人は何か頑張るための目標があったり、理由があったりすることで生きがいを感じます。
たとえば、定年退職した後に、何もすることがないと生きていてもつまらないですよね。
ですが、「趣味の盆栽で一儲けするんだ」とか、「囲碁で可能な限り昇段をめざすんだ」とか何か目標があると、その目的のために頑張れますので、生きていて楽しいわけです。
そこで、今回は生きがいが無い人の特徴と生きがいの見つけ方についてご紹介していきます。
生きがいの意味とは
生きがいとは、人が生きていくための糧になるような人物や出来事などのことを指します。
そして、その生きがいは人によって異なりますので、女性だから子供が生きがいとも限りませんし高齢者だから仕事に生きがいを感じていないとも限りません。
そのため、人は見た目とは異なる生きがいを持っていることも多く、周りの人からは意外に思える部分に生きる糧を持っている人も少なくありません。
このように、生きがいとは人が楽しく充実した人生を送るために大切にしている事柄ですので、他人には理解できない生きがいを持っている人もいますし、その時の精神状態や疲労具合によっては生きがいを持つことができない時期もあるでしょう。
生きがいがない人の特徴
生きがいが無い人の特徴は以下の通りです。
・自分がやりたいことを見失っている
・新しいことを始めようとしない
・不平不満ばかり口にする
・ため息が多い
・投げやりになっている
・無口なことが多い
・あきらめが早い
・面倒くさがり
・趣味が無い
・仕事に忙殺されている
・ネガティブ
・いつも一人でいる
・つまらない日々を過ごしている
・他人の目を気にしている
・情報過多
生きがいがない人の特徴:自分がやりたいことを見失っている
生きがいがない人は、自分がやりたいことを見失っている人が多いです。
単にやりたいことが無いだけという人もいますが、その反面、やりたいことがあり過ぎたて、どれから始めたらいいのか自分で決めることが出来ない人は、やりたいことがあっても結局、何もしないでいることもあります。
そのため、何を生きる糧にして生活をするべきなのかということを自分でもよく分からないので、頑張る気持ちが起こらなくて無気力になってしまうことが多いです。
このように、生きがいがない人は頑張るための目的や目標ができないので、向上心がなくて仕事でも言われたことだけを淡々とこなしていく傾向があります。
生きがいがない人の特徴:新しいことを始めようとしない
生きがいがない人は、新しいことを始めようとする気持ちがほとんどなくて、現状に満足してしまうことが多いです。
と言いますのも、生きがいがない人は生きていく上で目標や目的を持っていないことが多いですので、目指すべき目的地が決まっていない傾向が強いです。
そのため、向上心が異常に少なくて現状に満足をしてしまっていますので、新しいことを始める必要性を感じていないと考えられます。
このように、生きがいがない人は新しいことを始めて失敗するくらいなら、可もなく不可もない現状にとどまることを選ぶ人が非常に多いです。
生きがいがない人の特徴:不平不満ばかり口にする
生きがいがない人は、日頃から不平不満ばかりを口にする傾向があります。
なぜならば、生きがいがない人は自分が何を目的に仕事を頑張ったり育児をしたりしたら良いか分かっていませんので、目標を持って何かに取り組んでいる人のことを羨ましく思う気持ちが大きいからです。
ですので、自分よりも充実した生活をしている人や生きがいを持って生活をしている人に対しては特に、不平不満を言いたくなる気持ちが大きくなってしまうのだと考えられます。
そして、不平不満を言うことで相手のペースを崩したり生きがいを侮辱したりすることで、満足感を得ようとする傾向があります。
生きがいがない人の特徴:ため息が多い
生きがいがない人は、ため息ばかりついている人が多いです。
たとえば、友人と会話をしている時には楽しそうに話をしていても、1人になった途端にため息をついたり仕事中にずっとため息をついたりしている人が身近にいる人も少なくないでしょう。
このような人は、自分が何のために仕事を頑張ったら良いのかが分からなかったり、自分よりも充実している人の話を聞いて自分が情けなく感じたりしてしまうために、ため息が出てしまうのだと考えられます。
そのため、ため息ばかりついている人はマイナス思考でネガティブな考え方が強く、普段に話すような会話も暗い話である場合が多いです。
生きがいがない人の特徴:投げやりになっている
生きがいを持って生活をしていない人は、自分の人生に対して投げやりになってしまいがちです。
たとえば、仕事が溜まって残業続きになり、体調が悪くなったり寝不足が続いたりしても、投げやりな人は『どうせ自分が休んでも誰も不便しない』とか『自分が倒れても誰も心配しない』と考えてしまいます。
ですので、いつも無茶をして仕事をしてしまう傾向があり、疲れや辛さも極限まで我慢してしまうことが多いです。
