こだわりが強い人はマニアックな人でもあるので、コレクターなどの才能を発揮したり、普通ならたどり着かない領域へもたどり着けるほどの才能をもったりしています。

そういった素晴らしい才能がある反面、自分だけの世界観しか見えていないことが多く、周囲の人から共感を得にくい面もありますので、孤立してしまうことも珍しくありません。

ですので、もし、あなたの周囲にこだわりが強い人がいるときには、特徴をしっかりと把握して上手に接するようにしましょう。

そこで、今回は、こだわりが強い人の特徴と長所と短所さらにこだわりが強い人への接し方もご紹介していきます。

こだわりが強い人の特徴

こだわりが強い人には、以下の4つの特徴が挙げられます。

・相手とぶつかることが多い
・自分中心に物事を考える
・仕事面での信頼は厚い
・人の意見を取り入れられない

相手とぶつかることが多い

こだわりが強い人は、自分独自のルールや価値観が強いため、相手とぶつかり合ってしまうことが多いです。

また、こだわりが強い人はマイペースな性格をしている傾向があります。

ですので、その点でも相手に歩み寄りながら強調することができないため、友人や仕事仲間とぶつかってしまうことが多くなってしまいます。

このように、こだわりが強い人は自分のルールに従ってマイペースに物事を進める性格をしているため、相手に合わせることが苦手な一面があると考えられます。

自分中心に物事を考える

こだわりが強い人は、基本的に物事を自分中心に考えてしまう傾向が強いです。

その理由は、こだわりが強い人には自分独自のマイルールが存在しているからです。

そして、そのマイルールに基づいて行動をするため、相手に合わせたり他人の意見を聞き入れたりすることよりも、自分のルールを優先させてしまうことが多いです。

そのため、周りの人と強調することができない性格が、周りの人からは自己中心的な人だという印象を持たれてしまう原因になります。

仕事面での信頼は厚い

こだわりが強い人は、決められたことはしっかりとこなす性格をしていますので、仕事面での信頼は非常に厚い傾向があります。

たとえば、失敗が許されない重要な仕事やマニュアルに則ってする仕事などではミスや失敗がほとんどなく、かなりの正確性を見せます。

そのため、仕事を任せる上司からは絶大な信頼を寄せられることが多く、大切な仕事を任せられることが非常に多いです。

しかし、こだわりが強い人は自分中心に物事を考えている傾向がありますので、相手のことを立てなくてはならない取引先との商談の場などには、あまりむいていないかもしれません。

人の意見を取り入れられない

こだわりが強い人は、基本的に他人の意見を取り入れることができません。

なぜならば、こだわりが強い人は自分の意見や価値観が一番正しいと考えて発言したり行動したりしているからです。

そのため、仕事で悩んでいる時に同僚や上司が気を利かせてアドバイスをしてくれたとしても、こだわりが強い人は自分流のやり方で仕事を進めなくては気が済まないので、せっかくのアドバイスも聞き入れることができません。

このように、こだわりが強い人は自我が強すぎるために他人からのアドバイスや意見を聞き入れることができません。

ですので、最初は気にかけてくれていた周りの人も、声をかけても無駄だと思ってしまい意見を言ってもらえなくなってしまう可能性もあります。

こだわりが強い人の長所

こだわりが強い人の長所は以下の通りです。

・魅力的に見える
・秀でた才能を持っている場合が多い
・集中力がある
・知識が豊富
・自分に自信がある
・努力家
・人や物を大事にする
・一途
・周りから信頼されている
・妥協しない

