗談が通じない
会話の中での冗談が通じなくて、小さなことでキレてしまうのも、プライドが高い人の大きな特徴です。
このように、プライドが高い人がキレてしまうタイミングは、主に自分のプライドを傷つけられた時です。
ですので、その人によってキレるタイミングは異なりますが、いずれにせよ、その人それぞれのプライドを逆撫でするような言葉を言われたり嫌な行為をされたりしますと、過剰にキレることが多いです。
また、冗談も通じにくいですので、友人同士の冗談の言い合いをすることも苦手で、言われた言葉を全て間に受けてしまう傾向があります。
プライドが高い人の特徴と心理:ステータスにこだわる・学歴や職歴にこだわる・見栄っ張り
プライドが高い人は、自分の学歴や職歴などのステータスに非常にこだわる傾向があります。
たとえば、自分が大手の企業で働いた経験がありますと、その企業で働いていたことを自慢するだけではなく、その企業での仕事のやり方や考え方を別の会社の社員にも押し付けようとします。
また、非常に見栄っ張りな一面もありますので、その大手の企業で勤めていた期間がたとえ短かったとしましても、いつもその会社に居たこと自体を自慢するような話をします。
そして、時には見栄を張るために話を盛ったり嘘をついたりすることも少なくありません。
プライドが高い人の特徴と心理:ヒエラルキー症候群
ヒエラルキー症候群とは、職場などで自分よりも評価が高い大学を卒業していて仕事もできるような人のことを、自然に自分よりも上の立場の人だと考えてしまうことをいいます。
そして、その考え方は自分と同期入社をした立場が同じ人だったとしましても、自分よりも高学歴で仕事ができる人のことは立場が上で、馴れ馴れしく話しかけられないと考えてしまうことがあります。
このような考え方が、プライドが高い人の基本的な考え方になってしまいますので、自分よりもステータスが低い人は自分のことを上に見るべきだという考えが強くなってしまいます。
プライドが高い人の特徴と心理:人に頼らない・人の話を聞かない・融通が利かない・頑固者
プライドが高い人には、人の話を聞かない頑固者が多いです。
といいますのも、プライドが高い人は自分の考え方が一番正しいと考えていますので、よほど自分が尊敬する人や目上の人の言うこと以外はあまり参考にしようとしません。
さらに、自分の高いプライドのせいで人に頼ることができなくて、困ったことがあったり助けてほしいことがあったりしても、人に相談することができなくて一人で悩んでしまうこともよくあります。
そして、プライドが高い人は自分の考えを絶対に曲げない強い考えを持っていますので、なかなか融通が利く行動ができません。
プライドが高い人の特徴と心理:友達が少ない・人嫌い
プライドが高い人は、時に人のことをバカにしたり見下したりする傾向があります。
また、会話をしていても自分の自慢話が多くて、相手からすると非常に興味がなくつまらない話であることが多いです。
さらに、相手が話をしていても自分の自慢話をしたくなりますと、無理やり相手の話を止めてまで話始めてしまうことも少なくありません。
ですので、プライドが高い人の周囲からはどんどんと友人が離れていってしまいがちです。
また、プライドが高い人はいじられることが苦手で、ふざけあって交流を深めるような人のことを嫌うため、特に子どもの頃は友人が出来にくいです。
プライドが高い人の特徴と心理:マウンティングをする・見下す・虚勢を張る
プライドが高い人は、自分よりも弱い立場の人や言い返せない優しい性格の人に対して相手を見下すような態度をとる傾向があります。
また、自分と同等の立場の相手やライバル意識を持っている相手に対しては、相手をマウンティングすることもあります。
そして、自分よりも上の立場の人やステータスが高い人に対しては、虚勢を張って自分のことを大きく見せようとする傾向もあります。
このようにして、プライドが高い人は自分のことを大きくて強い人間だということを周囲にアピールしようとする行動をします。
プライドが高い人の特徴と心理:人のせいにする・責任転嫁する
プライドが高い人は、自分に対する周囲の評価が下がることを恐れているため、仕事で問題が起きた際に、人のせいにする傾向があります。
