人間関係を複雑化してしまう要因のひとつに嫌味を言う人がいることが挙げられます。

嫌味を言われるとほんと感じわるいですよね。

このように嫌味を言う人はどのような特徴や性格なのでしょうか。

また、どのような心理から嫌味を言うのでしょうか。

このような疑問を解決するべく嫌味を言う人の特徴や性格、心理について
取り挙げたいと思います。

嫌味を言う人の特徴・性格

嫌味を言う人は以下のような特徴や性格だったりします。

・余裕がなくイライラしている・ストレスがたまっている・欲求不満
・完璧主義・人の過ちが許せない
・小心者・臆病・自己防衛
・プライドが高い
・反応を楽しんでいる・面白がっている

嫌味を言う人の特徴・性格:余裕がなくイライラしている・ストレスがたまっている・欲求不満

他人に向かって嫌味を言ってくる人には、いつも余裕が無くてストレスが溜まりイライラしているという特徴があります。

また、なにかの欲求が満たされておらず、生活の中で満足度が低い人も、嫌味を言いがちな性格である傾向があります。

このように、常に余裕が無くイライラしている人は、自分自身に満足ができていないケースが多いです。

ですので、自分よりも有意義な生活を送っている人や、逆に自分よりも明らかに劣っている人に対して嫌味を言うことで、イライラした気持ちを紛らわしています。

そして、相手が何も言い返してこないことに優越感を覚えて、気持ちを満たしていって溜まっているストレスを発散させていると考えられます。

嫌味を言う人の特徴・性格:完璧主義・人の過ちが許せない

あまりにも完璧主義で、人の過ちが許せない性格の人も、他人に向かって嫌味を言いがちです。

また、このような完璧主義の人から言われる嫌味は、時には度が過ぎるような内容の嫌味を言われるケースもあります。

なぜならば、完璧主義の人は他人にばかりではなく、自分に対しても厳しい性格をしていますので、物事に対する基準がより高いものになってしまうからです。

そうしますと、他人に対しての要求もより高いものになって、その要求に応えてくれない人には過度の嫌味を言いがちになります。

また、完璧主義の人の嫌味を受けて要求に応えられるような行動をしますと、より高い要求を求められるケースも多いですので、関わり方には注意が必要です。

嫌味を言う人の特徴・性格:小心者・臆病・自己防衛

自分自身の気持ちが弱くて臆病だと分かっている人は、自己防衛をするために他人に対して嫌味を言う傾向があります。

また、気持ちが弱い人は相手に直接、物事を言うことができないですので、嫌味という手段で相手に気持ちを伝える場合もあります。

このように、気持ちが弱く臆病な性格で自己防衛を図るために嫌味を言う人は、別れ際のタイミングで相手に嫌味をいうことが多いです。

なぜならば、このタイプの人は嫌味で気持ちを伝えたまでは良いですが、言い返されることを恐れているためです。

ですので、仕事が終わる時間の最後の最後や、別れ際の扉が閉まるくらいのタイミングで言い逃げのような形で嫌味を言ってくる傾向があります。

嫌味を言う人の特徴・性格:プライドが高い

プライドが高くて、他人よりも上に立ちたいと考える人も、嫌味をいう傾向があります。

このように、プライドが高い人が言う嫌味は、人を見下すような内容の場合が多いです。

例えば、保育園に子どもを預けて夫婦で共働きをしている家庭に対して、「こんな小さい子どもを預けてまで働かなくてはならないなんて大変ね。」というような言い方をします。

そうすることで、自分は働かなくても旦那の収入だけで生活ができていることをアピールしながら相手を見下そうとします。

しかし、プライドが高くて嫌味をいう人に限って、本当は自分ができないことを他人がしていることが羨ましくて、妬みのような気持ちを込めて嫌味を言っている可能性が高いです。

嫌味を言う人の特徴・性格:反応を楽しんでいる・面白がっている

誰しも他人に嫌味を言われると、非常に嫌な気持ちになりますよね。

ですが、そこで言い返す人もいる一方で煮え湯を飲まされてしまう人もいて、言われた側の反応はさまざまなになります。

そして、嫌味をいう人の中にはこのような相手の反応を見て楽しんでいるという、かなりタチの悪いケースもあります。

このように、相手の反応を見て面白がっているタイプの人は、嫌味を言うことでストレスを発散して、相手が言い返せない態度を見てさらに優越感に浸っていると考えられます。

また、相手の反応を楽しむことが目当てで嫌味を言う人は、嫌味を言うこと自体がクセになっていると考えられ、それを趣味のように楽しんでいる傾向があります。

嫌味を言う人の心理

嫌味を言う人は以下のような心理が働いています。

・嫉妬心がある・コンプレックスを持っている
・優位に立っていたい・人の上に立っていたい
・他人を見下している・バカにしている
・自分に自信がない・自己肯定できない
・本当は仲良くしたい・かまってほしい
・自己愛が強い
・嫌味を言う癖がある・嫌味と思っていない・無神経・無意識に言っている

