恩着せがましい人は、本来は人助けをしていることが多いので、うざがられるのは筋違いではあるかもしれません。
私も経験がありますが、知人と仕事をしたときにお昼代を持っていなかったことで「1000円ある?」と言われ1000円貸したものの、3か月経過しても、返してこなかったので、「あのときの1000円は?」と返金を要求したのですが、「知らない!」と言われてしまいました。
あまり言うのも恩着せがましいので、結局諦めてしまいましたが、バカにされている感じがして、イラっとしました。
このように人間とは現金な生き物なので、助けられてもそのことを忘れてしまったり、感謝しなかったりする人もいますので、そういったことがきっかけで、トラブルになったりしがちです。
ここで、ご紹介しますのは、恩着せがましい人が周囲から思われがちな特徴となぜ恩着せがましくしてしまうのかについての心理と、もし相手から恩着せがましくされたときにはどうすればいいのか対処法についてご説明していきます。
恩着せがましいの意味とは
恩着せがましいとは、してあげたことや助けてあげたことに対して感謝をすることを強要したり、いつまでもそのことを覚えていて恩を返してもらうことを期待したりしている考え方のことを指します。
つまり、恩着せがましい人は人への親切を自然に何気なくすることができなくて、いつも見返りを求めた行動をしている傾向があります。
このように、恩着せがましい人は自分がしてあげたことよりも大きな見返りを求めることが多いですので、『図々しい』とか『厚かましい』というように思われてしまうことも少なくありません。
恩着せがましい人の特徴と心理
恩技せがましい人の特徴と心理は以下の通りです。
・見返りを求めている
・自分の話ばかりする
・承認欲求が強い
・頼られたい
・自意識過剰
・自己中心的
・マウントを取りたい
・コントロール欲が強い
・相手の気持ちが分からない
・要領が良い
・面倒なことは他人にやらせようとする
・記憶力が良い
・せこい
・人付き合いが苦手
・女性に慣れていない
・心に余裕がない
・期待しすぎてしまう
・相手に謝らせたい
・気が短い
恩着せがましい人の特徴と心理:見返りを求めている
恩着せがましい人は、自分が相手のためにする行為には、いつも大きな見返りを求めていると考えられます。
また、何事に対しても損得勘定で動く傾向が強いですので、自分がしてあげたことよりも大きな見返りが返ってこないと、機嫌が悪くなったり相手のことを悪く言ったりすることも少なくありません。
さらに、見返りがない時には相手に直接『あの時の借りがあるからね』というように言って、自分のやりたくない仕事や面倒なことを押し付けようとすることもあります。
恩着せがましい人の特徴と心理:自分の話ばかりする
相手に対して恩着せがましいことを言う人は、会話の中でも自分の話ばかりする傾向があります。
なぜならば、恩着せがましい人は自分が相手のためにしてあげたことを、隠すことなく全てアピールしようとしているからです。
たとえば、友人の家でみんなで飲み会をした際に、みんなが飲んだ後のお酒の空缶やつまみのゴミを自分がすべて持ち帰って処分した場合、その話を飲み会の場にいたみんなに自分から話しをして感謝されようとします。
ですが、中には買い出しをしてくれた友人や部屋の後片付けをしてくれた友人もいますので、自分から主張するほど偉いことをしたとは言い難いです。
このように、恩着せがましい人は他人のためにしたことは全て感謝されようとしますが、周りの人からは『そんなことで?』と思われてしまうことも少なくありません。
恩着せがましい人の特徴と心理:承認欲求が強い
相手に対して過剰に恩着せがましいことを言う人は、承認欲求が強い人である可能性が高いです。
なぜならば、恩着せがましい人は本当は自分自身に自信を持つことができないために、周りの人から認められることで自分の存在価値を見出そうとしているからです。
そのため、自分では自信を持つことができないけど、どうにかして自信を持ちたいという気持ちが、他人に対する恩着せがましい行為に繋がるのだと考えられます。
恩着せがましい人の特徴と心理:頼られたい
相手に対して恩着せがましい行動や発言をする人は、周りの人から頼られたいという気持ちの表れである可能性があります。
と言いますのも、頼られることで自分の存在価値を見出している人は、相手から頼られなくなってきますと不安感を覚えてしまいますので、自ら『自分はこんなことができるよ』というようなアピールをしようとします。
