器用貧乏とは、良いことなのでしょうか?

それとも改善すべきことなのでしょうか?

あなたの周りで、学校の体育の授業ではどのスポーツをやらせても万能で、団体競技になると引っ張りだこになっている人はいませんか?

そして、その人は部活動になるといつまでも活躍できない補欠ではありませんか?

『広く浅く』

これが、器用貧乏な人の大きな特徴です。

器用貧乏な人を見て、残念な気持ちになる人もいれば、羨ましく思う人もいるでしょう。

なぜならば、人は物事に対する出来栄えや満足度には個人差があるからです。

そのため、出来栄えは低くてもたくさんのことをこなせる人になりたいと考える人は、器用貧乏に憧れるでしょう。

そこで、器用貧乏になりたい人には器用貧乏の特徴を、器用貧乏な自分を見つめ直したいと思う人には器用貧乏の克服方法を、ぜひ読み進めていただけたら幸いです。

器用貧乏の意味とは

器用貧乏とは、様々なことに興味を持って挑戦をする行動力があるため、いろんなことができますが、1つのことに集中して取り組むことができないため、どれもプロフェッショナルとは言えない中途半端な仕上がりになってしまっていることを指します。

たとえば、スポーツに関して器用貧乏な人は、学校の体育の授業ではどんな競技でもそつなくこなすことができるため周りの人から重宝されますが、部活動となるとレギュラーになるほどの力量がなくて補欠であることも少なくありません。

このような器用貧乏な人は、1つのことを集中してやり遂げることができない飽き性な性格をしている傾向があります。

器用貧乏な人の特徴

器用貧乏な人の特徴は以下の通りです。

・努力家
・負けず嫌いではない
・好き嫌いが少ない
・要領がいい
・欠点が少ない人
・周りから仕事をお願いされやすい
・打算的ではない人
・貯金ができる
・大企業や古い会社だと出世する
・出来ないのではなく、やらない
・物事にあまり執着しない
・損得勘定が強くない
・集中力がない

器用貧乏な人の特徴:努力家

1つのことに特化することができない器用貧乏な人は、実は努力家な一面があります。

なぜならば、プロフェッショナルになれないとはいえ、全てのことを万事そつなくこなすということは努力をしていない人には、とてもできないことだからです。

ですので、物事を人並み以上にこなすためには、他の人以上に見えないところで努力を重ねている可能性が高いです。

たとえば、部活では主要メンバーではないけれどレギュラーを持っていて、勉強も学年で常に10位以内に入っているような人は、どちらも中途半端で完璧にできているとは言えませんが、かなりの努力をしなくては部活と勉強を両立させることは不可能でしょう。

このように、器用貧乏な人は幅広くいろいろな物事に対して努力を惜しまない性格をしているため、1つのことに特化してプロフェッショナルになることはできないけれど、たくさんのことを器用にこなすことができるのだと考えられます。

器用貧乏な人の特徴:負けず嫌いではない

器用貧乏な性格をしている人は、負けず嫌いではないと考えられます。

なぜならば、負けず嫌いの人は身近にライバルを作って、ライバルだけでなく誰に対しても負けないように1つのことに集中して取り組む姿勢があるからです。

しかし、器用貧乏な人は他人に負けたくないという気持ちがあまりなく、いろいろなことを器用にこなすことで自分の存在価値を見出していると考えられます。

そのため、いつも物事の出来が『中の上』くらいの仕上がりで、ライバルを作ることもないため誰とも張り合うことなく自分の立ち位置を維持しようとしていると考えられます。

器用貧乏な人の特徴:好き嫌いが少ない

器用貧乏な人は、何事に対しても好き嫌いが少ない傾向が強いです。

そのため、いろいろなジャンルの物に興味を示してチャレンジする行動力がありますので、器用に多種類の物事をこなすことができるのだと考えられます。

たとえば、器用貧乏な人はもともとスポーツが得意だからといって、音楽や美術のような芸術の分野を嫌うことはありません。

むしろ、冬のように楽しめるスポーツが少ない時には、ギターを弾いてみたり絵画を鑑賞してみたりすることも楽しみの1つとしています。

このように、器用貧乏な人は自分の趣味や興味に特定のジャンルを作らないで挑戦するため、できないことや知らないことがないのではないかというほど、いろいろなことを知っている人が多いです。