このように、生きがいがない人は投げやりな考え方をしてしまうことが多くて、辛い気持ちやストレスを誰かに相談したり愚痴を言ってストレス解消をしたりすることが苦手です。
生きがいがない人の特徴:無口なことが多い
生きがいを持たないで生活を送っている人は、会話がない人が多いです。
たとえば、将来の夢や結婚の予定のように未来のことを会話の話題に出した時に、全く会話が弾まない人が身近にいる人もいるでしょう。
このような人は、生きがいを持って生活をしていないため目標や目的がなく、自分自身もなにを生きがいに生きていけば良いのかわからない場合が多いです。
そのため、将来どのような仕事をしたいかとか、結婚して子供は何人欲しいかというような生きがいになりそうな質問をされますと戸惑ってしまうことが多く、普段は考えてもいないことを聞かれているため返事ができなくて無口になってしまいがちになります。
生きがいがない人の特徴:あきらめが早い
生きがいを持たないで生活をしているような人は、挑戦する気持ちが弱くて、すぐにあきらめてしまう傾向が強いです。
たとえば、仕事で新しい企画を上司に提出した際に上司からダメ出しされたり、やり直しだと突き返されたりしてしまいますと、あきらめが早い人は粘り強く試行錯誤することなく、すぐにあきらめて違う企画に切り替えてしまいます。
また、あきらめる気持ちが強すぎる人は、上司から怒られた程度で仕事を続ける気持ちがなくなってしまって、職場を退職してしまう場合も少なくありません。
このように、生きがいがない人は粘り強さがなくて強くこだわる気持ちも薄いですので、自分に都合が悪いことが起こりますとすぐに、あきらめてしまうことが多いです。
生きがいがない人の特徴:面倒くさがり
生きがいがなく生活を送っている人は、面倒くさがりな性格をしている可能性が高いです。
と言いますのも、面倒くさがりな人は何かに対して努力をしたり苦労を重ねたりすることを嫌います。
そのため、満足な生活を送ることができる現状にありますと、特に仕事で上を目指して出世しようとか、結婚をして幸せな家庭を築こうというような願望が生まれないと考えられます。
すると、すでに満足している現状から向上する努力をすることが面倒だと感じてしまい、結果として『今のままで良い』という気持ちが強くなってしまいます。
生きがいがない人の特徴:趣味が無い
生きがいがない人の多くは、趣味を持っていない可能性が考えられます。
と言いますのも、人は仕事をする際には休みの日を楽しみに辛くて大変な仕事に勤しみますし、休みの日に自分がしたいことをするために、お金を稼いで頑張っている人が多いでしょう。
しかし、趣味がない人は趣味を生きがいにすることができませんので、職場と自宅の往復をするだけで1日が終わってしまいます。
そして、休みの日も家で一日中、寝ていたり必要最低限の買い物をしたりする程度の外出ですので、自分は何のために仕事を頑張っているのか分からなくなってしまいます。
その結果、自分は仕事をすることが生きがいなのだと思い込んでしまい、仕事以外の楽しみを見つけようとする気持ちも無くなってしまう場合が多いです。
生きがいがない人の特徴:仕事に忙殺されている
生きがいがない人の中には、自分で趣味や楽しみを見つけられないのではなく、仕事に忙殺されているために趣味を楽しむ時間がない人もいます。
たとえば、毎月のように長期の出張があったり、毎日のように夜遅くまでの残業があったりしますと、生きがいを見つけることも難しいでしょう。
このように、仕事に忙殺されている人は仕事をすることしか考えることができなくて、休みの日には家で一日中、寝ていることが多くなってしまいます。
しかし、このような人は1つでも生きがいができますと辛くて大変な仕事も、誰よりも一生懸命に取り組むことができるようになるでしょう。
生きがいがない人の特徴:ネガティブ
生きがいを持たないで生活をしている人は、何事にも対してもネガティブな考え方をしてしまいがちです。
なぜならば、生きがいがない人は生活の満足度や充実感が他の人に比べて低くて、自分は何のために頑張っているのかということを、自分自身で理解できていない可能性があるからです。
そのため、仕事をしなくてはならないけれど目標とする事柄もありませんし、頑張ったことで何か楽しみが待っているわけでもないですので、『どうせ頑張ったって…』とか『所詮、自分なんて…』というようなネガティブな言葉が口癖になってしまいます。
このように、ネガティブな考え方が強い人は向上心が低いため、まずは自分の根本的な考え方を変えなくては自分で生きがいを見つけることもできなくなってしまいます。
生きがいがない人の特徴:いつも一人でいる
生きがいを持たないで生活をしている人の多くは、孤独で一人でいる傾向があります。
しかし、自分から孤独になることを選んでいながら、中には孤独になることを嫌がる人もいます。
