広島の衣笠さんのように「あの人は打たれ強いなぁ」と思われるような人になれたら、はっきり言って無敵です。

なぜなら、どんな人も生まれてから良い時ばかりという人生はないので、生きていくうちに苦境に遭遇することはでてくるので、打たれ強さが要求されるからです。

ですが、そんな苦境にもめげずに乗り越えることができたらいいのですが、どうしても挫折してしまう方もたくさんいます。

では、打たれ強い人にはどんな特徴があるのでしょうか。打たれ強い人になるためにはどうしたらいいのでしょうか。今回はこういった点に注目して、打たれ強い人の特徴や打たれ強い人になるための方法をご紹介していきます。

そもそも打たれ強い人の意味とは

そもそも打たれ強い人とは、自分にとって逆境に立った時でも強く耐えられる力を持っている人のことを指します。

また、『打たれ強い』という言葉は、ボクシングの選手や野球のピッチャーが、いくら相手に打たれても崩れない精神力の強さを元にして作られた言葉で、自分にとって良くない状況でも諦めたり集中力を切らしたりすることなく、相手に立ち向かう様を表現しています。

このように、打たれ強い人は非常に強い精神力を持っていて、多少のことでは落ち込んだり諦めたりしないで、前向きに物事に対して取り組む姿勢を示すことができます。

ですので、人と接することが多い仕事に向いている傾向があり、営業をしていて何度断られても挫けないで前に進もうとする精神力があるため、打たれ強い人は業績が良いことが多いです。

打たれ強い人の特徴

打たれ強い人の特徴は以下の通りです。

・人の意見に流されない
・失敗してもくよくよしない
・良い意味で鈍感
・肝が据わっている
・気分転換をしている
・人生設計ができていて優先順位が決まっている
・自己肯定感が高い
・ポジティブ
・いざというときに決断できる
・細かいことはあまり気にしない
・ありのままの自分を受け入れることができる
・目の前のやるべきことに集中する
・リラックスできる時間を確保している
・自分で目標を立てられる

打たれ強い人の特徴:人の意見に流されない

打たれ強い人は、他人の意見に流されない強い意志と精神力を持っている傾向があります。

と言いますのも、打たれ強い人になるためには相手から何を言われても動じないような強い心を持っている必要があります。

ですので、相手の意見を聞き入れることはあっても、自分の意見と異なる時には共感したり賛同したりすることは、ほとんどなく、あくまでも自分の意見を何よりも尊重することが多いです。

このように、人の意見に流されない人は自分の意見を貫き通す強い精神力を持っている一方で、グループでの仕事をする際には自己中心的で周りの人と波長を合わせることができない人だと思われてしまうことも少なくありません。

打たれ強い人の特徴:失敗してもくよくよしない

打たれ強い人の多くは、たとえ仕事などで失敗をした際にも、いつまでもくよくよと引きずらない傾向があります。

なぜならば、打たれ強い人は、今、仕事で失敗をして注意をされたことと、次に取り組むべき仕事の内容は別のものだという判断をしっかりとすることができるからです。

このように、打たれ強い人は、たとえ失敗をしても次の仕事に前向きに取り組むためのオンとオフのスイッチの切り替えが非常に上手ですので、いつまでも失敗を引きずって落ち込むことはありません。

ですので、打たれ強い人は落ち込んでしまって次の仕事に取りかかれなかったり、次の仕事に身が入らなくてミスを繰り返してしまったりすることも、ほとんどないでしょう。

打たれ強い人の特徴:良い意味で鈍感

打たれ強い人の中には、良い意味で鈍感な性格をしている人もいます。

と言いますのも、鈍感な人は相手から言われた言葉や表現に対して、相手の意思をしっかりと読み取る能力に欠けている部分があります。

ですので、たとえば上司から仕事の件で注意を受けた場合には、『自分は怒られている』とか『自分の行いを直さなくてはならないのだ』という気持ちになるのが普通ですが、鈍感な人は『アドバイスをしてくれている』というように捉えてしまいます。

そして、上司から注意を受けたという自覚がないため落ち込むこともありませんし、自分の失敗を引きずることも、まずありません。

このように、鈍感な人は自分が怒られたと思っていませんので、前向きにポジティブに仕事を進めていくことができます。

このような鈍感な性格は、自分にとってはストレスに強くメリットとなることが多いですが、相手からしますとイライラしたり言いたいことが正確に伝わらなかったりすることが多いです。