器用貧乏な人の特徴:要領がいい

器用貧乏な性格をしている人は、何事に対しても非常に要領が良いです。

なぜならば、器用貧乏な人は自分が興味を持ったことは限りある時間の中で、全てしっかりとこなすことが癖になっているからです。

そのため、仕事をするとしても人付き合いをするとしても非常に要領が良くて、決まった時間や範囲の中で物事をそつなくこなすことができます。

たとえば、仕事をたくさん抱えてしまって普通の人なら残業が確定してしまうような日でも、器用貧乏な人は物事に優先順位をつけて大切な仕事からしっかりとこなしていきます。

また、完成度を求められないような資料の作成などの仕事はある程度、手を抜きながら速度重視で行うので、仕事の出来を注意されることなく時間内に膨大な仕事をこなすことができます。

このように、器用貧乏な人は頭の回転が非常に速いため、何事に対しても要領よく器用にこなすことができます。

器用貧乏な人の特徴:欠点が少ない人

器用貧乏な性格をしている人は、欠点が少ない人が多いです。

なぜならば、器用貧乏な人は何事に対してもそつなくこなすことができるからです。

そのため、全くできないことや知らないことがほとんどなく、何をやらせても人並み以上にこなすことができるでしょう。

ですが、器用貧乏な人は欠点が少ない分、万人から褒められるような利点もありません。

このように、器用貧乏な人はできないことが少ないため欠点がないように見えますが、完璧でプロフェッショナルにこなせることもないため、可もなく不可もなしというような立ち位置になってしまいがちです。

器用貧乏な人の特徴:周りから仕事をお願いされやすい

器用貧乏な性格をしている人は、周りの人から仕事をお願いされやすい傾向があります。

なぜかというと、器用貧乏な人は知らないことやできないことがほとんどないため、どのような仕事でもそつなくこなすことができるからです。

そのため、知識がある人なら誰でも出来るような仕事をお願いされることが多く、器用貧乏な人は仕事仲間から頼られる存在になりやすい性格をしています。

ただし、完璧を求める仕事や専門知識が必要な仕事に関してはあまり任されることがなく、本当に重要な仕事は繊細でプロ意識が高い人にお願いされることが多いでしょう。

器用貧乏な人の特徴:打算的ではない人

器用貧乏な性格をしている人は、打算的ではない人である傾向があります。

打算的とは、何事も損得で考える計算高い人のことを指す言葉で、自分が得をすることばかりを考えて行動する人のことを打算的な人と言います。

しかし、その点では器用貧乏な人は物事を損得で考えることはほとんどなく、 物事を器用にそつなくこなすことに達成感を感じる人が多いです。

そのため、チームで仕事を完成させるためなら自分が残業したり苦労したりすることも厭わないで、みんなのために自分の才能を発揮させようとする考え方が強いです。

このように、器用貧乏な人は物事を打算的に考えることが少ないため、仕事でもプライベートでも信頼されることが多く、いろいろな場面で頼られやすい性格をしています。

器用貧乏な人の特徴:貯金ができる

器用貧乏な性格をしている人は、貯金をすることができる人が多いです。

なぜならば、器用貧乏な人は夢に惑わされることなく現実をしっかりとみているからです。

そのため、何かあった時に困らないように貯金はしっかりとしていて、貯金が増えることで将来や今の生活に対して安心感を覚える人も少なくありません。

このように、器用貧乏な人は自分が1つの才能に特化していないことを自分自身で自覚していますので、大きな夢を掲げることよりも現実をしっかりと見据えることの方を大切にします。

ですので、器用貧乏という名前の印象とは真逆で、器用貧乏な人はしっかりと貯金をしているお金持ちであることが多いです。

器用貧乏な人の特徴:大企業や古い会社だと出世する

器用貧乏な性格をしている人は、大企業や古い会社だと出世しやすい傾向があります。

なぜならば、器用貧乏な人は仕事だけではなく対人関係も器用にこなしていくことができるからです。

ですので、仕事をしっかりとこなせることはもちろんですが、世渡り上手な性格から上司に気に入られやすい性格をしているため、上司が役職を決めるような大企業や古い企業では出世しやすいのだと考えられます。

