人の顔の表情のなかで、もっとも気になるのが目を見開いている表情です。

この目を見開くという行動にはそれなりの心理的な意味があります。

そこで今回は目を見開く人の心理についてご説明していきます。

目を見開くの意味とは

目を見開くとは、その言葉の通り驚いた時や衝撃を受けた時などに、目を大きく力強く開く様子を示しています。

たとえば、友人からサプライズで誕生日プレゼントをもらいますと、サプライズを企てられていたことに気づいていなかった人でしたら誰でも驚いて目を見開くでしょう。

そして、少し気持ちが落ち着いてから喜びを表現したり感謝の気持ちを伝えたりすることが多いかと思います。

このように、目を見開く癖がある人は驚いた事柄や良く知りたい事を、しっかりと目に焼き付けるために目を見開いているのだと考えられます。

目を見開く癖がある人の心理

目を見開く癖がある人の心理は以下の通りです。

・相手に対して興味がある
・好意がある
・相手を観察している
・下心がある
・かまってちゃん
・魅力的になりたい
・一緒にいたいと感じたから
・相手に嫌悪感があるから
・威嚇している
・信用できないと思われている
・興奮しやすいタイプ
・不安を感じるとき

目を見開く癖がある人の心理:相手に対して興味がある

相手と接する時に目を見開く癖がある人は、その相手に対して興味があることの表れだと言えるでしょう。

と言いますのも、人は相手のことをよく知りたいとか、しっかりと見たいと思っている時に目を見開く傾向があります。

ですので、自分にとって興味がある人がしている話を聞く時や行動を見る時には、大きく目を見開いて相手のことを見ようとします。

このように、目を見開いて話を聞かれたり行動を見られたりしますと、相手は自分自身や自分の話に興味を持ってもらえていると感じる反面、少し怖いという印象を受ける人も少なくないので注意が必要でしょう。

目を見開く癖がある人の心理:好意がある

特定の相手に対して目を見開く癖が見られる人は、その相手に好意を抱いている可能性が高いです。

と言いますのも、自分が好意を寄せる相手のことは誰もが興味を示しますし、相手のことをしっかりと見て多くのことを知りたいと考えるでしょう。

そのため、相手の一挙手一投足に注目をしますので、自然と目を大きく見開いて見るようになります。

特に、好意を寄せる相手がスポーツをしていたり周りの友人と笑顔で喋っていたりする場面は、自分の目にしっかりと焼き付けたいと感じる一面ですので、より一層、大きく目を見開いて相手のことを見つめたくなることでしょう。

目を見開く癖がある人の心理:相手を観察している

相手のことを目を見開いて見る癖がある人は、その相手のことを観察している可能性があります。

たとえば、いつも自分と違う考え方や意見を話す人や自分が好意を寄せている人などのように、自分が自然に注目をしたくなる人のことは無意識のうちに観察している傾向があります。

このように、人によって興味を示す相手は異なりますが、誰でも生活をしている中で気になる人は少なからずいますので、人は無意識のうちにその相手のことを目で追って観察しようとします。

そして、相手が気になることをしたりしますと、自然と目が大きく見開くようになります。

目を見開く癖がある人の心理:下心がある

相手のことを見る時に目を見開く癖がある人は、その相手に対して下心を持っている可能性があります。

たとえば、自分が好意を抱いている相手だったり外見が自分の好みの女性が街中を歩いていたりしますと、下心がある人は相手のことをしっかりと見たいという気持ちが強くなります。

そのため、目を見開いて相手のジッと見つめてしまうことが多く、相手からしますと『何か言いたいことがあるのかな?』というように思われてしまうことも少なくありません。

また、あまりに見過ぎてしまいますと相手に恐怖心を与えてしまう可能性もありますので、話しかけるわけでもない時には、あまりマジマジと相手のことを見ないようにした方が良いでしょう。

目を見開く癖がある人の心理:かまってちゃん

いつも目を見開いているような癖がある人は、周りの人に構ってほしいと思っている可能性があります。

なぜならば、人は誰でも相手が目を見開いて自分のことを見ていましたら、自分に用があるのではないかと思って相手に話しかけたくなるからです。

ですので、周りの人に構って欲しいという気持ちが強いかまってちゃんは、特に用があるわけではないのですが、構ってほしい相手のことをジッと目を見開いて見つめることが多いです。

