一緒になりたくて夫婦になったはずが、
いつしか、相手をいがみ合うようになり、
離婚するのも面倒なので、やがては家庭内別居に・・・

このように家庭内別居をする夫婦は結構多いです。

そして家庭内別居に発展する原因やきっかけはたくさんあります。

今回は、そんな家庭内別居の原因やきっかけについてご紹介していきます。

家庭内別居の原因 ・きっかけ

家庭内別居の原因やきっかけには以下のような点が挙げられます。

・プライベートな時間や空間が欲しい
・夫婦喧嘩・冷戦
・些細な事で無視
・マンネリ・無関心
・コミュニケーション不足
・スキンシップ不足・セックスレス
・性格の不一致
・うつ病
・モラハラ・DV
・浮気
・単身赴任
・義理の親

家庭内別居の原因 ・きっかけ:プライベートな時間や空間が欲しい

夫婦になると、家の中で1人になれる時間は少なくなりますよね。

一緒にいることが楽しいという夫婦でしたら、1人になれる時間が少なくても苦痛ではないことが多いです。

しかし、一緒にいることを苦痛に感じる夫婦であると、1人でいたいと思ってしまうことが多々あります。

そのようなとき、同じ家に住んでいると、なかなか1人になる時間や空間がありません。

すると1人になれないことから相手と一緒にいなければいけないことがストレスになってしまいます。

そして、プライベートな時間や空間を持てないストレスを無くすために、お互いが部屋に閉じこもったり、夫婦が一緒に過ごすことを避けるようになります。

その結果、自然とお互いの顔を見る機会がなくなり、そのまま家庭内別居へと発展してしまう傾向があります。

家庭内別居の原因 ・きっかけ:夫婦喧嘩・冷戦

夫婦喧嘩をきっかけに、夫婦の溝が深まり家庭内別居へ発展してしまうケースもあります。

なかでも、喧嘩をすると口をきかなくなったり部屋に閉じこもったりするような夫婦は、夫婦喧嘩が家庭内別居のきっかけになってしまうことが多いです。

また、喧嘩の絶えない夫婦は、顔を見るたびに喧嘩になることが多いです。

なので、お互いの顔を見ないように同じ家にいても一緒に過ごさないというパターンもあります。

ほかにも、喧嘩をしすぎてお互い疲れてしまい、喧嘩しないことを諦め、冷戦状態でいる夫婦もいます。

冷戦状態の夫婦は、子どもが成人したら離婚しようと決めている夫婦もいるのではないでしょうか。

このように、「離婚するまで我慢しよう」と考え、家庭内別居という選択をしているのが実情だと思われます。

家庭内別居の原因 ・きっかけ:些細な事で無視

日常的に相手のことを無視してしまうことも、家庭内別居のきっかけになることがあります。

たとえば、相手に何か聞かれても、「それくらい自分で考えて」と相手の問いをはねのけてしまうケースがあります。

すると、相手からみれば「僕が何を話しても聞いてもらえない」と思い、一緒にいることを避けるようになる可能性が高いでしょう。

また、気にくわないことがあったり喧嘩したりするたびに、相手のことを無視するというケースもみられます。

相手のことを無視してしまうので、相手は「なんで怒っているんだろう」と思ってしまいます。

その気持ちが積み重なると、相手も不満が溜まってしまい、お互いが仲良く会話することができなくなってしまいます。

その結果、家庭内別居という選択をしてしまう可能性が高くなります。

家庭内別居の原因 ・きっかけ:マンネリ・無関心


夫婦仲が冷め切ってしまい、お互いが相手に関して無関心になってしまうことがあります。

たとえば、相手以外の人に目がいってしまう、相手がスキンシップを取ってきてもドキドキしないなどの状況が考えられます。

また、相手に対して無関心になってしまうと、相手の話に興味がなくなり会話が減ってしまうこともあります。

さらに、相手と過ごす毎日が単調すぎてマンネリ化してしまうというケースもみられます。

すると、毎日が同じリズムで過ぎてゆくだけで、楽しいことがないということになってしまいます。

一緒に過ごすうえで、楽しくない関係の人と生活を共にするのは、お互い苦痛ですよね。

その結果、家庭内別居をして、お互いが干渉しないように生活をするという選択につながっていくのだと考えられます。

家庭内別居の原因 ・きっかけ:コミュニケーション不足

子どもと同居している頃、子どもを介して会話をすることが多かった夫婦は、子どもが独立した時に、夫婦の会話がなくなってしまうことがよくみられます。

夫婦の会話を繋いでいた子どもがいなくなることで、夫婦で会話する術が分からないということが原因です。

その結果、会話が連絡事項だけになったり、一方通行の会話だけになったりします。

たとえば、妻から夫へ質問をし、夫はそれに「うん」「そうなんだ」など単調な返しをするだけになるケースがあります。

すると、そのうちお互いが会話をすることをやめてしまい、一緒の空間にいることが苦痛になり、なるべく顔を合わせないようになってしまうケースがあります。

家庭内別居の原因 ・きっかけ:スキンシップ不足・セックスレス

セックスレスの問題は、夫婦間ではよくみられる問題です。

特に多いのが、産後にセックスレスになったという夫婦です。

産後は妻の身体は疲れきっていますし、ホルモンの影響で気持ちがピリピリしていることが多いです。