そして、何かをしてあげた際に相手から感謝をされることで、自分は頼られているのだという気持ちになることができて、満足感を得ているのだと考えられます。
恩着せがましい人の特徴と心理:自意識過剰
自分がしてあげたことを恩着せがましくアピールするような人は、自意識過剰である可能性が非常に高いです。
と言いますのも、恩着せがましい人は自分はすごいことをしてあげたと思って感謝されようとする気持ちが大きいですが、周りの人からみますと、その行為は人と接するためには当たり前の行為である場合も少なくありません。
たとえば、飲み会の幹事をしますと、『無事に終わって良かった』とか『今までで一番、盛り上がった飲み会だね』というように、自分の頑張りをアピールして労いの言葉をかけられることを待っています。
ですが、飲み会があるたびに少なくとも誰か一人は幹事をしているわけですし、その幹事が飲み会を盛り上げるような仕事をすることは当たり前のことですので周りの人からしますと、自らアピールするほどのことではないと思ってしまうでしょう。
恩着せがましい人の特徴と心理:自己中心的
恩着せがましい性格をしている人は、自己中心的でいつも自分が一番だと考えている人が多いです。
なぜならば、自己中心的な人は自分が大きな見返りを求めるためでしたら、どんなに小さい出来事も相手に恩着せがましくアピールしようとするからです。
そのため、どう考えても相手にしてもらったことに釣り合わないような要求も平気でしますので、相手からは図々しくて自分のことしか考えていない人だと思われてしまうことも少なくないです。
恩着せがましい人の特徴と心理:マウントを取りたい
相手に対する恩着せがましい発言や行動が目立つ人は、何をする際にも自分が優位な立場に立たなくては気が済まない性格をしています。
そして、相手に接するときには、いつも上から目線で偉そうに話しかけてくることも、恩着せがましい人の大きな特徴と言えるでしょう。
このように、マウントを取って相手よりも優位な立場に立つことで、自分がしてあげたことよりも、より大きい見返りを求めようとしていると考えられます。
恩着せがましい人の特徴と心理:コントロール欲が強い
恩着せがましい人は、相手のことをコントロールしたいという気持ちが非常に大きいです。
なぜならば、恩着せがましい人は相手のことをコントロールすることで、自分の都合が良いように相手を動かそうとする気持ちが強いからです。
そのため、恩着せがましい人は非常に口が上手いですので、恩着せがましいという性格を知らない人や付き合いが浅い人は思惑通りに口車に乗せられて、都合が良いようにコントロールされてしまう可能性が高いです。
恩着せがましい人の特徴と心理:相手の気持ちが分からない
人に対して恩着せがましいことばかり言うような人は、相手の気持ちが分からない人が多いです。
特に、自分がしたことよりも大きな見返りを求める人や、損得勘定でしか物事を考えられない人は、自分のことばかりを考えていて相手の気持ちに配慮していないと考えられます。
このように、自己中心的な考え方をして恩着せがましい行為をする人は、相手の気持ちを考えることができないために、自分さえ良ければそれで良いというような発言や行動をしてしまいます。
恩着せがましい人の特徴と心理:要領が良い
相手に対して恩着せがましい行為をする人は、非常に要領が良い傾向があります。
と言いますのも、恩着せがましい人は自分が得をするような見返りを期待できる相手に対しては、非常に優しく献身的な気遣いをしますが、見返りが期待できない人に対しては非常に雑な扱いをしてしまいがちです。
このように、恩着せがましい人は自分が得をするためでしたら非常に要領が良くなりますが、周りの人のことを考えない自分本位な要領の良さですので、周りの人からはあまり良い印象は持たれないでしょう。
恩着せがましい人の特徴と心理:面倒なことは他人にやらせようとする
恩着せがましい人は、自分がしてあげたことを引き合いに出すことで、面倒なことを他人にやらせようとする傾向が強いです。
そして、自分にとって面倒なことを他人に押し付けたいとなりますと、どんなに昔のことや小さいことを掘り出してでも、そのことを恩義に感じろと言わんばかりの態度をとります。
そのため、相手からしますと理不尽な借りを返させられたと感じてしまいますので、多く人が恩着せがましい人に不満を覚えてしまうでしょう。
恩着せがましい人の特徴と心理:記憶力が良い