そして、話しかけてもらえたり会話の輪に入れてもらえたりしますと、見開いた目を通常通りに戻して自然な表情に戻るようになるでしょう。

目を見開く癖がある人の心理:魅力的になりたい

いつも目を見開いているような表情をしている人は、周りの人から魅力的だと思われたいと思っていると考えられます。

と言いますのも、テレビや映画などで見かけるような、綺麗で魅力的な女優さんや俳優さんたちは、多くの人がパッチリとした目をしている傾向があります。

そのため、パッチリと見開いた目をすることが魅力的だと感じる人も多く、写真を撮るタイミングでは多くの人が目を見開いて写真を撮るでしょう。

このような魅力的になりたいという気持ちが強い人は、写真に写るタイミングだけではなく、普段から多くの人に魅力的だと思われることを望んでいます。

ですので、このような人は周囲から見ても疲れるのではないかと思うほど、いつでも目をしっかりと見開いて生活をしています。

目を見開く癖がある人の心理:一緒にいたいと感じたから

特定の相手に対して目を見開く癖がある人は、その相手と一緒に居たいと感じていると考えられます。

このような人は、好意を抱いている異性だけではなく話が面白い友人や頼りになる同僚などのように、自分が一緒に居たいと感じた相手でしたら誰に対しても目を見開いて接する傾向があります。

ですので、目を見開いて自分の存在をアピールすることで、相手にも自分のことを意識させようとしています。

そして、相手が自分のことを意識し始めますと、話しかけたり一緒に行動をしたりする事で相手との距離感を縮めて行こうと試みます。

目を見開く癖がある人の心理:相手に嫌悪感があるから

相手のことを見る時に目を見開く癖がある人は、多くの場合は相手に対して好意を寄せていたり興味を持っていたりする傾向がありますが、逆に相手に対して嫌悪感を持っている場合も考えられます。

たとえば、自分とは意見がいつも合わない同僚が周りの人から注目を集めるような行動をしていますと、気にしないようにしていても自然と目にとまってしまうでしょう。

そして、その時に自分が同僚を見つめる目は無意識のうちに大きく見開いている可能性が高いです。

なぜならば、相手に対して強い嫌悪感を抱いていますと、逆に相手のことが気になってしまって自分でも気づかないうちに目で追ってしまっているからです。

そのため、嫌悪感を抱いている相手がなにかをするたびに、目を見開いて観察しようとしてしまうと考えられます。

目を見開く癖がある人の心理:威嚇している

相手のことを見る時に目を見開く癖がある人は、相手のことを威嚇している場合があります。

たとえば、自分の恋人が知らない男性といる場面に遭遇しますと、特にやましいことがなかったとしても、そのような場面を見ることはあまり好ましくないでしょう。

また、自分の彼女は相手に対して何の感情もなくても、相手は下心を持って接してきている可能性もあります。

ですので、このような相手に対して、はっきりと言葉で表現することをしないで、目を見開くことで威嚇しようとする人もいます。

このように、目を見開くことは相手に対して威圧的な態度となる場合もありますので、自分は威嚇するつもりがないけれど、相手から見ますと威圧的な態度だと思われてしまうことも少なくありません。

目を見開く癖がある人の心理:信用できないと思われている

相手と接する時に目を見開く癖がある人は、周りの人から信用できないと思われていることも少なくないです。

なぜならば、『目は口ほどに物を言う』ということわざがあるように、人は嘘をついたり指摘されたくないことを言われたりした時に、無意識のうちに目を見開く傾向があります。

そのため、相手から何かを言われた時に目を見開きながら焦って返事をされますと、嘘をついていると思われてしまいやすく、相手からの信用も無くなってしまうことがあります。

このように、目を見開く癖がある人は嘘が顔に出やすいということですので、バレやすいような嘘はつかない方が良いでしょう。

目を見開く癖がある人の心理:興奮しやすいタイプ

日常的に目を見開く癖がある人は、興奮しやすい性格をしている可能性が高いです。

たとえば、野球の試合を観戦している際に、最終回でサヨナラホームランを打って逆転勝ちするような場面を見ましたら、誰でも興奮するでしょう。

このような時に、周りの人よりも興奮しやすい人は、拍手をして逆転勝ちの喜びを表現するだけではなく目を大きく見開くことで表情から見てもわかるように、喜びの感情を表現します。

ですので、周りの人からは表情が豊かで感情を表現することが上手な人だという印象を持たれることが多いです。

目を見開く癖がある人の心理:不安を感じるとき

特定の場面で目を見開く癖がある人は、その場面で不安を感じている可能性があります。

たとえば、就活中の大学生が面接を受けた企業から電話をもらった際には、合否の連絡と見てまず間違いありませんので、期待の気持ちよりも不安の方が何倍も大きく感じていることでしょう。

そのため、電話が鳴った瞬間に目を大きく見開くことで、不安に思っている気持ちが周りの人にも伝わるでしょう。

ですが、不安を感じて目を大きく見開く人は不安から解消されますと、すぐに自然な表情に戻るようになります。

そのため、周囲の人からは、その人の気持ちが表情から読み取りやすくて、何を考えているか分かりやすい人だと思われてしまうことも多いです。