こだわりが強い人の長所:魅力的に見える

こだわりが強い人は、周りの人から魅力的に見られることが多いです。

なぜならば、こだわりが強い人は周りに流されることなく、自分のやり方や考え方や貫き通すことができる気持ちの強さを持っているからです。

また、実際にその方法で仕事を成功させることが多いですので、仕事面での信頼はかなり厚いものがあります。

そのため、周りの人に気を遣いながら動いている人や、言われた通りに動いても失敗する人などから見ますと、こだわりが強い人は非常に魅力的に見えるでしょう。

こだわりが強い人の長所:秀でた才能を持っている場合が多い

こだわりが強い人は、周りの人にはない秀でた才能を持っている場合が多いです。

その理由は、こだわりが強い人は型にはまらない自由な考え方を持っていて、その考え方を貫き通すことができる強い心を持っているからです。

たとえば、仕事で商品開発をする際に、常識的なことを基本として考えてしまいますと、どうしてもありきたりな商品しか思いつかないでしょう。

しかし、こだわりが強い人は常識や固定概念にとらわれることなく自由な発想をすることができます。

ですので、こだわりが強い人にしか思いつかないような、独特の商品を提案できる秀でた才能を発揮することができます。

こだわりが強い人の長所:集中力がある

こだわりが強い人は、1つのことに対する集中力が非常に高い傾向があります。

なぜならば、こだわりが強い人は何かに対してこだわりを持った時、周りの出来事や周囲の人の声が聞こえなくなるほど自分の世界に入り込むからです。

そのため、自分がこだわりを持つ出来事に対しては強い集中力を発揮して、完璧に物事をこなそうとします。

このように、こだわりが強い人は強い集中力があるからこそ、自分の考えや意見を貫き通すことができるのだと考えられます。

こだわりが強い人の長所:知識が豊富

何事に対してもこだわりが強い人は、知識が豊富である傾向があります。

なぜならば、知識や経験が豊富だからこそ、『物事はこうでなくてはならない』という強いこだわりを持つのだと考えられるからです。

たとえば、熱帯魚に対して知識も飼った経験もない人は、熱帯魚に特に強いこだわりを持つことはなく『綺麗だな』と思って眺めるだけでしょう。

しかし、強い興味を持って勉強したり過去に飼ったりしたことがある人は、いまでも熱帯魚にこだわりを持っている可能性が高いです。

そのため、飼っている人を見たり自分で飼育する機会があったりしますと、自分の知識や経験をフルに活用して自己流のこだわりを持って、水族館のように熱帯魚を完璧に飼育しようとします。

こだわりが強い人の長所:自分に自信がある

こだわりが強い人は、自分に自信がある人である可能性が高いです。

なぜかというと、自分流のこだわりを貫き通すことは、自分の考え方や価値観は間違っていないという絶対の自信がなくてはできないことだからです。

そのため逆を言うと、こだわりがない人は自分に自信がないため、周りの人には合わせながら生活をしていると考えられます。

このように、周りの人の意見やアドバイスよりも自分の考え方を優先させる人は、自分のこだわりは間違っていないという絶対の自信がある人だと言えるでしょう。

こだわりが強い人の長所:努力家

こだわりが強い人は、自分の考え方や価値観を貫き通すために、日頃から努力をすることを忘れません。

なぜならば、努力をしないでこだわりだけ持っている人は、ただ自分勝手な発言や行動をしているだけだからです。

そのため、自分のこだわりを周りの人にも理解してもらった上で、そのこだわりをもって物事を成功させるためには、普通の人以上に知識や経験を積む必要があります。

このように、自分のこだわりを仕事やプライベートで活用しようとする人は、こだわりについて周りの人からも理解を得ることができるように心がけている努力家な人が多いです。