たとえば、自分の手違いで大切な資料の請求ができていなかった際にも、自分の責任ではないと責任転嫁してしまうこともあります。
このようにして自分のプライドを守ること大切にしているプライドが高い人は、仕事に関しては周囲からあまり信頼されていないことが多いです。
また、プライドが高い存在になりますと責任を押し付けられる可能性がありますので、周囲から人が離れていってしまいがちです。
プライドが高い人の特徴と心理:負けず嫌い・負けたくない
プライドが高い人は、周囲の誰にも負けたくないという気持ちがとても強いです。
たとえば、自分と同等のステータスの人ですと特にライバル意識を持って、絶対に負けなくないという気持ちを前面に出してマウンティングをします。
さらに、自分よりも目上な人やステータスが高い人に対しても、見栄を張って自分を大きく見せることで、自分は決して劣っていないということをアピールしようとします。
このように、プライドが高い人は非常に負けず嫌いな一面がありますので、時には周囲から見栄っ張りな頑固者と思われてしまうことも少なくありません。
プライドが高い人の特徴と心理:本当は自信がない・意外と傷つきやすい
プライドが高い人は、自分のことを守るために自分を強く見せようとしている結果としてプライドが高くなっている可能性があります。
といいますのも、プライドが高い人は相手の言葉や態度をすぐに間に受けてしまい、冗談なども鵜呑みにして傷ついてしまうことも少なくありません。
ですので、意外と傷つきやすい自分の気持ちを守るために、周囲の人に虚勢を張って自分のことを大きな存在としてアピールすることで、自信がない自分の心を隠そうとします。
プライドが高い人の特徴と心理:本当は寂しがりや・話し相手がほしい
プライドが高い人は、本当は寂しがりやで話し相手がほしい人が多いです。
たとえば、自分の自慢話をするのは周囲の人から褒めてもらうことだけが目的ではなく、自分のすごい話をして周囲に人が集まることを期待していることもあります。
しかし、いざ周りに人が集まると、より自分のことをアピールするために嘘の自慢話をしたり、人のことをバカにして自分が優位に立つような行為をしたりしてしまいます。
このようにして、プライドが高い人の思惑とは逆に、周囲から人が離れていってしまうことが非常に多いです。
プライドが高い人の扱い方・付き合い方
プライドが高い人の扱い方や付き合い方は以下の通りです。
・批判しない・否定しない・対抗しない・論破しない
・認めてあげる・褒める・おだてる・自尊心を刺激する
・言葉使いに気を付ける・丁寧な言葉を使う
・尊重する・同調する
・やんわりと指摘する・説得する
・できる限りアドバイスしない
・プライドをどんなところに持っているのかを把握する・自尊心を傷つけない
・親切にしない
プライドが高い人の扱い方・付き合い方:批判しない・否定しない・対抗しない・論破しない/h3>
プライドが高い人とうまく付き合っていくためには、まずは相手の言葉や態度を否定したり批判したりしないことが大切です。
といいますのも、プライドが高い人は否定や批判をされるほど、こちらが折れるまで自分の意見を強く押し付けてくる傾向があります。
ですので、プライドが高い人のことを否定したり批判したりすることは、話を長くさせてしまう大きな原因になってしまいます。
また、プライドが高い人の話に対抗したり話を論破しようとしたりする行為も、相手のことをヒートアップさせてしまうだけですので、控えた方が良いでしょう。
プライドが高い人の扱い方・付き合い方:認めてあげる・褒める・おだてる・自尊心を刺激する
プライドが高い人に対しては、褒めて認めてあげると相手の機嫌をとることができます。
たとえば、自分の昔の武勇伝を話す上司に対しては『すごいですね』とか『自分には真似できないです』というように、相手をおだてて自尊心を刺激すると上司の機嫌をとることができるでしょう。
また、プライドが高い人の話は、聞いていて疲れてしまう話が多いですが、その話を論破しようとしたり言い合いになったりしてしまいますと、より一層、疲れてしまう可能性があります。