打たれ強い人の特徴:肝が据わっている

打たれ強い人の特徴として、何事にも動じない性格が挙げられます。

また、誰もが動じるような事柄に対しても動じないで冷静に対応をすることができる人のことを、肝が座っているとも言います。

たとえば、打たれ強い人は、どれだけ他人から子育てについてダメ出しをされたとしても、自分が正しいと思う方法で我が子を育てたいと思いましたら、相手がなんと言おうと自分の意思を貫き通します。

また、ダメ出しをする相手が義理の家族だった場合、多くの人が相手に合わせるようにしようとするところですが肝が座っている人は、絶対に自分の意見を曲げない強い気持ちを持っています。

このように、何事にも動じなくて肝が座っている人は、自分が正しいと思っていることは、もちろん行動に移しますが、相手からダメ出しをされたことやアドバイスを受けた内容が自分でも正しいと思いましたら、素直に考えを改めることができる柔軟な思考を持っています。

打たれ強い人の特徴:気分転換をしている

打たれ強い人の多くは、気分転換をしている傾向があります。

と言いますのも、いつも仕事ばかりしていたり休日も何もしないで家で寝てばかりしていたりしますと、ストレスや疲労をいつまでも引きずってしまいます。

そこで、上手に気分転換をすることで仕事のことやプライベートであった嫌なことなどを忘れる時間を少しでも作れますと、相手からの強い言葉も寛容に受け止められるようになります。

たとえば、休みの日に没頭できる趣味を見つけたり新しく習い事を始めたりしますと、とても新鮮な気持ちになることができるでしょう。

このように、気分転換を上手にすることが出来る人は、ストレスをうまく発散させることができますので、仕事で嫌なことがあっても簡単には落ち込みませんし、周りの人に気遣いができるほど落ち着いた気持ちになることができます。

打たれ強い人の特徴:人生設計ができていて優先順位が決まっている

打たれ強い人はすでに人生設計ができていて優先順位がある程度決まっている場合が多いです。

どういうことかと言いますと、打たれ強い人はまず自分が最終的に何をしたいのかとか、何を目標にして頑張らなくてはならないのかということを明確に決めています。

そして、その目標に至るまでのプロセスをしっかりと優先順位に沿って組み立てた上で行動をするように心がけています。

ですので、そのプロセスの中で落ち込むことや辛いことがあったとしても、それ以上に大きな目標を掲げていますので、『こんなところで挫けていてはいけない』という気持ちが勝って、落ち込むことよりも前に進むことを選択します。

このように、人生の優先順位が決まっている人は、大きな目標を達成するためでしたら、どのような逆行に立たされようとも目標に向かって進もうとする気持ちを強く持っています。

打たれ強い人の特徴:自己肯定感が高い

打たれ強い人は、自己肯定感が高い傾向があります。

自己肯定感とは、自分のことを自分自身が受け入れてあげる考え方や行動のことを指します。

このような自己肯定感が高い人は、相手から怒られたり悪口を言われたりしても、『自分が正しいのだ』とか『自分は悪くない』というように、自分自身のことを励まして認めてあげるような考え方をしています。

ですので、何も悪いことをしていないにもかかわらず、学校で悪口を言われたり仲間はずれにされたりした場合には、自己肯定をしてあげることも大切ですが、時には自分が悪いことをしたことに気づいていない場合もあります。

このような時や仕事で怒られた時などには、自己肯定をする前に『怒られたり悪口を言われたりするようなことをした覚えはないか』ということをしっかりと考えることも大切です。

打たれ強い人の特徴:ポジティブ

打たれ強い人の性格は、非常にポジティブで前向きな考え方をしていることが多いです。

たとえば、恋人に料理の味付けのことで口出しをされますと多くの人は、従いながらも『せっかく作ったのに』とか『文句を言われるなら、もう作りたくない』というように思ってしまうでしょう。

しかし、ポジティブな人は料理の味付けを指摘されたことに対して『自分の好みを教えてくれているのだ』とか『改善した味付けで、また料理を食べたいということなのだ』というように前向きに捉えることができます。

ですので、物事に対して常にポジティブで前向きに対応をすることができる人は、相手と衝突することが少なくて、人間関係も非常に円満な傾向があります。

打たれ強い人の特徴:いざというときに決断できる

打たれ強い人は、いざという時に決断できる人が多いです。

と言いますのも、打たれ強い人は周りの誰もが躊躇するような事柄に対峙したときでも、とりあえず行動をしようという気持ちが強いですので、自分だけでも前に進もうとする強い精神力を発揮します。

