無口な人は何を考えているのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

じつは、無口な人にもいろいろな性格の人や特徴がありますので、
実際にはきちんと仲良くなって話してみないと分からないことが多いです。

ですが、無口な人にありがちな特徴や性格を知ることはできます。

予め知って、無口な人はどのようなことを考えているのか把握しておきましょう。

無口な人の特徴

無口な人にありがちな特徴は以下の通りです。

・プライドが高い
・結果を出すことでアピールする(背中で語る)
・人見知り
・不器用
・感情表現が苦手
・お世辞や社交辞令が苦手

無口な人の特徴:プライドが高い

過度にプライドが高い人は、周囲と交流を持つ際に無口であることが多いです。

と言いますのも、プライドが高い人は周囲からバカにされたり下に見られたりすることをひどく嫌う傾向があります。

それ故に、気の利いたコメントや周囲を驚かせるような知識を言うことで、自分の方が知識が多くて頭が良いというアピールをして、一目置かれる存在になりたいと考えています。

しかし、そのような気の利いたコメントを考えているうちに、気づかないうちに無口になっていて、気の利いたコメントが思いついた頃にはもうすでに周囲の話題が変わってしまっていることも多いです。

ですので、結果的に肝心の自分の知識を周囲にアピールすることができずに、次の話題のコメントをまた熟考して無口になってしまうという繰り返しをしてしまっているパターンが考えられます。

無口な人の特徴:結果を出すことでアピールする(背中で語る)

無口な人は、自分が口下手でわかりやすい説明をすることが苦手であることを自分自身が一番わかっています。

ですので、言葉で説明をするよりも自分自身の行動でやるべきことを表すという方法を使うことが多いです。

さらに、無口で周囲との交流をすることがあまりないにも関わらず、周囲の人から信頼が厚いような人は、『背中で語る』という特徴があります。

このような背中で語るタイプの人は、頼れる上司や威厳のある父親のような存在がイメージしやすいかもしれません。

たとえば、ただ無口な人ですと無愛想でつまらない人と思われがちですが、同じように無口な人でも背中で語るタイプの人は非常に周囲からも信頼される存在であることが多いです。

また、仕事を教える際にも行動で示す人は、口先だけではなくしっかり仕事ができる人という印象もあります。

無口な人の特徴:人見知り

人見知りが理由で、なかなか話し出すことができずに相手から無口な人だと思われてしまう人も少なくありません。

このようなタイプの人は、慣れた相手に対しては逆に饒舌だったりもしますので、付き合いが長く深くなっていくにつれて無口な一面は無くなってくるケースも少なくありません。

しかし、人は第一印象が大切という意見もありますので、自分が人見知りで無口な人だと印象付けられることがコンプレックスになっている人も少なくはないでしょう。

このようなコンプレックスがある人は、まずは少人数から交流を持ち始めると良いです。

と言いますのも、大人数のグループの中ですと人見知りの特徴はより強く出てしまいますので、グループで話す機会を持つよりも個人的に交流を持つところから始めると良いでしょう。

無口な人の特徴:不器用

無口な人は、口下手で不器用な性格であることが多いです。

無口な人の多くが、このような理由で周囲と話をすることが苦手なためにあまり口をひらかないのだと考えられます。

特に、大切な場で気の利いた言葉が言えなかったり、周囲をしらけさせてしまったりした経験がある人は、その時の失敗がコンプレックスとなってしまい、安易に口を開かないようにしているケースもあります。

また、グループで会話をしている時に自分が発言をする前に他の人が発言をしてしまい、そのうちに話が変わってしまうと、周囲のペースに合わせてはなしをすることができないために無口になってしまうこともあります。

このような特徴がある人は、周囲からつまらなそうと思われたり怒っているように見えたりしてしまいがちです。

無口な人の特徴:感情表現が苦手

感情表現が苦手な人は、話し相手に対して自分の気持ちや考えを伝えることが苦手なことから、自然と無口になってしまうことが多いです。

たとえば、友人からプレゼントをもらった際に、本当は心の底から嬉しいのですが、感情表現が苦手な人は素直に喜ぶことが恥ずかしかったりして、なかなか上手に気持ちを表現できないことも多いです。

そして、上手に気持ちを表現できずに無口な状態が続いてしまうような無愛想な態度になってしまうこともよくあります。

このような態度をとりますと、プレゼントをくれた友人からは『感謝の気持ちがないな』とか『嬉しくなかったのかな』と思われてしまいます。

このように、自分の本心とは違う捉えられ方をしてしまいがちな感情表現が苦手な人は、相手からよく勘違いをされてしまうことが多いです。

無口な人の特徴:お世辞や社交辞令が苦手

日本人特有のお世辞や社交辞令が苦手な人は、これらのことを言うべきタイミングで上手に言うことができずに、結果として無口な態度をとってしまう場合があります。

このようなタイプの人は、非常にまっすぐで正直者な性格で、うわべだけの会話や表面上の会話をすることができません。

しかし、正直に思っていることを言ってはいけない空気であることは察していますので、自分の意見を言うことも社交辞令を言うこともできずに、黙ってしまうという結果になってしまいます。

