独占欲が強い人はどこにでもいます。
このようなタイプに気に入られてしまうと、
束縛が激しいので精神的に参ってしまいます。

では、独占欲が強いの特徴とはどんな感じなのでしょうか。
ここでは特徴と心理と対処法について説明していきます。

独占欲の強い人の特徴・心理

独占欲の強い人にありがちな特徴と心理は以下の通りです。

・自分勝手・相手の気持ちを考えない・自己中心的な考え方
・融通が利かない人
・自分に自信が持てない・自分に自信がない
・プライドが高い
・相手を束縛したい・コントロールしたい
・手に入れないと気が済まない・物欲が強い
・依存心が強い
・どこで何をしているのかを知りたがる・常に連絡をとりたがる

独占欲の強い人の特徴・心理:自分勝手・相手の気持ちを考えない・自己中心的な考え方

独占欲が強い人は、独占する対象が人であったとしても物であったとしても、他人に譲ることをひどく嫌います。

ですので、考えかたが自己中心的になったり自分勝手になったりしがちです。

そして、相手の気持ちを考えずに自分優先で、その対象を独占する傾向がありますので、周囲から反感を買うことも多いでしょう。

さらに、友人の1人を独占したいと思った際には、その友人の意思も関係なく独占してしまいますので、将来的に自然と敬遠されてしまうことも少なくはありません。

また、職場の休憩室にある座席でも自分の中では定位置が決まっており、その席にほかの人が座っているとひどく気分を害するというようなケースも少なくありません。

このようなことで、周囲との言い合いになったり気を使わせたりすることは、独占欲が強い人にはよくある話です。

独占欲の強い人の特徴・心理:融通が利かない人

マニュアル通りにしか物事を進めることができずに、融通が利かないと思われることも、独占欲が強い人の特徴です。

と言いますのも、独占欲が強い人は型にはまった考え方が強いですので、突然イレギュラーな出来事が起こりますと、その出来事に順応した行動をすることが難しいと感じがちです。

そして、上手くいかなかったことを自分のせいではないと考えて、そのアピールするケースもあります。

なぜならば、独占欲が強い人は自分の弱さを隠すために何かを独占したいという気持ちが強くなっている場合もあるからです。

ですので、融通が利かない自分を認めてしまいますと、自分が悪いという責任も認めなくてはならないと考えてしまいます。

その結果、融通が利かないことを認めることもできずに、そのことを改善するきっかけも失ってしまうことになります。

独占欲の強い人の特徴・心理:自分に自信が持てない・自分に自信がない

自分に自信が持てない性格上、独占欲が強くなってしまうケースも少なくありません。

このように自分に自信が持てない場合、自分自身のことを守るために何かを独占したいという気持ちが強くなる傾向があります。

たとえば、誰かに仲間はずれにされたことがある人は自分に自信がなくなってしまいます。

また、1人になることの寂しさや辛さを経験していますので、もうそのような経験をしたくないと思って誰かを独占したいという気持ちが大きくなってしまいます。

そして、誰かや何かを独占することで安心感を覚えますと不安を解消させたいために、より一層強い独占欲が出てきてしまうケースもあります。

このような自分の自信のなさや不安との葛藤が、より強い独占欲を招いてしまい、周囲から敬遠されてしまいがちになります。

独占欲の強い人の特徴・心理:プライドが高い

独占欲が強い人には、プライドが高いという特徴があります。

このようにプライドが高い人は、独占する物や人を他人に取られることで、プライドを傷つけられたとか負けたというような感情をいだきます。

そして、プライドを傷つけられるという経験をしますと、より一層、独占欲が高くなっていきます。

たとえば、ずっと仲が良かった友人が、ふと違う子と話している姿を見てしまいますと独占欲が高い人は、友人と仲が良い期間が長いのは自分なのだというプライドが傷つけられたという気持ちになってしまいます。

そして、友人が自分以外の子と仲良くしている姿を見てしまった独占欲が高い人は、より一層、友人を独占したいという欲が強くなってしまいます。

このように、独占欲が強い人は自分の気持ちを相手に押し付けることで、プライドを守ろうとします。

独占欲の強い人の特徴・心理:相手を束縛したい・コントロールしたい

独占欲が強い人は、束縛することで相手をコントロールしようとする傾向があります。

このような特徴がある人は、独占欲が非常に強いタイプで、自分の欲に任せて相手の行動や気持ちを思い通りにコントロールしたいという気持ちが強いです。

ですので、たとえば自分の彼氏がほかの女性と話している姿を見ますと相手の話は聞き入れず、「もうほかの女性と話さないで」というように強要するような言い方をしがちです。

そして、その約束が守られなかった場合には、彼氏のスマホに入っている女性の連絡先を全て消させたり、毎日のようにスマホのチェックしたりするような過度の束縛をするようになっていきます。