嫌味を言う人の心理:嫉妬心がある・コンプレックスを持っている

嫌味を言う人の中には、何かしらのコンプレックスを持っているケースが多いです。

そして、嫉妬心が強い人も他人に対して嫌味を言う傾向があります。

このような人は、日頃から自分がコンプレックスを抱えていて、自分よりも過ごしやすい環境で生活をしている人に対して嫌味を言いがちです。

また、特定の人に対してコンプレックスや嫉妬心を持っていて、その人に対してのみ執拗に嫌味を言うタイプの人もいます。

例えば、相手よりも収入が少ないことをコンプレックスに思っている場合には「自分の方が優秀なのに、学歴だけで収入が高くなるなんて羨ましい」というように、自分が嫉妬している部分を嫌味として相手に伝える方法を取るようになります。

嫌味を言う人の心理:優位に立っていたい・人の上に立っていたい

もともとの性格として、人よりも優位な位置に立っていたいとか、上に立っていたいという考え方をしている人も、嫌味を言うケースが多いです。

そして、このタイプの人が嫌味をいうタイミングは、相手のほうが優位に立ったときなどです。

つまり、自分が人よりも下になったことに対する劣等感から、相手に対して嫌味を言うようになります。

しかし、もし人より優位に立ちたいという願望がある人が他の人より上に立ったとしても、おそらくこの人が他人に対して嫌味を言うクセは直らないでしょう。

なぜならば、人より下にいた経験がある人は、上に立てば立つほど、今までの劣等感から人のことを見下したいと言う気持ちが強くなってしまうからです。

嫌味を言う人の心理:他人を見下している・バカにしている

いつでもどのような状況でも、自分が一番優秀だと考えていて、他人のことを見下してバカにしてる人は、よく嫌味を言うクセがあります。

例えば、「こんなこともできないの?」とか「このくらいできることが常識だ」というように、自分が知っていることは他の人が知っていて当たり前で常識だというような言い方をします。

そして、知らない人やできない人に対しては常識がないという内容の嫌味を執拗に言ってくる傾向があります。

このように、人のことを見下している人は、過去に自分も誰かからバカにされたり見下された経験がある場合が多いです。

そして、その時の悔しい気持ちを埋めるために、他の人に対して嫌味を言っていると考えられます。

嫌味を言う人の心理:自分に自信がない・自己肯定できない

自分自身に自信がなく、自己肯定ができない人は、他人に対して嫌味を言うことで自分の存在価値を見出す傾向があります。

このようなタイプの人は、自分よりも明らかに困っている人や大変そうな人に対して嫌味を言うことで、自分のことを肯定しようとします。

しかし、逆に自分よりも幸せそうな人や順調な生活を送っている人に対しては、嫌味を言うことはほとんどありません。

なぜならば、自分よりも幸せそうな人に嫌味を言ったとしても、言い返されたり聞き流されたりするような態度をとられてしまいますと、何倍も自分が傷ついてしまうことがわかっているからです。

ですので、自分よりも大変そうで言い返してこない人を選んで嫌味を言うようになります。

嫌味を言う人の心理:本当は仲良くしたい・かまってほしい

好きな人ほどいじめたいと言う心理は、特に小学校くらいの男の子によく見られると言われています。

このような心理と似たような考え方で、本当は仲良くしたいとか、かまってほしいが素直に言えないために、嫌味を言ってしまう人もいます。

そして、直接素直に話しかけることができないことから、嫌味を言うことで近づいて相手の記憶に自分の存在を残そうとします。

ですので、嫌味を言われることが必ずしも嫌われているというわけではないケースもあります。

しかし、理由はどうであれ嫌味を言われることはあまり好ましいことではありませんので、もしこのような理由で嫌味を言ってしまう人は、話しかけるきっかけを変えてみると良いでしょう。

嫌味を言う人の心理:自己愛が強い

自己愛が強すぎる人は、嫌味を言う傾向が非常に強いです。

このようなタイプの人は、『他の人をバカにする』という特徴がある人と少し似ていて、自分の考えがいつでも正しいという考え方をしているケースが多いです。

また、自己愛が強い人は自分が誰よりも一番かわいいですので、自分の意見に反対してくる人に対して敵視する傾向があります。

そして、相手がなにか間違えたことをしたり仕事でミスをしたりすることがありましたら、「自分の言うことを聞いておけばよかったのに」とか「人に意見しておいて自分が間違えたら意味がない」というような、自分の意見に反対したことを後悔させるための嫌味を言うことが多いです。

嫌味を言う人の心理:嫌味を言う癖がある・嫌味と思っていない・無神経・無意識に言っている

嫌味を言う人の中には、そもそも言ったことが嫌味だと自覚していなかったり、無意識に言っていて周囲からは無神経だと思われていたりする人もいます。

また、嫌味を言ったことも無意識ですので、後から注意をされたとしても言ったこと自体を覚えていないことがほとんどです。

ですので、無意識に嫌味を言ってしまう人のことは、注意することで改善させることはなかなか難しいです。

もしも、周囲にこのタイプの嫌味を言う人がいましたら、相手にある程度注意をした上で、改善する傾向がない場合にはそういう性格なのだと割り切って付き合っていくことも必要です。

このような嫌味をいちいち間に受けてしまいますと、聞いている方も疲れてしまいます。