「綺麗に拭いてからでないと、触るのが嫌だ・・・」

そんな潔癖症な人は年々増えているのではないでしょうか。

というのも、人間は生活が便利になったり豊かになったりするほど
より完璧を求めるようになりますので、
綺麗さも求めるようになるからです。

では、どのような人が潔癖症といえるのでしょうか。

今回はそういった点に注目しながら潔癖症な人にありがちな特徴や心理をご紹介していきます。

潔癖症な人の特徴・心理

潔癖症な人には以下のような特徴や心理があらわれたりしています。

・白黒つけないと気が済まない・白黒つけたがる
・自己中心的なところがある
・だらしない一面がある
・完璧主義
・マスクを常にしている
・素手で触らない
・ウェットティッシュを持ち歩く
・マイ箸やマイコップを持参する
・何度も手を洗う
・執着心が強い
・几帳面
・心配性
・人の話を聞かない・自分以外信じられない
・頑固な人・頑固者
・攻撃的になる・攻撃的な人

潔癖症な人の特徴・心理: 白黒つけないと気が済まない・白黒つけたがる

潔癖症な人には、物事に対してはっきり白黒つけないと気が済まないという特徴があります。

一般的に潔癖症と言われますと、非常にきっちりと整理整頓をするきれい好きで、散らかったり汚れたりすることを非常に嫌うイメージがあるかと思います。

しかし、中にはこのような外面的な部分だけではなく、性格的な部分まで潔癖症な人もいます。

そして、このように性格的に潔癖症な人は、物事に対して何事もきっちりと白黒はっきりとさせないと気が済まないことが多いです。

たとえば、夫婦げんかの際などには、どちらに非があるのかということをしっかりと決着をつけなくては気が済まないという部分があるのが、内面的にも潔癖症な人の特徴です。

潔癖症な人の特徴・心理:自己中心的なところがある

潔癖症な人は、自分のきれい好きや整理整頓好きの基準を周囲の人にも押し付けてしまうような、自己中心的なところもあります。

そして、特に近しい友人や知人、同じ環境で暮らすような相手に対しては、より一層、自分の潔癖症のルールを押し付けてしまいがちです。

と言いますのも、潔癖症な人は特に自分が使うものに対してはきれいであるように日頃から気を配っています。

ですので、同じ環境で生活をしている家族や職場の人が、共有物を使う際に相手にもきれい好きを心がけてもらう必要があります。

そうしますと、自分と同じものを使う人に対しては、かなりのきれい好きを強要してしまう自己中心的な態度を取ってしまう傾向があります。

潔癖症な人の特徴・心理:だらしない一面がある

いつもきっちりしていて、少しの汚れも許すことができない潔癖症な人ですが、時にはだらしない一面もあります。

たとえば、潔癖症であるがゆえに自宅のキッチンを汚したくないという理由で外食が中心の生活になるということは、潔癖症の人にはよくある話です。

また、カップが汚れることは嫌だけれど、いちいち洗うことも面倒だということで、使い捨ての紙コップを使うようにしているという人も多いです。

このように、潔癖症な人は自分のその性格に疲れてしまったり面倒になってしまったりして、楽をしてしまおうというだらしがない一面もあります。

潔癖症な人の特徴・心理:完璧主義の人

物事に対して何事も完璧主義であることも、潔癖症な人の特徴です。

なぜならば、潔癖症な人は部屋の掃除などが非常に入念で、少しでも汚れが残っていたらホコリがたまっていたりすることを非常に嫌うからです。

ですので、このようなことがないように完璧に掃除をこなさなくてはならないという性格が、潔癖症な人の行動だけではなく完璧主義という内心的にもあらわれる傾向があります。