そして、自分が行動をしたことによって、どのような結果になっても打たれ強い人は後悔することはなく、良い経験をしたというように捉えることができます。

ですので、いざという時にも立ち止まることなく挑む姿勢は周りから評価されることが多く、その強い決断力は周囲の人から頼られやすいです。

さらに、常に前に進もうとする気持ちが強いと、仕事でも出世をしやすい傾向があります。

打たれ強い人の特徴:細かいことはあまり気にしない

打たれ強い人の多くは、あまり細かいことは気にしない傾向が強いです。

と言いますのも、細かいことを気にしない人は小さいミスをしたことや軽く注意を受けた程度のことでしたら、『次に生かそう』という考え方をすることで自己解決とします。

ですので、小さいミスや注意程度でしたら反省はするものの、あまり気にすることはなく深く落ち込んだり引きずったりすることもほとんどありません。

ただし、打たれ強い人でも落ち込まないわけではなく、大きなトラブルを起こしてしまったり上司にひどく怒られたりした場合には落ち込みますし、引きずってしまうこともあります。

ですが、このようなときでも打たれ強い人は気持ちの切り替えをすることが早いため、他の人よりも早く立ち直って前に進む意欲を示すことができます。

打たれ強い人の特徴:ありのままの自分を受け入れることができる

打たれ強い人は、ありのままの自分を受け入れることができる人が多いです。

と言いますのも、通常は多くの人が自分のことを大きく見せたくて、背伸びをしたり話を盛ったりしようとする傾向があります。

しかし、打たれ強い人は自分の身の丈をしっかりと理解して、その上で、自分の気持ちや技量を大切にしようとする気持ちが大きいです。

ですので、ありのままの自分を受け入れている人は自分を大切にしている分、周りの人からの言葉や行動に対して重く受け止め過ぎることなく、前向きな対応をすることができます。

このように、打たれ強い人は今の自分の技量や価値観を大切にしていますが、向上心がないわけではなく、むしろ相手の言葉をしっかりと受け止めて成長しようとするような、前に進む気持ちが非常に大きいです。

打たれ強い人の特徴:目の前のやるべきことに集中する

打たれ強い人は、目の前のやるべきことに集中しようとする傾向があります。

と言いますのも、普通の人は仕事で上司に怒られてしまいますと、前に進めなくて引きずってしまうことも多いでしょう。

また、周りからの期待に応えなくてはならないという焦りから、先のことばかりを考えてしまって目の前のやるべきことを疎かにしてしまうことも少なくありません。

このように、人はその時のモチベーションや気分によって、気持ちが前後に揺れ動いてしまうことが多いです。

ですが、打たれ強い人は常に目の前のやるべきことに集中をすることができますので、ひとつひとつの仕事を片付けていこうとする気持ちが大きいです。

ですので、落ち込みすぎて仕事が大幅に遅れたり、先を見過ぎて目の前のことを疎かにしたりすることもほとんどありません。

打たれ強い人の特徴:リラックスできる時間を確保している

打たれ強い人は、リラックスできる時間を確保しています。

と言いますのも、適度に休憩や自分にとってリラックスできる事柄をもつことは、ストレスや疲労を大幅に減らすことができる、よいリラックス法になります。

しかし、あまりにもリラックスの時間が長かったり、自分が望まないタイミングで無理矢理リラックスの時間を作ったりしますと、逆効果になってしまう可能性もあります。

たとえば、休憩とは言いましても毎日のように家でゴロゴロと寝ているだけの生活では、それは休憩ではなく逆にストレスになってしまいます。

また、自分の仕事が立て込んでいる時に上司から無理矢理、『有給休暇を消化しろ』と言われて休みを設けられましても、仕事が進まないストレスを抱えてしまいます。

ですので、適度なタイミングでリラックスできる時間をもつことは、なかなか難しいことですが、それができるようになると自分の心に余裕を持つことができるようになります。

打たれ強い人の特徴:自分で目標を立てられる

打たれ強い人は、自分自身で目標を立てることができる人が多いです。

なぜならば、自分でしっかりと目標を立てて、その目標に向かって前向きに進んでいこうという姿勢がある人は、その目標に至るまでのプロセスをしっかりと考えているからです。