恩着せがましい性格をしている人は、異常なほどに記憶力が良いです。
ただし、この記憶力は仕事を覚えたり人の名前を覚えたりする記憶力ではなく、自分が相手にしてあげたことや、いつか相手に話すことで見返りが期待できるような『貸し』についての記憶力です。
そのため、自分がやりたくない面倒ごとを押し付けたい時や欲しいものがある時に、恩着せがましい人は何年も前の貸しを思い出して今すぐ返すように要求をします。
このように、恩着せがましい人の記憶力は自分の都合が良いことばかり覚えている傾向があります。
恩着せがましい人の特徴と心理:せこい
相手に対して恩着せがましい行為をする人は、基本的にせこくてケチな性格をしています。
ですので、自分が損をすることは絶対に嫌ですし、自分が相手に何かをしてあげますと自分がしたことよりも大きな見返りを求めています。
たとえば、百均で買ったような物を包装して友人の誕生日プレゼントとしてあげたことで、自分の誕生日にはブランド物のカバンなどのような高価なものを求めようとします。
このように、恩着せがましい人の中にはかなり理不尽な見返りを求める人も少なくありませんので、相手からしますと不満が募ることも多いでしょう。
恩着せがましい人の特徴と心理:人付き合いが苦手
恩着せがましい人は、人付き合いが苦手な性格をしている可能性があります。
と言いますのも、人付き合いが苦手な人は上手に相手に接したり関わったりする方法が分からないことが多いです。
そのため、どうにかして相手と会話を繋げようとした結果、自分がしてあげたことをしつこく話したり、そのことをきっかけに次に会う約束をしようとしたりします。
このように、恩着せがましい人の中には、ただ単に上手に人と関わる方法が分からなくて、恩着せがましいことを会話のネタとして使ってしまう人もいます。
恩着せがましい人の特徴と心理:女性に慣れていない
恩着せがましいことを言う男性は、女性の扱いに慣れていない人が多いです。
なぜならば、女性は男性に比べて視野が広い傾向がありますので、相手にわざわざ言われなくても、しっかりと相手の褒めるべき行動を見ているからです。
そして、相手にしてもらったことは何かきっかけがあったら返そうという気持ちを持っている場合が多いですので、その前に恩着せがましく相手からアピールされますと、嫌な印象を持ってしまいます。
そのため、女性に対しては特に恩着せがましい行為をすることは好まれなく、せっかく相手の女性のためにしてあげたことも、いらないことだと思われてしまう可能性がありますので注意が必要です。
恩着せがましい人の特徴と心理:心に余裕がない
相手に対する態度が恩着せがましい人は、心に余裕がない状態である可能性が高いです。
なぜならば、心に余裕がない人は誰かに褒められたり認められたりする事で、自分自身のことを肯定して心に余裕を持とうとするからです。
ですので、心に余裕がないときこそ、誰かに対して感謝されるようなことをして自分の存在価値を見出そうとしていると考えられます。
このように、心に余裕がないから恩着せがましい行為をする人は、感謝されたり褒められたりすることで心に余裕ができますと、満足して恩着せがましい行為をしなくなります。
恩着せがましい人の特徴と心理:期待しすぎてしまう
相手に対して恩着せがましい態度をする人は、その相手に期待しすぎてしまっている可能性が非常に高いです。
なぜならば、自分が相手に何かしてあげた際に、恩着せがましい人は必ず見返りを求めています。そして見返りに期待しているからこそ、他人に対して親切な行為をしているからです。
そのため、見返りがあることを前提に相手に親切にしていますので、期待する見返りがないと恩着せがましく『せっかく助けてあげたのに』というような言葉をかけてしまいます。
そして、自分が期待する見返りが相手から返ってくるまでは、貸しを作ったことを忘れることはありません。
恩着せがましい人の特徴と心理:相手に謝らせたい
恩着せがましくアピールしてくる人は、相手に謝らせたいと思っている場合もあります。
たとえば、仕事で幼稚園の迎えに行くことができなくて旦那にお迎えを頼んだ時に、旦那から恩着せがましく『自分が迎えに行ってやった』としつこく言われるときは、『私の都合でごめんね』というように謝ってほしいと思っている可能性があります。
このようなケースは、子供は二人で育てるものですので謝る必要はないかもしれませんが、時にはこちらが相手に対して悪いことをしたけど自覚がないために謝っていない場合もあります。