と言いますのも、生きがいがない人は生きがいを持って生活をしている人のことを羨ましく思う傾向がありますので、そのような相手を羨む気持ちが逆に、生きがいを持っている人のことを遠ざけようとしているのだと考えられます。
そのため、本当は充実した生活をしている人のそばにいて、幸せを分けてもらったり一緒に生きがいを探して欲しいと思っていたりする可能性もあります。
ですので、相手が一人でいるからといって無視したり関わらないようにしたりすることは、相手が望む対応ではない可能性もあります。
生きがいがない人の特徴:つまらない日々を送っている
生きがいがなく生活を送っている人は、日常に刺激がなくて単調な日々を送っている傾向があります。
と言いますのも、生きがいがない人は趣味や嗜好がない人が多いですので、決まったことを決められた通りにこなしていくことで満足をしていると考えられます。
たとえば、一人暮らしをしていて職場と自宅を往復するだけの生活を送っている人は、非常に単調な生活を送っていて、1日の中で何の刺激もないでしょう。
そのため、単調な生活が崩されることを逆に嫌う場合が多く、友人から飲み会の誘いを受けた場合には断ってしまうことも少なくないため、周りの友人はどんどんと離れていってしまいますし、生きがいを見つけることも、より一層、難しくなってしまいます。
生きがいがない人の特徴:他人の目を気にしすぎる
生きがいがない人の中には、他人の目を気にしすぎていて自分の趣味などを周りに知られることを恐れている人もいます。
たとえば、アニメやゲームを趣味にしている人のことは、人によってはバカにする人もいますし『オタク』と言って中には軽蔑してしまう人もいます。
そのため、『アニメグッズを買うことを生きがいに仕事をしている』と口外することで、周りから人が離れていってしまうと考える人は、自分の趣味を隠しながら生活を送ろうとします。
ですので、このような人は周りの人から見ますと、生きがいがなくて何を楽しみに頑張っているのか分からないように見えてしまう場合も少なくありません。
生きがいがない人の特徴:情報過多
生きがいがない人の中には、生きがいを見つけようとして情報を集めすぎてしまったような人もいます。
と言いますのも、情報過多な人は自分がやりたいことを見つけても、情報を先に入手しようとしてしまいますので、思い切った行動に出ることができなくなってしまいます。
そして、やりたいことに対してのデメリットを見つけてしまいますと、行動を起こす前に気分が盛り下がってしまって、結局何もしないまま挑戦することすら諦めてしまうことも少なくありません。
このように、考えだけが先走ってしまう人は慎重に物事を進めることができる反面、何に対しても臆病になってしまって挑戦する気持ちを持てない傾向があります。
生きがいの見つけ方
生きがいの見つけ方は以下の通りです。
・自分を磨く
・実際に行動して動いてみる
・小さな目標を作る
生きがいの見つけ方:自分を磨く
自分が頑張るための生きがいを見つけるためには、自分自身を磨くようにすると良いです。
特に、自分に自信がない人や周りの目を気にしすぎてしまうために、生きがいを見つけることができない人は、自分の趣味や興味のあることを周囲の人に堂々と生きがいだと言えるように、自分に自信をつけることが大切です。
そのためには、仕事を一生懸命頑張ったり周りの人に気を利かせられるようになったりする努力をして、周囲から認められる存在になるように心がけるようにしましょう。
そうしますと、自然と自分に自信を持つことができて、自分の趣味なども自然に楽しむことができるようになってきます。
生きがいの見つけ方:実際に行動して動いてみる
情報過多で考えだけが先行してしまうような人は、生きがいを見つけるためには考える前に行動してみることも大切です。
と言いますのも、行動する前に事前に調査をして情報を揃えてから動くことは、非常に用意周到で準備が良い人の特徴ですが、あまりにも考えだけが前に進んでしまいますと、行動を起こす前にデメリットばかりが目について諦めてしまうようになります。
ですので、自分にこのような特徴があると感じましたら、一度、何も考えないで『当たって砕けろ』というような気持ちで物事に挑んでみましょう。
そうしますと、今までは手を出せなかった趣味や嗜好を楽しむことができるようになるかもしれません。
生きがいの見つけ方:小さな目標を作る
『孫の成長を楽しむ』とか『仕事を頑張って独立する』というような、長期にわたる期間での生きがいを持つことができない人は、まずは目先の小さな事柄を目標にすると良いです。
たとえば、『次の彼女とのデートでサプライズのプレゼントをする』というような、小さいけれど大きな成果を得ることができることを成功させることは、自分に自信をつけるための最大の近道になります。
ですので、まずは小さな目標を作って、その目標を達成することを繰り返すことで徐々に目標は大きくなっていき、生きがいと呼べるような楽しみを見つけることができるようになってくるでしょう。