「夫婦生活に疲れてしまった・・・」
「離婚するのはめんどくさいからとりあえず別居したい」など
さまざまなきっかけで家庭内別居する夫婦がいます。

ですが、家庭内別居をしたい場合、ルールを決めないといけません。

そこで今回は家庭内別居をしている夫婦が実践しているルールややり方を
中心にご紹介していきます。

家庭内別居のルール・やり方

家庭内別居のやり方やルールには以下のような方法が挙げられます。

・自分のパーソナルスペースを作る
・礼儀やマナーを守る
・お互いの役割分担をする
・生活費の取り決めを行う
・夫婦間の話し合いで上記以外のルールを決める

家庭内別居のルール・やり方:自分のパーソナルスペースを作る

家庭内別居をするには、まずは自分だけの空間を作ることが大切です。

はじめからお互いに部屋がひとつずつあると良いのですが、なかなかお互いに自分の部屋があるということは難しいですよね。

そのような場合、とりあえず寝室だけは完全に別にするようにします。

なかには、家庭内別居を始める前にすでに別々に寝ているという夫婦も多いかもしれません。

まずは、1日の始まりと終わりを、自分だけの空間で過ごすことで、より良い一日を送れるようになる可能性が高くなります。

また、リビングで一緒に過ごすことを避けるために、お互いが空気を読んで、リビングを使うという夫婦もいます。

たとえば、相手がリビングでテレビを見ていたら自分は寝室に行ったり、自分がリビングに居られるときは心おきなくリビングを使ったりします。

このように、お互いが空気を読みあうことによって、リビングとその他の部屋でそれぞれ分かれて、お互いが自由に生活しています。

ほかにも、思い切って家をリフォームしてしまうという夫婦も見られます。

例えば、二世帯住宅のように完全に別の生活を送れるようにする夫婦もいたり、トイレや部屋など部分的に増築する夫婦もいたりします。

このように、少しでも自分達がストレスなく生活できるように、自分だけの空間を作ることを意識することが大切です。

家庭内別居のルール・やり方:礼儀やマナーを守る

家庭内別居をする夫婦は、夫婦関係は破綻しているとはいえ、人間同士なので最低限のマナーや礼儀を守ることは大切です。

たとえば、顔を合わせた時、挨拶だけはしっかりと交わすというルールを決めている夫婦がいます。

その理由として、嫌いな人とはいえ無視をしたり無視されたりするのは、心が痛むという方が多く見られます。

また、夫婦である限り、会話が必要となる場面は少なからず出てきてしまいます。

たとえば、急な出費が出た場合や必要書類への記入を頼むようなシチュエーションなどがあげられます。

このように、会話が必要となってしまったときは、嫌がらずに会話をするということもルールとして決めている夫婦が多いです。

その理由は、必要な会話なのに、お互いが意識して会話しないでいると、
物事が進まず、かえってイラついてしまい余計なストレスを感じることになってしまうからだと考えられます。

ですが、夫婦間で話し合いをした結果、顔を合わせてもお互い完全に無視をしようと決めている場合は、
そのルールに従って生活をすることが求められます。

ほかにも、完全に関係を断って家庭内別居をしたいという夫婦は、やりとりは全てメールで行うという夫婦もいます。

このように、礼儀として挨拶をするようにしたり、完全に顔を合わせないように取り決めたり、
その夫婦に合ったルールを決めることが家庭内別居の秘訣です。

家庭内別居のルール・やり方:お互いの役割分担をする

家庭内別居では夫婦が同じ家で暮らすので、ストレスなく生活するために、事前に家事の分担をしておくことが大切です。

また、家庭内別居の夫婦は、食事は別々に取ることが多いです。

そして、食事に関するルールにも、相手の分の食事を用意しておくのか、それともそれぞれ自分の分だけの食事を用意するのかという2つのパターンがあります。

さらに、洗濯も夫婦別々にやることが多いです。

その理由は、相手の分まで洗うのが嫌だったり、相手の洗濯物と一緒に洗われるのが嫌だったりするからです。

このように、夫婦が別々に自分の分だけ家事を行うということは、家庭内別居のルールとしては比較的決めやすくて分かりやすいですよね。

ですが、家の掃除の分担がわかりにくく、また揉めやすい点でもあるので注意が必要です。

たとえば、同じ家に住んでいると必ず共同で使う場所がでてきます。

すると、そこを掃除する分担を決めたとしても、相手がなかなか掃除をしなかったり、掃除が綺麗にできていなくて気になってしまったりすることがあります。

その結果、掃除が原因で相手にイラついてしまうことがでてきてしまいます。

これでは、せっかくストレスをなくしたくて家庭内別居をしたのに、相手が原因でストレスを感じてしまっては元も子もないですね。

こういった点を踏まえて、掃除や片付けに関してルールを決める際には、「だれが、どこを、どのくらいの頻度で、どの程度」行うのかを細かく決めておくことで、先のストレスを軽減することができたりします。