さらに、産後の体型が気になりセックスに消極的になったり、夫側が産後の妻の体型を受け入れられなかったりすることもあります。

そのようなことが原因で、セックスを拒絶することが増えて行くと、セックスレスという状況に陥ってしまうことが多いです。

また、様々な理由から相手にセックスを拒絶されたことがトラウマになってしまい、相手にスキンシップをとれなくなってしまうこともあります。

その結果、夫婦がすれ違うきっかけになるのだと考えられます。

家庭内別居の原因 ・きっかけ:性格の不一致

結婚当初は、お互いの気持ちも盛り上がっており、多少の性格の不一致も許せていても、日が経つにつれ耐えられなくなるということがよくみられます。

性格というものは、その人が育った環境の中で培ったものなので、なかなか直せるものではありません。

なので、性格が合わないと、お互いが気持ちよく生活を送ることはなかなか難しいです。

なかでも、お互いが主張が強い性格で、頑固な夫婦だとぶつかることが多くなります。

そして、考え方の相違で何度もぶつかることで、お互いが、いがみ合うようになり家庭内別居へ発展してしまうケースがあります。

また、趣味が全く違うということも、夫婦がすれ違う原因になることがあります。

このように、一緒に楽しめなかったり、休日に顔を合わせなかったりすることで、2人の生活に溝ができてしまうのだと考えられます。

家庭内別居の原因 ・きっかけ:うつ病

相手がうつ病になってしまったことがきっかけで、家庭内別居をすることになってしまうケースもみられます。

うつ病になると、部屋にこもったり実家に帰ったりすることがあります。

すると、自然と関わることが少なくなり、夫婦の距離が開いてしまう原因になります。

また、相手がうつ病になると、どのように接すれば良いのか分からなくなってしまい、上手く関わることができなくなるということもあります。

たとえば、相手に話しかけても、返事が来なかったり、悪気なく相手を傷つけて混乱させたりしてしまうことがあります。

そして、そのうち相手に気を遣って暮らすことが苦痛となり、距離を置くようになってしまうのだと考えられます。

家庭内別居の原因 ・きっかけ:モラハラ・DV

夫婦は同じ家に住み、一緒に過ごす時間が長いので、当然喧嘩することもあります。

しかし、喧嘩のたびに罵倒されたり暴力を振るわれたりすることは、モラハラやDVに発展してしまうことがあります。

そして、モラハラやDVは相手との心の距離感を遠ざけていきます。

モラハラやDVを受けている人の多くは、相手に怯えてしまい逆らうことができないというケースが多いです。

相手からすると、何を言っても反抗してこないので、顔を見るたびに怒鳴ったり暴力したりするようになってしまうこともあります。

なので、なるべく相手と顔を合わさないように生活リズムをずらしたり、部屋から出ないようにしたりするようになります。

その結果、家庭内別居というかたちになってしまうのだと考えられます。

家庭内別居の原因 ・きっかけ:浮気

夫婦の仲が一気に冷めきってしまう大きな原因の1つが浮気です。

浮気された相手は、相手を許すという人もいますが、相手のことを拒絶するようになるという人もいます。

その結果、相手のことが嫌いになり触れられるのも嫌がるようになり、セックスレスや無視などに発展してしまう可能性が高くなります。

なかでも、相手に触れられるのが嫌になるという人は多くみられます。

たとえば、「他の人に触れた身体で触れられるのが気持ち悪い」という考えから、相手を拒絶するようになります。

このように、どんなに相手のことが好きだったとしても、一回浮気されたことで、相手への想いが完全に冷めてしまうことがあります。

すると、嫌いな相手と顔を合わせたくないという理由から、家庭内別居へと突き進んでしまいます。

家庭内別居の原因 ・きっかけ:単身赴任

単身赴任をきっかけに夫婦生活が破綻していくケースもあります。

単身赴任になると、自然と一緒にいる時間が減りますよね。

すると、お互いの気持ちがすれ違うようになったり、1人でいることが楽しくなってしまったりする可能性が出てきます。

単身赴任の間に、定期的に会うようにしていたり、連絡をこまめにとったりしていれば、気持ちがすれ違うことは防げそうですね。

しかし、面倒くさいなどの理由をつけて、相手と距離を置いてしまうと、だんだんとお互いの気持ちが冷めてしまうことがあります。

その結果、単身赴任の期間が終わると、家庭内別居が始まってしまう可能性が高くなります。

家庭内別居の原因 ・きっかけ:義理の親

義理の親と仲良くするということは、夫婦関係を良く保つ秘訣ですよね。

しかし、義理の親と折が合わずに、上手く関わることができないと、夫婦関係に影響が出てくることがあります。

たとえば、義理の親のことが嫌になると、相手の実家に行くことが嫌になります。

義理の親と折が合わないことを相手が理解してくれたら、まだ良いですが、相手が実家が好きだという場合には注意が必要です。

なぜなら、実家が好きな人だと、義理の親との関係が悪いことを、理解してもらえないことが多いからです。

すると、相手にも理解されずに自分1人が我慢しないといけないので不満がたまり、夫婦関係に支障をきたすようになると考えられます。