こだわりが強い人の長所:人や物を大事にする

こだわりが強い人は、人や物を大事にする人が多いです。

なぜならば、こだわりが強い人は一度、自分が気に入った物や仲良くなった人に対しても、強いこだわりを見せる傾向があるからです。

たとえば、こだわりが強い人の中には幼少期に自分が気に入って使っていたポーチのような物を、社会人になった今でも大切に使っているという人も多いです。

このように、一度でも大切にした物のことは簡単には手放すことができなくて大事に使い続けるところは、こだわりが強い人も大きな長所だと言えるでしょう。

こだわりが強い人の長所:一途

こだわりが強い人は、人に対しても強いこだわりを見せる傾向があります。

そのため、恋愛については非常に一途で1人の相手のことを長く大切に想い続けることができる性格をしています。

このような一途な一面は、恋人に対してはもちろんのこと、付き合うことができなかったとしても片思いとして長く一途に1人の人を想い続けることも少なくありません。

そして、片思いの期間中にも一途である人は、恋が叶って付き合うことができるようになった際には、より一層、強く相手のことを一途に想い続けることができます。

こだわりが強い人の長所:周りから信頼されている

こだわりが強い人は、周りの人からの信頼が非常に厚い傾向があります。

なぜならば、こだわりが強い人は決められたことやルールはしっかりと守ることを心がけていますので、絶対に適当な仕事はしないからです。

そのため、誰も見ていないような1人の時間でもサボることも手を抜くこともなく、しっかりとやるべきことをこなすことができます。

このように、こだわりが強い人は生真面目で誰も見ていないようなところでもズルをすることがありませんので、特に仕事の面で周りの人から信頼されることは非常に多いです。

こだわりが強い人の長所:妥協しない

こだわりが強い人は、自分が満足する結果を得ることができるまでは妥協することはありません。

なぜならば、簡単に妥協してしまう程度の事柄には、そもそもこだわりを持たないからです。

そのため、一度こだわった事柄はどれだけ手間や時間がかかったとしても、絶対に妥協することなく努力を重ねることで自分の期待する結果を得ることができます。

このように、こだわりが強い人は有言実行することができる頼り甲斐のある一面がありますので、周りの人からの信頼は非常に厚いでしょう。

こだわりが強い人の短所

こだわりが強い人の短所は以下の通りです

・人に理解してもらえない
・空気が読めない
・人付き合いが苦手
・一般常識がない
・人を見下す
・頑固
・ナルシスト
・人の意見を聞かない
・協調性がない
・マイペース

こだわりが強い人の短所:人に理解してもらえない

強すぎるこだわりは、そのこだわりを他人には理解してもらえないことが多いです。

なぜならば、こだわりが強い人は常識や固定概念にとらわれない考え方や価値観を持っているからです。

そのため、他の人が思いつかないような斬新なアイディアを提案することができる一方で、常識的な考え方をしている人からは理解してもらえないことが多いです。

このように、こだわりが強い人は周りの人からの理解を得にくいため、周囲からは『変わり者』とか『変な人』というような印象を持たれてしまうことも少なくありません。

天才と呼ばれる人が変人とか言われることが多いのはこのような背景があります。

こだわりが強い人の短所:空気が読めない

こだわりが強い人は、周りの空気を読むことが苦手な人が多いです。

その理由は、こだわりを強く持つためには周りに合わせないで、自分の意見を貫き通さなくてはならないことも少なくないからです。

たとえば、同僚が入院をした際に職場のみんなでお見舞いに行きますと、他の同僚のみんなが5千円のお見舞金を包んでいるにもかかわらず、空気が読めない人は『お見舞い金は一万円が常識だ』といって、周りに合わせることよりも自分の中の常識を優先させます。

そのため、周りの人からは嫌な目で見られてしまうことも多いですし、お金を受け取った同僚のことも困らせてしまうことになるでしょう。

こだわりが強い人の短所:人付き合いが苦手

強いこだわりを持っている人は、人付き合いをすることが苦手な傾向があります。

なぜかというと、こだわりが強い人は相手の意見に合わせたり同調したりすることよりも、自分の意見や価値観を優先させてしまうことが多いからです。

ですので、相手の話に共感したり相手のことを立てたりすることができなくて、いつも自分中心に物事を進めてしまいがちで、気付いた時には周りから友人が離れて行ってしまっていることも少なくありません。