このように、束縛をして相手の行動や気持ちをコントロールするタイプの人は、付き合いが長くなるほど気持ちも重くなっていくケースが多いです。

独占欲の強い人の特徴・心理:手に入れないと気が済まない・物欲が強い

物欲が強く、欲しいものは手に入れないと気が済まないというのも、独占欲が強い人の特徴です。

また、欲しいものは手に入るまで絶対に諦めないという特徴があり、周囲に迷惑をかけてしまうケースも多いです。

たとえば、好きなアイドルの限定グッズなどは、金額に糸目をつけることなく欲しいものを欲しいだけ購入してしまうことはよくある話です。

また、そのグッズがシリーズものであったり、色違いのものがたくさんあったりしますと、そのシリーズ全てを集めないと気が済みません。

ですので、いくらかかってもオークションで購入しようとすることもあり、時には周囲の人からお金を借りるなど迷惑をかけることも少なくありません。

このようなことが続いてしまって、友人がドンドンと周囲から居なくなってしまうケースも多いです。

独占欲の強い人の特徴・心理:依存心が強い

特定の物や人に対して依存する気持ちが強いことも、独占欲が強い人の特徴です。

このように独占欲が強い人は、何かに依存する気持ちが強くなりすぎて、対象となる人や物が無くてはならない存在となってしまいます。

そして、失われるのが怖いという気持ちが強い独占欲につながっていきます。

ですので、対象のものに対する依存心が強ければ強いほど、独占したいという気持ちも強くなっていきます。

たとえば、付き合っている彼氏と今までは良い関係が続いていたけれども、同棲を始めた途端に仕事以外の時間は一緒にいなければ気が済まなくなってくるケースは、長く付き合っているカップルにはよくある話です。

すると、依存する気持ちが大きくなればなるほど、束縛をするような行為や言動が増えてきて、彼氏を独占したいという気持ちも大きくなっていきます。

独占欲の強い人の特徴・心理:どこで何をしているのかを知りたがる・常に連絡をとりたがる

独占欲が強い人は、相手がどこで何をしているのかを常に連絡を取って把握したがる傾向があります。

このような相手の行動を制限させるような独占の仕方は、相手がほかの人と深い交流を持ったり、自分が知らない場所に行ったりすることをひどく嫌うために起こる行為です。

たとえば、一緒に暮らしている場合でも一歩外に出ましたら用事がある時以外でも、『今、電車に乗った』とか『今、昼食の時間』というような細かい一挙一動まで報告することを求めます。

さらに、自分からも相手に対して細かい報告をするメールやLINEを送りますので、相手も返信せざるを得ない状況になってしまいます。

このようにして、独占欲が強い人は相手が『今どこで何をしているのか』というすべての行動を把握することで気持ちを落ち着かせるようとします。

独占欲の強い人の対処

独占欲の強い人への対処法として以下の方法が挙げられます。

・否定しない
・適度な距離をとる・適度な距離を保つ
・自分の意見を伝える・言う
・話をスルーする

独占欲の強い人の対処:否定しない

独占欲が強い相手に対して、否定をしないであげるという対処法は、相手にとって非常に嬉しい方法と言えます。

このような対処法は、自分に自信が持てないタイプの独占欲が強い人に対して行うと効果的でしょう。

なぜならば、自分に自信がない人は誰かに肯定をしてもらえることで、自分の存在意義を見出して自信を持つことができるからです。

そうしますと、過度に独占をしなくても大丈夫だという自信と安心感が生まれますので、独占欲はだんだんとおさまってくるでしょう。

ただし、ここで気をつけていただきたいことがあります。それは、相手をコントロールしたいタイプや物欲が強いタイプの人に否定せずに肯定をしてはいけないということです。

なぜならば、これらのタイプの人は肯定されればされるほど、相手を束縛したい気持ちや物を収集したい欲が強くなっていくからです。

独占欲の強い人の対処:適度な距離をとる・適度な距離を保つ

相手に対して過度の束縛をしたりコントロールしたりしたいという気持ちが強い場合にも相手の独占欲は強くなります。

このような理由から独占欲が強くなってしまっている人に対しては、適度な距離感を保つことが効果的な対処法と言えます。

このような束縛をしがちな人と距離を縮めてしまいますと、特にカップルの場合に将来的に結婚をした途端に相手からDVやモラハラをされる可能性が非常に高くなります。

ですので、相手が過度に束縛をしてきたり、こちらの行動を常に把握したがったりする場合には、その時は可愛いと思えるかもしれませんが一度、冷静になって第三者の目線で相手を見つめなおしてみると良いでしょう。

そして、相手の行動が異常だと感じましたら、ある程度の距離感を保って付き合っていくことで、相手の束縛が悪化していくことを防ぐことができます。

独占欲の強い人の対処:自分の意見を伝える・言う

相手の独占欲の強さに迷惑をしていたり困ったりしている場合には、思い切って相手に自分の意思を伝えることも大切です。

たとえば、いつどこで何をしているかという一挙一動をメールやLINEで報告することを強要されてしまいますと、こちらも疲れてしまいますし一緒にいて息が詰まってしまいますよね。

そこで、このようなことを強要することをやめて欲しいと感じた際には、しっかりと自分の口で気持ちを伝えることが、一番効果的です。

さらに、このときの相手への伝え方としましては、束縛は相手からの好意だということを受け止めた上で、気持ちは伝わっているから安心して欲しいというような言い方をすると良いでしょう。

そうしますと、相手も気分を悪くすることも落ち込むこともなく、こちらの気持ちを汲んで改善してくれることでしょう。

独占欲の強い人の対処:話をスルーする

独占欲が強く、こちらの行動や思考をコントロールしようとするタイプの人に対しては、時には話をスルーする対応をすることも必要です。

また、自己中心的で周囲のことを考えない言動や行動をする人に対しても、この対処法は効果的です。

たとえば、グループでの飲み会の中で自分が楽しめていないという理由だけで、会を抜けだして2人だけで二次会をしようと提案をされた場合などは、そのお願いを聞き入れる必要はないでしょう。

もしも、その際にこちらも楽しめていなかった場合には、2人で会から抜けても問題はありませんが、こちらが楽しんでいる場合にはこちらの意見も聞かずに動向を勝手に決められる必要もありません。

ですので、そのような際には相手の自分勝手な言動はスルーしてしまって問題ないでしょう。