このように、器用貧乏な人は目上の人に気に入られて出世することはありますが、自分自身が会社のトップに立って経営をすることには、あまり向いていないと考えられます。

器用貧乏な人の特徴:出来ないのではなく、やらない

器用貧乏な人が物事をこなすことが出来ないのは、出来ないのではなくて、やらないだけである場合が非常に多いです。

たとえば、いつも学校の試験で学年で10位以内に入れるにもかかわらず、1位になることができないのは1位になれないのではなくて、なるほどの努力をしていないからだと考えられます。

そのため、勉強はいつもある程度のところでやめてしまい、その他の趣味や興味に気を引かれてしまうため、要領良く知識を頭に入れて上位の成績を収めることはできますが、トップになることはできません。

このように、器用貧乏な人はせっかく優秀で才能を持っているにもかかわらず、自分自身を伸ばす努力を怠っているため何事に対してもプロフェッショナルになることができずに器用貧乏になってしまうのでしょう。

器用貧乏な人の特徴:物事にあまり執着しない

器用貧乏な人は、物事に対してあまり強く執着することがありません。

なぜかというと、器用貧乏な人はたくさんの趣味や興味を持っているからです。

そのため、1つのことに執着して時間を費やすことよりも、たくさんの趣味や興味に時間を使うことに満足感を感じる傾向があります。

このように、器用貧乏な人は物事に執着することがないため、競争やレギュラー争いをすることになっても闘志を燃やすことができなくて、争うくらいなら他の趣味に時間を使おうと思ってしまうことが多いです。

器用貧乏な人の特徴:損得勘定が強くない

器用貧乏な人は、損得勘定があまり強くないと考えられます。

なぜかというと、器用貧乏な人には打算的な考え方がないからです。

そのため、自分が得をするように行動をすることよりも、自分がやりたいことを満足するまでやることに達成感を感じる傾向があります。

たとえば、器用貧乏な人は飲み会で幹事をお願いされた時には、見返りを求めたり感謝することを強要したりすることなく、自ら進んで幹事の仕事をやり始めます。

そして、飲み会のセッティングや会計係、そして飲み会の間のみんなの世話などをそつなくしっかりとこなすことで、自分の存在価値を見出すことができて満足感を得ることができます。

このように、損得勘定で動かなくても満足感や幸福感を得ることができますので、得ばかりを考えない姿勢を見た周りの人から逆に優遇されることも多く、結果的に得をすることになることも少なくありません。

器用貧乏な人の特徴:集中力がない

器用貧乏な人は、集中力があまりない人が多いです。

なぜならば、器用貧乏な人はいろいろなことに興味や関心を持っているため、なかなか1つのことに集中する時間を持つことができないからです。

たとえば、1つの仕事に集中していてもデスクの上に置いていた今ハマっている小説が目に入ってしまうと、仕事への集中力がなくなり読書をし出してしまいます。

しかし、その読書もなかなか続かず、本を読んでいる最中に気が合う同僚が通りますと読書をやめて、その同僚と趣味の話をし始めてしまいます。

このように、器用貧乏な人は1つのことに集中できる時間が非常に短いため、長期集中が必要な仕事や長い小説を読むことには向いていないと考えられます。

器用貧乏な人の長所

器用貧乏な人の長所は以下の通りです。

・交友関係が広い
・雑学が豊富な人

器用貧乏な人の長所:交友関係が広い

器用貧乏な人は、交友関係が非常に広い傾向があります。

なぜならば、器用貧乏な人は自分と同じ趣味や興味を持っている相手とは、すぐに仲良くなることができますので趣味や興味が多い分、交友関係も広くなるからです。

そのため、人付き合いが広く浅くなることが多く、深い話や悩み事を相談しあう中ではないけれど、楽しい話や趣味の話については、あまり交流がない相手とでも盛り上がることができます。