ですので、お世辞や社交辞令を必要とする場には自分からは極力、近づかないようにする傾向があります。

すると、先輩や上司との関わり合いも避けるようになることが多くなりますので、目上の人から自分のことを上手に評価されるようなことも苦手である場合が多いです。

無口な人の性格

無口な人によくある性格を以下に挙げていきます。

・警戒心が強い
・周りを気にしすぎる
・考えすぎる
・聞いている方がまし
・マイペース

無口な人の性格:警戒心が強い

無口な人は、日常的に警戒心が強くて周囲に注意を払いながら生活をしていることも多いです。

そして、周囲の人を警戒するあまり、他人にはあまり余計なことを言わないようにと口を慎んでいると考えられます。

たとえば、転勤して初めての場所に出勤した日などは、まだ誰が同僚なのか上司なのか、場所のリーダー的な存在は誰なのかも分かりません。

ですので、誰に相談をしたり愚痴をこぼしたりすれば良いのか分からずに、周囲に警戒してしまうこともあるでしょう。

その結果、周囲の様子をじっくりと見ているうちに、周りの人からは無口な人だと思われてしまうようになります。

そして、一度ついてしまったイメージはなかなか払拭することが難しく、最初に無口な印象がついてしまったために、周囲に馴染めなくなってしまうことも少なくありません。

無口な人の性格:周りを気にしすぎる

周囲を気にしすぎると、どのように対応すれば良いのかと考えているうちに無口になってしまうこともあります。

また、周囲の空気を気にしすぎて他の人の邪魔をしないように目立たないように気を使いすぎてしまっても、無口になって目立たなすぎてしまうケースも少なくありません。

このように、周囲のことに気を配って周りの空気に合わせる協調性は大切ですが、あまりにも気にしすぎてしまいますと無口になってしまって逆に周囲に馴染めなくなってしまいます。

そうしますと、一緒にいてもつまらない人だと思われてしまって、徐々に周囲から友人から離れていってしまうこともあるでしょう。

ですので、周りに気を使って空気を読むことも大切ですが、時には自分の意思を示して自己主張をすることも大切です。

無口な人の性格:考えすぎる

思慮深く考えすぎてしまう人は、会話の中でも考えすぎてしまい、返答をする前に相手が話し始めてしまうというケースもあります。

そして、その結果、相手からはあまり話さない無口な人なのだなという印象を持たれてしまいがちになります。

このように、自分が返事をする前に相手がまた話し始めてしまうというケースで悩んでいる人は、考えているそぶりや相槌だけでも打つと、相手の印象も変わるかもしれません。

たとえば、話しかけられた際に返事を少し考えたい時には「えっとー」というような考えているそぶりや「わたしの意見は…」というように返事をする気持ちが伝わる言葉だけでも発しておくと、相手もこちらの返事を少し待っていてくれるでしょう。

また、しっかりと考えたい場合は「ちょっと考えさせて」とはっきりと言って時間をもらうことをおすすめします。

無口な人の性格:聞いている方がまし

自分が話をするよりも相手の話を聞いているほうが気持ちが楽で、楽しいと感じる人も少なくありません。

このような人は、特に無口なことで周囲に迷惑をかけているわけでもありませんし、聞き上手な人は相槌を打ちながら聞きますので、全くの無口というわけでもなく、上手に話を聞いてくれますので相手に嫌な印象を与えることもほとんどないでしょう。

ですので、聞いているほうが楽で人の話を聞くことが好きな人の周りには、おしゃべりな人が集まる傾向があります。

そして、上手に話を聞く人とおしゃべりな人が集まりますので、非常に調和がとれた状態だと言えます。

このような場合には、これといって改善することも、気にすることも必要ないと思われますので、おしゃべりな友人の話を楽しく聞いてあげることが一番良いでしょう。

無口な人の性格:マイペース

空気を読めないマイペースな人は、自分の思考を一番に考えますので周囲の話を聞いておらず、無口になってしまうケースもあります。

特に、マイペースな人は自分が何かに集中していたりしますと、周りの音や声が耳に入ってきませんので、返事をすることもないでしょう。

さらに、空気が読めない人はしっかりと自分が話さなくてはならない状況でも、相槌程度の言葉しか発することをせずに、雰囲気を壊してしまうこともあります。

このような空気が読めないマイペースなタイプは、周囲から怪訝に思われることも多いですので、時と場合によって話し方や態度を切り替えて対応していかなくては、周囲に迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。

ですので、自分が話すべき時は発言をして、考え込んでいる時でも周囲の声は聞こえるようにしておく必要があります。

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