家庭内別居のルール・やり方:生活費の取り決めを行う

生活費は家庭内別居前と変わらないという夫婦が多くみられます。

変わらない理由は、同じ家に住んでいるので特に生活に変化があるわけではないからだというのが主な意見です。

しかし、相手と食事を別々に用意するようになった夫婦は、食費に関して変化があります。

今まで食費は一緒だったのが、それぞれ半分ずつを個人管理になることが多いです。

また、共働きでお互いが収入がある場合は、お互いの収入に応じて生活費を完全に折半するという夫婦もいます。

このようにお金に関する取り決めをしっかりしておく理由は、お金の管理を適当に決めてしまうと夫婦仲がすでに悪くなっているので後々、揉める原因にもなりかねないからです。

ですので、まずは冷静に話し合い、細かくルールを決めておくことでその後の生活が潤滑に進むようになるでしょう。

また、夫婦の片方がルールを決めるのではなく、2人で話し合うことでお互いが共通認識を持ち、お金に関するトラブルを防ぐことも大切です。

そして、収入は変動するものなので、年に一回は生活費を見直す機会を設けたり、不明点や不備などはいつでも相談に乗るということも取り込めておくと、安心できます。

家庭内別居のルール・やり方:夫婦間の話し合いで上記以外のルールを決める

ほかにも、夫婦の状況によって色々なルールを決める必要があります。

たとえば、子どもがいる夫婦の場合、子どもの前での姿や関わり方、子どもの行事やイベント等のときの対応の仕方などを決めておく必要がでてきます。

子どもにとって楽しいはずの行事やイベントのたびに両親が揉めるところなど、子どもは見たくないはずなので、事前に決めておくと安心できます。

また、お互いの両親や親戚への対応の仕方もよく決めておくことが大切です。

たとえば、家庭内別居をしていることを伝えるのか話し合っておかないと、お互いの親戚と会った時に、うっかり家庭内別居をしていることを話してしまう危険性がでてくるので注意しましょう。

さらに、親戚の冠婚葬祭などに夫婦揃って出席するのかどうかも決めておくと、いざという時にスムーズですね。

そして、もし余裕がある場合は、全てのルールや取り決めを文章に残しておくと便利です。

なぜなら、全てのルールを口約束で済ましてしまうと、夫婦の間に問題が起きたときに、「そんなルールない」ということになってしまう危険性が出てくるからです。

このようなトラブルを防ぐために、文章に残しておくと証拠として提示もできますし、お互いに確認することができるので、トラブルを回避できる可能性が高くなります。

このように、お互いがストレスなく生活するために、思いつく限りのことを取り決め、文章に残しておくことはとても大切なことになるといえます。

家庭内別居状態で、浮気されたら慰謝料請求できる?

家庭内別居中に相手に浮気された場合、慰謝料請求できるのかどうか悩みどころですよね。

結論からいいますと、家庭内別居中に生じた相手の浮気に対して、慰謝料請求できるかどうかはケースによります。

もし、同じ家に住んでいて、離婚届けも出していないとなると、どんなに家庭内別居していると主張されても
婚姻関係が破綻しているとはみなされないです。つまりこの場合は慰謝料請求しようと思えばできてしまう可能性のほうが高いです。

その場合、どんなに相手に家庭内別居しているから慰謝料請求される覚えはないと主張されても、
ではなぜ同じ家に住んでいるの?離婚届もださないの?と言われてしまいます。

つまり、第三者からみて、あなたと相手の生活状況が明らかに見えるかどうかが焦点ということになります。

また、住所も違うし、住んでいるところを本当に別けているというのなら、慰謝料請求はできない可能性が高いです。

いずれにしても相手へ慰謝料請求するには、浮気される前に夫婦関係が成立していることが条件として挙げられます。

夫婦とは、お互いが扶助し合い共に生活をしている状態のことを指します。

ですので、夫から妻へ生活費を扶助していたり、協力して生活を送っていたりする場合は、夫婦関係が成立していると言えます。

なので、夫婦関係が破綻していないことが証明できると、慰謝料請求をできるわけです。

浮気が原因で別居になった場合、パートナーや浮気相手に対しては100~200万円の慰謝料請求することが相場となっています。

もちろん、パートナーに対しては慰謝料請求せずに浮気相手に対して請求することも可能です。

ですが、慰謝料請求するための浮気の証拠は携帯やスマホのメールのやりとりや画像などでは直接的な証拠にならないので、
なんといっても探偵の浮気調査による不貞の証拠を集める必要がでてきます。

一見、探偵の料金は高そうなイメージがありますが、もし浮気されていると考えられる時間帯や曜日さえ掴めれば、
その時間帯だけに絞って調査依頼をすると大幅に調査費用を安くすることができます。

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