このようなことからも、話の流れに乗って褒めてあげることが一番楽な会話の方法と言えるでしょう。
プライドが高い人の扱い方・付き合い方:言葉使いに気を付ける・丁寧な言葉を使う
プライドが高い人は、言葉の使い方や言い方によって機嫌を損ねてしまうことが多いです。
ですので、プライドが高い人と話す際には必ず丁寧な言葉を使うように、言葉使いにはくれぐれも気をつけることが大切です。
たとえば、たとえ同僚だとしてもプライドが高い人の方がステータスが高い場合には、プライドが高い人に対しては友達のような感覚で話しかけてはいけません。
そうしますと、自分の方がステータスが高いと思っているプライドが高い人は、バカにされたという感覚になり落ち込んだり怒ったりしてしまいます。
プライドが高い人の扱い方・付き合い方:尊重する・同調する
プライドが高い人とうまく付き合っていくためには、相手の考え方や価値観を尊重してあげることが大切です。
また、時には相手の考えに同調してあげることも、プライドが高い人を上手に扱うための方法です。
といいますのも、プライドが高い人は自分の考え方や価値観が一番正しいと考えている場合が多いです。
ですので、その価値観や考え方を否定してしまいますと、上手に付き合うことができません。
そこで、プライドが高い人には考え方に理解を示して、尊重をしてあげますと相手の機嫌も良くなり、同調することができます。
プライドが高い人の扱い方・付き合い方:やんわりと指摘する・説得する
プライドが高い人が、あまりにも周囲を見下すような態度が過ぎる場合には、やんわりと指摘してあげることも時には大切です。
また、言い方や考え方を少し変えてもらうように上手に説得ができますと、プライドが高い人も周囲に対する対応の仕方を変えてくれるでしょう。
ただし、ここで気をつけていただきたいことがあります。
それは、指摘したり説得したりするのは、あくまでもプライドが高い人よりも地位が高かったりステータスが高かったりする人である必要があります。
なぜならば、プライドが高い人は自分よりも目下な人や同等な人から指摘をされますと、話を聞くよりも先に言い返すことを優先させてしまうからです。
プライドが高い人の扱い方・付き合い方:できる限りアドバイスしない
プライドが高い人に対しては、できる限りアドバイスはしない方が良いです。
といいますのも、プライドが高い人は自分の考え方や価値観が一番正しいと考えている傾向があります。
ですので、その考え方を覆されるようなアドバイスを他人からされますと、気を悪くしてしまう可能性が高いです。
また、自分と同等のステータスの人や目下の人からアドバイスをされると、より一層、気分を害してしまいます。
そこで、プライドが高い人にアドバイスをする際には、言葉使いには気をつけて必要最低限の内容にとどめると良いでしょう。
プライドが高い人の扱い方・付き合い方:プライドをどんなところに持っているのかを把握する・自尊心を傷つけない
プライドが高い人と付き合うには、まず相手がプライドをどんなところに持っているのかということを把握する必要があります。
なぜならば、一言にプライドが高いと言っても、その人によって仕事に対してプライドが高いのか、男女関係にプライドが高いのかなどは異なります。
そこで、まずは相手がプライドをどこに持っているのかを把握して、相手の自尊心を傷つけないように接していくことが、上手に付き合っていく方法です。
このように、プライドがどこにあるのかが把握できますと、気づかないうちに相手のプライドを傷つけてしまうことを防ぐことができます。
プライドが高い人の扱い方・付き合い方:親切にしない
プライドが高い人に対しては、親切にすることが時には相手のプライドを傷つけることにもつながってしまいます。
たとえば、親切で『仕事を手伝いましょうか』と言ったとしましても、与えられた仕事を全て自分でこなすことにプライドを持っている人にとっては『自分一人ではこなせないと思われているのではないか』と感じてしまうこともあります。
このように、こちらとしては親切のつもりで言った言葉でも、相手の自尊心を傷つけてしまう一言になりかねませんので、プライドが高い人にはあまり親切にしすぎないことが大切です。