このように、周りの人がこだわりが強すぎる人の考え方について行くことができなくて離れていってしまった結果、周囲から孤立してしまうことも少なくありません。

こだわりが強い人の短所:一般常識がない

こだわりが強すぎる人は、一般常識がない人が多いです。

なぜならば、こだわりが強い人の考え方や価値観は自分独自のものであることが多く、自分の考えを貫き通すために都合がいいマイルールの中で生きている傾向が強いからです。

そのため、こだわりが強い人が常識だと思っていることは、周りの人からは理解しがたい自己中心的な考え方であることも少なくありません。

そして、自分と考え方が違う人のことを非常識な人だと勘違いしてしまうことも多く、周りの人とは意見が合わないことが非常に多いです。

こだわりが強い人の短所:人を見下す

こだわりが強い人は、他人のことを見下す傾向が強いです。

なぜならば、こだわりが強い人は自分は有能でなんでもできる完璧な人だと思い込んでいるからです。

そして、実際にこだわりが強い人は仕事ができる人が多く上司からも認められる存在であるため、実力が伴ってしまっている分、態度が大きくなってしまうのだと考えられます。

たとえば、自分ができることができない同僚や、何度も同じミスを繰り返す部下に対しては、相手のことをバカにしたような見下す態度をとってしまいがちです。

そのため、こだわりが強い人の態度や言葉が周りの人を傷つけることも多く、周りから敬遠されてしまうことも少なくありません。

こだわりが強い人の短所:頑固

こだわりが強い人は、頑固な性格をしていることが多いです。

なぜならば、こだわりが強い人は自分の考え方や価値観が常識的だと思っているため、自分の意見は絶対に相手に譲らないからです。

また、物事を頑なに自分のやり方を貫き通そうとするため、他人の意見やアドバイスを聞き入れることができないことも多いでしょう。

そして、自分はなんでも一人でできると思って周りからのアドバイスを聞き入れなかったために、いざ一人ではできない事案が発生しても助けを求めることができなくて困ってしまうことも少なくありません。

こだわりが強い人の短所:ナルシスト

強いこだわりを持っている人は、極度のナルシストである可能性が高いです。

なぜならば、ナルシストは自分のことが一番可愛くて素晴らしい人間だと思っているからです。

そのため、自分の中の常識は世間の常識だと勘違いしてしまうことも多く、自分のこだわりを周りの人に押し付けてしまうことも少なくありません。

さらに、ナルシストは強いこだわりを持っている自分のことをかっこいいと思っている傾向があり、物事に対してこだわりを持って取り組むことで、自分はその道のプロフェッショナルだと思い込んでしまう節があります。

このように、こだわりが強いナルシストは自分中心に物事を考えてしまい、相手に意見を押し付けることが多いため、周りの人から敬遠されてしまいやすくなってしまいます。

こだわりが強い人の短所:人の意見を聞かない

強いこだわりを持っている人は、相手の意見を聞くことができません。

なぜならば、こだわりが強い人は自分の考え方や価値観が常識的だと思っているからです。

そのため、自分とは違う意見を提案されたり他人からアドバイスをされたりしても、話を聞く気も参考にする気もほとんどありません。

さらに、自分と違う考え方を持っている人のことを非常識な人だと思い込んでしまうことも少なくないです。

このように、こだわりが強い人は自分の考え方に絶対の自信を持っているため、人の意見を聞き入れることができないのだと考えられます。

こだわりが強い人の短所:協調性がない

こだわりが強い人は、協調性がない人が多いです。

その理由は、こだわりが強い人は相手に合わせたり相手の話に共感したりすることよりも、自分の意見を貫き通すことを優先させてしまうからです。

そのため、自分の意見に対して共感してくれたり興味を示してくれたりする人とは仲良くできますが、意見がぶつかったり反論してきたりする人とは絶対に仲良くなることができません。

そして、相手に合わせるということもできないため、周りの人の意見に歩み寄って協調しながら物事を進めていくということが非常に苦手な傾向があります。

このように、こだわりが強い人は自分の考えを貫き通したい気持ちが強すぎるため、協調性に欠けてしまい自己中心的になってしまいがちです。

こだわりが強い人の短所:マイペース

こだわりが強い人は、マイペースに物事を進めていくことが多いです。

なぜならば、こだわりが強い人は自分の考えを貫き通したいという気持ちが強いために、周りに合わせようとする考え方がほとんどないからです。

そのため、周りの空気や他の人のペースには全く関心がなく、自分の都合がいいタイミングで都合のいいように物事を進めるマイペースな一面があります。

さらに、こだわりが強い人は自分が納得いく結果になるまでは妥協をしない性格をしているため、1つの事柄にどれだけ時間をかかっても焦ったり急いだりすることもないでしょう。

こだわりが強い人への接し方

こだわりが強い人に対しては、相手がこだわっているポイントを把握することが非常に大切です。

そして、そのポイントを把握した上で、まずはこだわりが強い人の考え方を理解して共感してみると良いです。

そうしますと、自分の知らない世界を知ることができる良い機会になりますし、斬新な発想に感銘を受けるかもしれません。

ただし、相手に歩み寄ってみた際に、あまりにも自己中心的なこだわりを持つ人だったり、人の話を聞き入れなかったりする場合には、ある程度の距離を置いて接するようにした方が、こちらのストレスが溜まるのを防ぐことができるでしょう。