このように、器用貧乏な人は広く浅い交友関係を持っていますので非常に顔が広く、社交的な性格から友人を作るのも上手い人が多いです。

器用貧乏な人の長所:雑学が豊富な人

器用貧乏な人は、雑学が豊富な人である傾向があります。

なぜかというと、器用貧乏な人は自分が興味を持ったことに対しては、しっかりと知識をつけてから楽しむ性格をしているからです。

そのため、教科書では習うことができない緊急時の対応や、いざという時の臨機応変な対応をすることが非常に上手です。

また、器用貧乏な人は雑学が豊富なため、会話を盛り上げるのも非常に上手で、器用貧乏な人はどのような趣味を持っている人に対しても話を合わせることができます。

このように、器用貧乏な人は雑学が豊富なため、職場では後輩と流行の歌手の話で盛り上がることができたり、上司とは政治や経済の会話をすることもできたりする万能な知識の持ち主と言えるでしょう。

器用貧乏な人の短所

器用貧乏な人の短所は以下の通りです。

・一番になれない人
・目的意識が薄いと思われがち

器用貧乏な人の短所:一番になれない人

器用貧乏な人は、何事もそつなくこなすことができますが、その反面、何をしても一番になることはできない場合が多いです。

なぜならば、器用貧乏な人は一番になれないのではなくて、一番になるまで努力をしないからです。

そのため、ライバルを作って相手と競いながら上を目指すことよりも、自分自身が満足をした時点で止めてしまうことが多いです。

このように、器用貧乏な人は何をしてもプロフェッショナルになることができませんが、器用貧乏な人自身はそのことに対して劣等感を感じることもなく、自分が満足するまでやったことに達成感を感じていることの方が多いでしょう。

器用貧乏な人の短所:目的意識が薄いと思われがち

器用貧乏な人は、周りの人から目的意識が低いと思われてしまいがちです。

なぜならば、器用貧乏な人は1つのことに集中をしてやり遂げることが苦手だからです。

そのため、はじめは目的を持って行動をしていても、途中で気を引かれるものがあると目的を忘れて他のことに取り組んでしまうことも少なくありません。

たとえば、恋人と旅行に行くために旅行先を2人で探している時に、インターネットで自分が興味を示す広告を見つけてしまうと、旅行先を探すことを忘れて広告に夢中になってしまいます。

そして、そのようなことを繰り返しているうちに、どんどんと最初の目的から離れたことを調べ始めてしまいますので、恋人は自分との旅行のことを真面目に考えてないと思ってしまうでしょう。

このように、器用貧乏な人は自分では真面目に物事に取り組んでいるつもりでも、周りの人から見ると目的意識が非常に薄いと思われてしまうことが多いです。

器用貧乏を克服する方法

器用貧乏を克服する方法は以下の通りです。

・ひとつのことを続ける
・人の意見を聞きすぎない

器用貧乏を克服する方法:ひとつのことを続ける

器用貧乏な性格を改善させるためには、ひとつのことを続ける努力をして見ると良いでしょう。

なぜならば、器用貧乏な人の一番の欠点は、結果を残さなくても自分が満足した時点で続けることをやめてしまうことだからです。

そのため、一番興味を強く持っている事柄だけに集中をして、その事柄を結果を出すまでしっかりと続けてみましょう。

たとえば、友人が習い始めた編み物に興味を持ったとしたら、自分も一緒に友人と編み物教室に通って何か1つでも作品を完成させる努力をしましょう。

そうしますと、今までとは違った達成感を感じることができて、ひとつのことを成し遂げることの喜びや楽しさを感じることができるようになります。

器用貧乏を克服する方法:人の意見を聞きすぎない

器用貧乏な性格を克服するためには、他人の意見を聞きすぎないことも大切です。

なぜかというと、器用貧乏な性格をしている人は、他人の話に強い興味を示してしまうことが多いからです。

そのため、自分が何かに集中している時でも、誰かが話していることを耳にすると、そちらの事柄に関心が向いてしまい、急に集中力が切れてしまうことも少なくありません。

このように、もともと器用貧乏な性格をしている人は、他人の意見を聞きすぎると自分が本当は何をしたいのかということが自分自身でも分からなくなってしまう可能性が高いです。

ですので、人の話はある程度のところで聞き流したり遮ったりしなくては、興味ばかりが増えてしまって何も成し遂げることができなくなってしまいます。

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