たとえば、仕事などでも次の日に持ち越してもよい仕事があったとしても、潔癖症な人は残業をしてもその日のうちに終わらせようとします。

このように、目の前にあるものはホコリでも仕事でもしっかりと片付けなくてはならないのが、潔癖症なひとの完璧主義な部分です。

潔癖症な人の特徴・心理:マスクを常にしている

典型的なきれい好きで潔癖症な人は、常にマスクを着用している傾向が非常に強いです。

もともと、潔癖症な人には潔癖症になってしまったきっかけなどがあることが多いです。

たとえば、手を洗わずに食事をした結果、食中毒になってしまった経験がある人は、もうその時の辛い思いをしたくないという気持ちから潔癖症になり、やたらと手洗いをしたり素手で物を触らなかったりします。

そして、マスクをしている人も同じように、風邪などの病気で経験した辛さを防ぐために、無意識に潔癖症になりマスクが手放せなくなっていると考えられます。

このように、何かに執着する傾向がある潔癖症な人は、そうなるきっかけとなる原因があるケースが多いです。

潔癖症な人の特徴・心理:素手で触らない

潔癖症な人は物を素手では触らず、特に自分の所有物ではないものに対しては絶対に素手で触ることはしません。

たとえば、ドアノブや外食先の箸やスプーンなどは、簡単に素手で触ることはできません。

このような特徴がある人は、過去に食中毒などで辛い思いをしている経験がある人がほとんどです。

では、どのように対処するのかと言いますと、ドアノブなどは自分の袖口を使って開けたり、ハンカチなどを挟んで開けたりという対処法を使います。

また、外食の際にはマイ箸を持ち込んだり、ウェットティッシュなどで一度しっかりと拭いたりしてから使用するようにします。

そのため、マイ箸やウェットティッシュは潔癖症な人の必需品と言えるでしょう。

潔癖症な人の特徴・心理:ウェットティッシュを持ち歩く

ウェットティッシュは、潔癖症なひとの必需品の1つです。

ウェットティッシュと言いますと、普通の人でも持ち歩くケースは多いですが、その使用方法は食事前に手を拭いたり、飲み物をこぼした時に拭いたりする程度でしょう。

しかし、潔癖症の場合はこのような用途はもちろんですが、外出先で自分が触れなくてはいけない物の全てをきれいに拭くためでもあります。

たとえば、職場で同僚からペンを借りるようなシーンがありましたら、潔癖症の人は他人から渡された状態のまま使うことはできません。

ですので、相手に嫌な思いをさせないように見えないところでこっそりとウェットティッシュできれいに拭いてから使うことが当たり前になっています。

潔癖症な人の特徴・心理:マイ箸やマイコップを持参する

マイ箸やマイコップも、潔癖症な人の必需品と言えます。

なぜならば、潔癖症な人は極力、外食先で他人も使う箸やコップを、自分も同じように使うことに大きな抵抗を持っているからです。

ですので、外出先や友人の家などのような自宅以外の場所で食事をする際には必ずマイ箸やマイコップを持っていきます。

ただし、例外として割り箸や紙コップを新品の状態で用意されている状態でしたら、使うことができる場合もあります。

しかし、たとえ新品であっても紙包みや袋は他人が触った可能性が大きいので、それすらも触ることを拒否するケースもあり得ます。

このように、一口に潔癖症と言いましてもその人によって潔癖の度合いは異なります。

潔癖症な人の特徴・心理:何度も手を洗う

事あるごとに何度も手を洗うことは、潔癖症な人の特徴です。

このように、手を洗うという行為は潔癖症の人にとってはきれいにするためというよりもクセというようなものです。

そして、なにをするにも手を洗わなくては次の行動することができません。

ですので、他人のものを借りたりした際には、借りた物はウェットティッシュで拭いてから使うことはもちろんですが、そのあとはしっかりと手を洗うクセがついています。

潔癖症な人の特徴・心理: 執着心が強い

潔癖症な人は、全てのものに対して執着する気持ちが強い傾向があります。

なぜならば、潔癖症な人には物事に対して「こうしなければならない」とか「こうであるべき」というように、1つのことに執着してしまうような固定概念が強いからです。

そして、自分の決めたルールは必ず貫き通しますので、他の人のやり方が受け入れられなくて自分のルールに合わせることを求めるほどに、自分のルールに執着してしまう心理が働きます。