ですので、相手からしつこく恩着せがましい言い方をされる時には、自分の行動を思い返してみて思い当たる節があったなら素直に謝ることが大切です。
恩着せがましい人の特徴と心理:気が短い
機嫌やタイミングに関係なく、いつも恩着せがましい人は、気が短い性格である場合が多いです。
と言いますのも、気が短い人は相手からお礼を言われたり、見返りが返ってきたりすることを待っていることができません。
ですので、自分が何かをしてあげてすぐに相手から感謝の気持ちや見返りを得られない場合には、自分から恩着せがましく自らの行為をアピールしてきます。
このように、気が短い人は自分が作った貸しをすぐに返してもらうことを強く求めています。
恩着せがましい人への対処法
恩着せがましい人への対処法は以下の通りです。
・お礼を言う
・先手を打つ
・できないことを伝える
・距離をとる
・受け流す
・弱みを見せない
恩着せがましい人への対処法:お礼を言う
相手に何かをしてもらった時に恩着せがましくアピールをしてくる人に対しては、素直にお礼を言うようにすると良いです。
また、相手が恩着せがましい人ではなくても、親切に対応してもらったり助けてもらったりした際には、すぐにお礼を言うように心がけておくことが大切です。
そうしますと、恩着せがましく自分の行為をアピールしてくる人も、自分の親切を認めてもらったと感じて満足することができますので、しつこく見返りを求めるようなことを言ってくることもなくなるでしょう。
恩着せがましい人への対処法:先手を打つ
恩着せがましく感謝や見返りを求めてくるような人に対しては、先手を打っておくと良いです。
たとえば、安い誕生日プレゼントをもらったために、恩着せがましい人の誕生日に高価な品をねだられた際には、次の自分の誕生日の際に前回あげた高価な品を引き合いに出して、より一層、高価な品をねだってみるとよいでしょう。
そうしますと、恩着せがましい人は自分が損をすることを嫌うため、恩を売って高い見返りを求めることをやめてくれる可能性があります。
恩着せがましい人への対処法:できないことを伝える
いくら恩着せがましい人にねだられても、こちらとしても不可能なことはあります。
ですので、そのような時には相手からどう思われて悪口を言われようが、できないということをしっかりと伝えましょう。
たとえば、『前に缶コーヒーを奢ってあげたから面倒な仕事を引き受けてくれ』というような理不尽な見返りを求められた際には、無理に引き受けますと自分の仕事に支障が出てしまう可能性があります。
そのため、できないことはできないとしっかりと断らなくては、相手も図に乗ってきますし自分も不利益を被ることになるでしょう。
恩着せがましい人への対処法:距離をとる
しつこく恩着せがましいことを言ってきたり恩着せがましい人だと周りで噂されたりしている人に対しては、できるだけ距離をとって生活するように心がけましょう。
たとえば、隣の部署に恩着せがましいと噂される人がいましたら、用事があるとき以外は極力、関わらないように距離をとって仕事をすると良いです。
また、仕事の都合でどうしても話さなくてはならない時でも、必要最低限の会話にとどめて、いらないことを話したり頼んだりしないようにすることが大切です。
恩着せがましい人への対処法:受け流す
身近に恩着せがましい人がいて、なかなか避けたり距離をとったりすることが難しい場合は、相手の話を受け流すようにすると良いです。
たとえば、大したことをしてもらったわけでもないのに、食事を奢るようにせがまれた時には、しっかりとお礼を言った上で食事の件は『また今度ね』というように受け流すと良いでしょう。
そうしなくては、恩着せがましい人は図に乗って好き放題、自分の都合のいいような要求をしてきますので、どこかで区切りをつけなくては自分が辛い思いをすることになってしまいます。
恩着せがましい人への対処法:弱みを見せない
恩着せがましい人に対して、弱みを見せることは絶対にしてはいけません。
なぜならば、恩着せがましい人は他人の弱みに付け込んで親切に対応してあげたように見せかけて、大きな見返りを求めているからです。
ですので、恩着せがましい人には絶対に悩みや相談事はしてはいけませんし、よほどのことがない限りはお願い事などもしてはいけません。
そして、いつでも毅然とした態度をとっていますと、恩着せがましい人も理不尽なお願いやおねだりをすることができないと察して近寄ってこなくなるでしょう。