そして、自分で決めた目標さえ、しっかりしていますと、そのプロセスの中で上司から怒られても同僚から悪口を言われても、心が折れることはなく常に目標に向かって前に進んで行こうという気持ちが強いです。

ですので、たとえば仕事でミスをして上司から怒られたときでも、しっかりと反省をしますが落ち込んで引きずることはなく、むしろ今回のミスをバネにして次回に生かそうという考え方をすることができます。

打たれ強い人になるには

打たれ強い人になるには以下の方法が効果的です。

・失敗をたくさんして教訓を得る
・あまり深く考えすぎない
・プラス思考で乗り切る
・一つの事を最後までやりきる
・様々な経験を積む

打たれ強い人になるには:失敗をたくさんして教訓を得る

打たれ強い人になるために、もっとも効果的な方法は、失敗をたくさんすることです。

とは言いましても、わざと失敗をして怒られるようなことをするということではありません。

たとえば、成功するか分からない方法や採用されるか分からない提案でも、自分の考えに自信が持てる場合には積極的に提案をしてみると良いです。

このような行為は、通常ですと失敗を恐れてなかなか自分から意見を言うことは難しくて躊躇してしまう人が多いです。

ですが、失敗することで学べる教訓はたくさんありますし、自分の考えの何がダメで何が認められたのかを自分自身で理解することは、何よりも次に生かすことができる材料になるでしょう。

打たれ強い人になるには:あまり深く考えすぎない

打たれ強い人になるためには、あまり深く考えすぎないことが良いです。

と言いますのも、打たれ強い人は相手の言葉や行動を理解して受け止めながらも、考え込みすぎることはなく『相手の話も参考にしてみよう』という捉え方をしていることが多いです。

ですので、自分も打たれ強い人になりたいと思いましたら、相手から言われることにしっかりと耳を傾けながらも、自分のことを蔑んだり自分の行動の全てを否定したりすることはなく、相手の話の納得できる部分を抜粋して自分の考えの中に取り入れると良いです。

そうしますと、自分の考えも大切にしながら新しい意見を取り入れていくことができますし、相手の言葉に傷つきすぎることもなくなります。

打たれ強い人になるには:プラス思考で乗り切る

打たれ強い人になりたいと考えましたら、プラス思考で常にポジティブな考え方をすることができるようになれると良いです。

しかし、仕事でミスをしたり上司から怒られたりしたことをポジティブに考えるのはなかなか難しいかもしれません。

そのような時には、たとえば『上司が怒るのは自分に期待をしているからだ』とか『今回のトラブルは積極的に仕事に取り組んだ結果だ』というように、自分自身を励ますような考え方ができますと、ポジティブな気持ちを持てるようになってくるでしょう。

このように、自分自身が自分の一番の応援者であることは、プラス思考になることには非常に大切なことですし、たとえ傷ついたときでも誰よりも早く、的確に自分のことを励ましてあげることができます。

打たれ強い人になるには:一つの事を最後までやりきる

打たれ強い人になるためには、しっかりと確固たる信念をもって目標を立てて、その目標に向かって一つ一つのことを、しっかりと最後までやりきることが大切です。

と言いますのも、打たれ強い人になるためには大きな目標を立てることは大切ですが、その目標に至るまでのプロセスの中の一つ一つの出来事をこなしていく必要があります。

ですので、このように目の前にある一つ一つのプロセスをしっかりとやり通すことで、目標に一歩ずつ近づいていくことができます。

また、一つのことをしっかりとやり通すクセをつけることで、自分自身にも自信をつけることができますので、多少のことでは落ち込まないような打たれ強い性格になることができます。

打たれ強い人になるには:様々な経験を積む

打たれ強い人になるためには、様々な経験を積むことも必要です。

なぜならば、様々な経験を積むことで、成功したときには、もちろん良い自信になりますし、たとえ失敗をした時でも『何をすると失敗するか』とか『自分の行動の何が悪かったのか』ということを考える良い機会になるからです。

ですので、様々な経験を積みたいときには、多くの種類の仕事をこなすだけではなく、時には趣味や嗜好を広げてみることも良い方法になるでしょう。

たとえば、休みの日に趣味を楽しんでみたり新しく習い事を始めてみたりしますと、良い気分転換にもなりますし、このような趣味や習い事が時には良い経験になって知識や技術を磨くことにもつながります。

そして、自分の努力で得た知識や技術は間違いなく、自分が強く自信を持つことができる事柄になるでしょう。