このように、潔癖症な人はきれい好きで他人が触った物は触らないというようなイメージ通りの潔癖な部分だけではなく、自分の性格やルールように内心的な部分にも潔癖である傾向が強いです。

潔癖症な人の特徴・心理: 几帳面

非常に几帳面で整理整頓がしっかりとしていないと気が済まない性格も、潔癖症な人の特徴のひとつです。

たとえば、整理をするとなりますと箱にしまったり並べたりという方法がありますが潔癖症な人は、しまう箱も同じ大きさの統一性のある色でなくてはならないですし、並べ方も箱や物の大きい順に隙間なく並べなくては気が済みません。

さらに、テレビやDVDのリモコンはテーブルに対してまっすぐ置かなくてはなりませんし、より強い潔癖症の人ですとテーブルの上に物があること自体を嫌い、リモコンもしまうための所定の場所を決めている人もいます。

このように、潔癖症な人は物は揃えてきっちりと置かなくてはならないという几帳面さがあります。

潔癖症な人の特徴・心理: 心配性

潔癖症な人は、心配性な性格から過度のきれい好きや整理整頓好きである可能性が高いです。

と言いますのも、潔癖症になる人はそうなってしまった何かきっかけがあった場合がほとんどです。

例えば、ひどい食中毒になってしまった結果、過去の経験から他人が触った物は触らなかったり、何度も手を洗ったりという行為をするようになった人は、潔癖症の人の中にはたくさんいるでしょう。

そして、そのような人は過去に食中毒にかかった時と同じようなシチュエーションになりますと、また同じことが起こるのではないかという不安に襲われます。

その結果、より一層、手洗いなどに気をつけるようになる心配性な性格が強くなってきます。

潔癖症な人の特徴・心理:人の話を聞かない・自分以外信じられない

他の人の話を聞き入れることができなくて、自分以外の人のことを信じられないことも潔癖症な人の大きな特徴です。

と言いますのも、潔癖症な人は自分自身が掃除をした場所やきれいにした物しか触って安全なものだと信じることができないという心理が働いています。

ですので、たとえ外食店できれいに洗われた箸が出されたとしましても、一度、自ら拭いたり洗ったりしないと使うことができません。

また、あらかじめ外食には自分で箸を持ち込む人も潔癖症な人には少なくありません。

そのため、もともと周囲の人が洗った物や掃除した場所のことはあまり信用しておらず、何をするにも自分が手を加えて納得がいくまできれいにしなくては気が済みません。

潔癖症な人の特徴・心理:頑固な人・頑固者

他の人の意見やアドバイスをなかなか聞き入れずに自分の考えを強く持つ頑固な性格も、潔癖症な人の大きな特徴です。

潔癖症な人は、自分なりの掃除や片付けのルールを持っています。

そして、そのルールを守った生活をするためでしたら、他の人の意見をはっきりと否定するほどの頑固さも持っています。

このような頑固さは、掃除や片付けの方法のみならず、自分の意見を曲げないという部分にもこの頑固な性格はあらわれます。

例えば、自分は今日どうしても和食が食べたいと思いましたら、何があっても和食を食べに行きます。

たとえ、同行者が洋食が食べたいという意見を持っていても、どうにか説得をして和食を食べに行くように話を進めます。

潔癖症な人の特徴・心理:攻撃的になる・攻撃的な人

潔癖症な人は、周囲の人に対して攻撃的な性格になってしまう一面もあります。

なぜならば、特に一度、食中毒などのような感染性のものに侵された経験をした潔癖症のひとは、同じ経験をすることを恐れますので自分を守るために潔癖な性格になっていることが多いからです。

ですので、その自分の気持ちを尻目にガサツな性格の人や物を散らかしてしまう人に対しては強い口調で注意をしたり時には怒りを露わにしたりしてしまうことも少なくありません。

また、ガサツな人ではなくても突然、道端で肩を叩かれたり一緒に食事をしている時に自分の皿のものを勝手に食べたりする人に対しても、攻撃的な態度を取ってしまうケースがあります。